自動車業界の働き方について
こんにちは。
ドンキー(@donkey_tenshoku)です!
本日は自動車業界ってどんな働き方をするのかを紹介していきます。
もし就職、転職を考えている人がいれば参考にしてみてください。
その前に簡単な自己紹介を
自動車業界に存在する会社
そもそも自動車ってどのように作られるか知っていますか?
1台につき約3万個の部品が使用されていて、自動車メーカーはそれを組み立てていくんです。
もちろん設計を行ったりしていますが基本的には組み立て屋になるんですね。
そして3万個の部品それぞれに会社が存在しているわけです。
自動車業界ではそれぞれの会社をTierと階層分けをしており、Tier1に近ければ近くなるほど会社数は少なくなり、規模が大きくなっていきます。
一度トヨタを例に見てみましょう
このようにピラミッドの一番上が自動車メーカー、次に部品メーカーとなり、Tier1がTier2から物を買う、Tier2がTier3から物を買うといった流れです。
余程会社にこだわりが無い限りはTier上位を目指したほうが待遇も福利厚生も良くなります。
自動車業界の仕事内容
自動車メーカー、大手部品メーカーにおいては大きく5つに分けられるかと思います。
※バックオフィス系は除いてます
・開発、設計
・生産管理
・品質管理
・調達
・営業
それぞれ詳細を見ていきましょう。
開発、設計
基本的に理系の人が入ります。
ここでは商品の開発や設計を行いますが、簡単に言うと設計図を描く人ですね。
部品ごとに部署が存在し、シャシー、電装、内装など細かく分かれています。
自動車メーカーが各部品の図面を作成します。
(実際は部品メーカーと自動車メーカーですり合わせていきます)
図面が完成したらそれを元に製品が作られていくといった流れとなります。
生産管理
理系も文系もいます。
基本的に工場勤務ですね。
生産の管理や、生産の効率化、部品の発注などがメイン業務です。
ここまで大きな産業になると、輸送費が莫大にかかるため納期遅れは損失に繋がります。
よってこの部署で厳しく管理をしているんですね。
ただ工場勤務ということもあり、現場の人との関係性も保ちつつ無理なお願いをすることもあるので板挟みになりやすいです。
ただどこの製造業でも働ける経験は得られそうなので、転職には有利かも。
品質管理
基本的に理系です。
製造業であるが故に品質の担保が重要です。
品質が悪く事故になったらリコールにも繋がりますしね。
主な業務内容は、生産上で見つかった不具合や市場不具合品の調査を行い、要因を突き止める部署です。
あとは抜き打ちで生産品のチェックも行ったりします。
地味ではありますがとても重要な部署ですね。
調達
文系が多いけど理系も可。
自動車は3万点ほどの部品で成り立ちます。
なので仕入れが重要になってくるんですね。
なので部品メーカーと価格の交渉を行うのがメイン業務です。
部品メーカーの窓口とも思ってください。
営業
基本的に文系。
自動車メーカーと部品メーカーで内容が少し変わります。
自動車メーカーの場合自社の車を売り込みにいく仕事になります。
ディーラーや個人のお店等への営業活動、海外への営業もあるので基本的に転勤があると思ってください。
そして世界中飛ばされるので覚悟が必要です。
その代わり出張の手当は魅力的です。住居、医療にお金はかからないし駐在手当もかなり貰えます。
自動車部品メーカーの営業は自動車メーカーの調達と折衝する部署です。
基本的には社内調整人員です。
スケジュールの管理や価格の交渉などがメインなので営業ではなくアカウントマネージャーが正しいかもしれません。
私も営業でしたが、酷くつまらない仕事でしたね。
ただ大きい会社であれば転勤もありますし、手当もいいです。
自動車業界の展望
私個人の意見ですが、厳しいでしょう。
規模は小さくなっていくでしょうね。
そもそも成長産業ではないので安定が売りでしたが、中国韓国の追い上げ、EVへの出遅れなどで窮地に立たされています。
もし自動車が好きなんだと言う人は、EVメーカーや海外メーカーに勤務したほうが良い経験が出来るかと思います。
今のEVシフトは完全に日本潰しの物なので、厳しい未来が待っているでしょう。
今の好待遇もいつまで続くかわからないです。
であれば成長産業に身を置いたほうがスキルも経験も得られますよ。
だからしっかりと考えてください。
もしもっと詳しいことが聞きたければTwitterでDMください。
少しはお力になれるはずです。
(@donkey_tenshoku)
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