歌姫庭園34に行ってきましたよ!
浜松町駅
こんにちは、ドンちゃんの友人の曇手です。
3月19日昼、浜松町駅。私は東京に来ていました。こんな田舎者が東京にまでノコノコと出て来て一体何をしようと言うのか。賑わう人混みを掻い潜り東へ向かいました。
ここは……?
都立産業貿易センター浜松町館……?
という訳で今回は大手アイマスオンリー同人誌即売会の「歌姫庭園34」に参加してきました。前後日で東京に用事があったのでちょうどよく顔を出せました。同人誌即売会とか初めて参加するので楽しみ~。
サークルカットや配置に目を通しても初心者なのでチンプンカンプン過ぎてとても難しかったです。何回か行けば慣れたりするんですかね。そこそこで見渡せる程度の会場の筈なのに迷いに迷ってしましたが頑張りました。ji
ラインナップと感想
今回入手させて頂いた戦利品はこちらになります。円香や雛菜やあさひのレイヤーさんが居たり、ネットで見掛ける作家さんなどが実在する事を確認できたりと色々楽しかったイベントです。
歌姫34
名付けとは、モノやコトをそれとそれ以外で明確に分ける行為を指して、カテゴライズやタグ付けに近い意味を持ちます。不定形で境界が曖昧だったモノやコトに対して、線引きをして形(具体的にしても概念的にしても)を与える行為です。透と円香がこの本の中で築き上げている関係というのも、そう易々と名前を与える事の出来ないものである様に描かれていると感じました。基本的にギャグ調であーありそ〜っという感覚なのに、何処となく儚げな雰囲気も相まって、2人らしさっていうのが存分に感じられてとても好きです。
雛菜から透に向かう憧れにも近しい感情が丁寧に描かれていて好きです。他の誰よりも透をずっと見てきた雛菜とそれに対し両想いと応える透の関係最高ですね。雛菜も透もこれから先ずっと一緒にいる事を信じて疑わない感じがとても良かったです。大人になっても幼馴染で飲みカラに行くの最高すぎる……、ずっとこのままでいて欲しい……。
SF16
とおまど吸血鬼ハンターパロでした。ノクチルが別行動してるのちょっと意外だなぁと思いながら読んで行くと、仕掛けられたカラクリに気付き、凄! ってなりました。キャラの表情描写がとても卓越していて、私は特に28ページの悪戯気に笑う2人が好きです。加えて、映画の様な大ボリュームのアクションシーンが息を呑みます。全員が難しい立場に置かれながらも、生きて行くのをありありと見せ付けてて凄く好きな作品です。
円香は幼馴染として幼少期からずっと雛菜と共に歩んで来たのでななひの成長に雛菜を重ねちゃうのもう業じゃん!!ヤバ!!というのが第一印象でした。
ななひが「遊びに来た!」って家に上がって来るシーンで円香がパソコンの前に居るって事はななひに合鍵持たせてるからわざわざ玄関まで行く必要ないって事なのでは?? ななひが雛菜の制服着て来た時にわざわざインターホン押したのって絶対に円香の反応見たいからじゃん。初めて会った時の顔をああいう形で再現させたんですかね。
冒頭の「円香ちゃんさぁ、私の事好きでしょ」と終盤のセリフが、微妙に違ってるのは円香視点とななひ視点の差だったりするんでしょうか。
凪さんのひなまどをはじめとするノクチル間のクソデカ矢印の横行大好きなので皆さんも是非ね。
ファンタジーから日常まで様々な世界観のお話が、展開されてゆき、物凄く素敵な作品でした!! ゲーム本編ではあまり絡みのない小糸と摩美々のお話が2本も収録されており、私にとっては新鮮でとても楽しく拝読いたしました。ただでさえ読みやすい文章に加え、イラストのおかげでより深く味わえしました。個人的に7作の中では「ひだまりのオードトワレ」がとりわけお気に入りのお話です!! カフェでファンに話し掛けられているシーンが、微笑ましくもあり誇らしくもありで……。どの短編も本当に良い作品だと思います。ありがとうございました。
樋口と甘奈が親友になる159'sシリーズの続き物で、ヘラった甘奈が樋口の家に押し掛ける話です。個人的にこるむさんの描くシャニの世界観がめちゃくちゃ好きなので今回入手出来て嬉しかったです。甜花がちゃんとお姉ちゃんしてたり、樋口が甘奈の扱い上手かったり、そういった関係性や言動の機微をじっくり描いている作品でした。続きが楽しみです。
2021
チームピーちゃんは優しさと思いやりで構成されてます。散りばめられている小道具とかラジオブースとかがしっかり描かれてるので没入感というかありそう感がひしひしと感じられます。だからこそ途中にさりげなく挟まるどんぐりの置物とかが効いて来て、あーこの時に拾ったどんぐりで作ったんだなぁ、霧子はそれが目に入って思い付いたんだろうなぁ、と想像の余地が広がります。出て来る人が皆んな、人に気遣えて優しくて暖かくなるお話です。
2022
甜花と恋鐘が英語を話せる様になります!最初は数字を英語でどう言えばいいか分からなかったけど、いつの間にか複数形のsの付け方まで身に付ける賢過ぎる頭脳です。甜花ちゃんは賢いね……。カタカナと漢字に振り仮名があるのでありがたかったです。
他にも色々な作家さんが集った合同誌なので様々なすごい甜花ちゃんが楽しめるのでめっちゃお得です!
もちもちなイルミネのお泊り会最高すぎます!!!!! お互いの事を好きすぎるイルミネの関係性が良すぎて本当に良かったです。めぐるがイルミネ愛を惜し気もなく出してるのも、それに照れてる灯織も可愛い~! プラネタリウムカフェで振り返ってる真乃も綺麗で、描かれてる子たち皆好きです!
表紙がオシャレです。舞っている羽の中にビヨンドザブルースカイが映っていて、真乃の始まりの話なんだなって思えます。アイグラを貸してくれた学校の子、自由に飛ぶ姿を見せるピーちゃん、真乃を見届けてから北へ羽ばたくジョウビタキ、2度も声を掛けてくれたP。真乃の周りは優しい心の持ち主がいっぱい居た事でアイドルになる決心がつくのがとても好きです。一歩踏み出した事で灯織やめぐると出会えた訳ですし。本編真乃の急な心変わりをめちゃくちゃ上手く補完した暖かい作品で本当に好きです。
ゆるふわな日常4コマとイラストノベルが織り成す可愛い本でした。4コマとそれ以外(あさあさ漫画と凛世ノベル)で輪郭線の太さを変えていて、メリハリが効いてるのがめちゃくちゃ丁寧で好きです!! エモ盛りを頬張る凛世が知らず知らずの内に他者へ活力を与えてるのが何か良いですよね……。癒される雰囲気の本で大好きです!
キラキラなラメと可愛いストレイが超絶ポップでもう最高でした!! 幼げなあさひの顔がずっとかわいいし、素直でわちゃわちゃした言動は読んでいて癒されます! レインコート着てたり、髪を嗅いだり、走ってたり、宇宙服だったりといった仕草の端々が柔らかいタッチも相まって、本当に可愛いです!
デフォルメギャグ漫画で全部面白かったです!! あさひはリスで5歳児でモチモチなのが最可愛。アップになるとより一層可愛くてイイわね。無印の番外編で霧子と三峰も居たり、②の奥付にギャルあさひも居たりと隅々まで楽しいです。やはりギャグ4コマをずっと描かれている方なので、どの漫画もめちゃ面白いです。
最後の1冊を手に取らせて戴きました。白黒の漫画なはずなのに全ページずっとキラキラと輝いている様なそんな超超明るくて元気が溢れてる1冊で、ほぼ全ページ笑顔満点な2人がすこぶる良いです。
当書で果穂にとってカレーは1つのきっかけであると解釈していたのが、とても印象的でした。315プロに移って最初に実装された天冬のSR+もカレーのカード(カレー作りの趣味が追加されたのも315プロ移籍時)なので、カレーは315の天冬にとっても再スタートの1つなのかも知れませんね。
いつか果穂と天冬の2人でカレー作る番組とか来て欲しいですね。
樹里ちゃんが復活するまでを大分シビアに描き切っている印象の作品でした。心がゆっくり折れていく過程が実に生々しく、どうしようもなさに苛まれる樹里ちゃんがしっかりと描かれているのが本当に誠実で良いお話だと思いました。樹里ちゃんを信じて待つ周囲の人や支えてくれる人達が居てくれたからこそ戻って来れた訳で、樹里ちゃんがやさしさ一等賞である事の賜物のような気がしました。あとがきでもずっと真剣で読み甲斐があったのですが、背景が樹里スカジャンin布団な事に気付いて爆笑しました。
120ページを超える大ボリュームな合同誌です。名立たるシャニマス作家さんやシャニマス絵師さんが総勢27名も集合した超大作でした!! 意外とゲーム本編で絡む事が少ない17歳組が堪能できてすこぶる楽しかったです!! やはり作者さん毎のキャラや漫画の描き方が多種多様なので、そういった個性の違いもめちゃめちゃ楽しめます! 実際にこんな日常が裏であったら良いな……と思っちゃいました。時折挟まれるカラーページのオシャレさと言ったらもう凄くて……。120ページがあっと言う間に感じるくらいにページをめくる手が止まらない合同誌でした!!!!
ピーくんちゃんさん可愛すぎて凄く良かったです。天井がコンカフェに沼ってるのも何か良いですよね。このピーくんは天井より何枚かうわてな感じがして好きです。フラれても諦めずに通う天井の健気さもそれっぽくてむしろ可愛いまである。そういうところ含めて天井は潜在的に受けの要素が偶にほころんでる気がする、多分……。P天好きなので手に取れて良かったです!
天井の贖罪についてをしっとりと描いた作品です。あの……めちゃくちゃ最高です。普通に。絶望の冒頭からゆっくりと良い方向に進んで行くので、救われたと思った途端にね。逆向きのカタルシスを感じました。立て続けに崩壊して行く平穏の因果を自己の中に求めざるを得ない天井は、やはりロマンチストなのかなって。逆に空っぽになった箱へ新しい希望を詰め込めたのも天井なのも救いで、銅賞まで貰える程に評価されるのも美しい因果ですよね。当然ながらめちゃくちゃ話の構成が好きでした。あと罰ゲームで『バカみたい』歌わせようとするルカが可愛かったです。
軽食
初めての即売会の後は腹ごしらえに。ちょうどこの時期に「ばくだん焼本舗」とsideMとのコラボがあったのでそちらに向かいました。ばくだん焼というのは大きくて中身がトロトロなたこ焼きみたいな食べ物だそうで、今回初めて戴きます! とりあえずレギュラーとねぎ塩マヨを注文です!
パッケージのミニキャラがめちゃくちゃ可愛いですね~。てんてると漣君可愛いね~。で、貰ったグッズがこちらでした。
ピエールのアクスタ、彩のブロマイドとMフェス2023組のブロマイド、桜庭先生のコースター、朱雀と漣君の缶バッジといったラインナップ~。東京というかアイマスを大満喫した1日でした。出張で東京来れてよかったです。まあ余韻とかなくこの後すぐ帰らなきゃいけなかったんですけどね。