社外PM(プロマネ)として、惨敗した理由を考えてみる
プロジェクト推進ツール_PYXIDAを開発中のぐりです。
本記事は、ぐりが、業務委託でBtoBのマーケティングを支援しているなかで、プロダクトサイトの全面リニューアルのプロジェクトマネジメントを担当したときの話です。
もともと、2024年2月にリリース予定だったプロジェクトでしたが、最終的に5月末まで延長することとなりました。
そんなプロジェクトマネジメントの失敗談について語りたいと思います。
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状況
プロダクトサイトはすでに持っていたが、フォームがgoogleフォームだったり(それによって数字が取れないだけでなく、広告の最適化もかけられない状況だった)、プロダクトの打ち出したい方向性がコントロールできていなかったりと、この現状を打破するための全面リニューアルプロジェクトでした。
支援対象の企業は、マーケ担当がおらず、CEOやCOO、営業、広報(こちらも業務委託)で、マーケティング会議をするような状況でした。
負けた原因 その① 構成・ワイヤーのレベルが低すぎた
目標として、納期がかなりきつく、とにかく最短で!というスタートアップあるあるだったこともあり、ワイヤーフレームを素人の私が作り、大枠FIXをもらったら、外部のクリエイターを入れデザインとコーディングまでをお願いする手はずだった。
その際に、メインとなるページ(TOP、事例、セミナー、ニュース、料金など)を先に見せ、OKをもらえたので、詳細ページ(例:事例記事のブログパーツなど)をつくらずにクリエイターをアサイン。メインページを作成している間に、平行で詳細ページを作るプランを組んでいた。
しかし、推進していく過程で、事例として公開できる内容のものが急に公開できなくなったり、別プロジェクトで動いていた埋め込む予定だった動画の納期が遅れたり・・・
そもそも広報として、こういう文言で統一したい!というものが後追いで出てきたりと、ひっくり返ることが多くあった。
その都度、ワイヤーフレームを修正をかけざるを得ない状況が続いた。
振り返ると、そもそもプロダクトサイトに影響するものの洗い出しができていなかったことが敗因だと考える。
メッセージの表記ゆれがあるときは、どれが正解か?料金部分はどういう表現をしたいのか?など、あらかじめ合意形成をとるべきだった。
そのうえで、情報をとりまとめ、ワイヤーフレームに落とし込む。そんなムーブができていれば、もう少しうまく立ち回れたのだと思う。
負けた原因 その② ステークホルダーが見えていなかった
もともと、COOの方が窓口に立つという話で、プロジェクトがスタートされたが、推進していく上で、CEOからの意見、営業の意見など多方から、随時指摘があり、コントロールができなくなっていた。
結果、COOが窓口から外れ、CEOが直接みることに。
さらに、広報やデザイナーなど、あとから新たなレビュー者が増え、カオス状態に。
スタートから、この視点はこのステークホルダーから。会社としては?と明確にできる部分はあったと思う。
負けた原因 その③ 先方のレビューの質がキープできなかった
スタートアップだからこそ、レビューでも大枠OKなら先進めて!状態だっ
た。しかし、それが原因でひっくり返るケースが多々。
先方もWEBサイトに慣れていない。そんな中、レビューしてください!と言われても、なんとなく良いと言いたくなる気持ちもわかる。
レビューの視点リストを作ることで、回避できる部分はあったのかもしれない。
例えば、デザインの雰囲気はどうか?プロダクトにマッチしているか?
構成の順番はどうか?ストーリーが成り立っているか?
そういったものがあれば、そのレビュー者が不安な要素があれば、各ステークホルダーに聞くだろう。そういったムーブが視点リストがあれば自然と発生していたのかもしれない。
社外の人間はプロジェクトマネジメントが難しいことを痛感
社内ではいくつものプロジェクトマネジメントをしてきたが、今回社外PMとしての活動は初めてだった。
そのうえで、社外の人間ならではの難しさを感じた。
1つ目に、ステークホルダーが把握できていないところからのスタートであること。
2つ目に、状況がかわったことをキャッチアップすることが、難しい。(先方から言われないことは気づけない)
3つ目に、、自分の意思が出しづらい。
Aさんは○○にしてと言う。それは今回の目的から遠いので、やったほうがいいことはわかるが、今回のタイミングでは見送ることとする。
Bの納期が遅れるなら、TOPページから事例のパートを外そう。
のような、PMとしての判断が、社外の人間からすると、瞬時にできない。
必ずメリットデメリットの天秤を説明し、今回はやめましょう?という提案を先方にする。その工数が膨大にかかる。
だか、自分で細かい部分でも判断してしまうことは社外の人間だからこそできない。(責任が取れない)
結論、先方に必ずバディを組んでくれる窓口を用意すべきだと考える。
先方窓口がどこまで判断権限をもらえているかを把握しておく。窓口が社内のとりまとめをする体制を整えてもらう。
社外PMで、プロジェクトマネジメントをするならば、バディが必要だと、今回の経験から学ぶことができた。
みなさんも社外PMをやる機会があれば、意識してほしい。
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PYXIDAを利用することで、だれでもプロジェクトが推進しやすくなるようになり、今までのプロジェクト管理ツールとは違い、計画の質を高めるタスク提案と具体的なアクションに落とし込むタスク分解の機能を持ちます。
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