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サイバーパンクRED簡易戦闘ルール
サイバーパンクREDで、ランダム遭遇の途中のザコ戦とか発生するたびにマップ置いてキャラ配置すんのダルいので、抽象戦闘で処理するルールの試案。
マップを置くのは、要するに「距離をはかる」ためだ。プレイヤーの「GM、そのクソ野郎は俺から何m離れてる?」という質問に答えられるようにするためだ。これをマップを使うことなく、ある程度それっぽく、かつ負担が少なく、フェアに答えられるようにすることが目的だ。
1:基準距離を決める
その戦闘における、「敵」集団と「味方」集団の大まかな距離を決める。これを「基準距離」と呼ぶ。
特に変更がない場合、「敵」と「味方」のキャラクター間の距離は、この「基準距離」に準じる。
「敵」同士・「味方」同士の距離は、その場その場で好きに決めてよい。
基準距離の大まかなイメージは以下の通り。
10m:狭い場所(狭い屋内、路地裏)
20m:開けた場所(ショッピングモールの店内、大通り)
30m:広大な場所(ショッピングモールの駐車場、ハイウェイ、荒野)
2:距離の調整
自分のターンにおいて、各キャラクターは移動アクションのかわりに「距離の調整」を1回行なうことができる。
「距離の調整」において可能なのは、以下の2つだ。
「近づく」
相手の方へ近づくよう、距離を調整する。D10をロールする。その出目mぶん、距離を詰める。
つまりその手番内において、「敵」「味方」間の距離は「基準距離-D10の出目」(最低0)mとして扱う。
「離れる」
相手から遠ざかるよう、距離を調整する。D10をロールする。その出目mぶん、距離が離れる。
つまりその手番内において、「敵」「味方」間の距離は「基準距離+D10の出目」mとして扱う。
必要なければ、「距離の調整」を行なわなくてもよい。
ターンの終了後、変更された距離は「基準距離」に戻る。
要するに、各キャラクターのターンごとに距離はリセットされる。「さっき近づいたから今は何m」とか覚えておく必要は一切ない。基準距離だけを参照しろ。
3:オプションルール
ヴィークル
ヴィークルに搭乗しているキャラクターは、「距離の調整」において、近づく/離れる距離を2倍(最低0)にする。ただし、そのラウンドですでに同じヴィークルに搭乗したキャラクターが近づく/離れるのどちらかを選んでいた場合、必ず同じ選択をしなければならない。
範囲攻撃
爆発物やショットガンなど、範囲内の複数のキャラクターを攻撃できる武器を使用した場合、攻撃できる人数は最大1D10-5(最低1)人とする。
制圧射撃
制圧射撃を行なった場合、巻き込める人数は上記の「範囲攻撃」に準じる。また、その効果は「次のターンでは、距離の調整で「離れる」を行なわなければならない」となる。
遮蔽
GMが「その場に遮蔽になりそうなものがある」と判断した場合、キャラクターは遮蔽をとることができる。
この行動には1回のアクションを必要とする。遮蔽をとっている場合、そのキャラクターを攻撃の対象にとることはできない。
遮蔽は、次のそのキャラクターのターンの開始時まで持続する。
基準距離の変更
GMが「戦闘エリアが移動する余地がある」と判断した場合、基準距離を変更できる。
2ラウンド目以降、ラウンド開始時に「基準距離」を変更したい陣営のキャラクターの半数(端数切り上げ)が自分のターンを放棄することで、以降の「基準距離」を+5(最大で初期の値+10)あるいは-5(最低0)できる。
両陣営ともに「基準距離」を変更したい場合、人数の多い陣営(同数ならば敵)から順に、1回だけこれを行なう。
その他、思いついたら書き足したり訂正したりする。