SSF06に行ってきましたよ!
東京流通センター
こんにちは、ドンちゃんの友人の曇手です。
11月19日昼、平和島。前回と同様、即売会に参加する為この東京流通センターへと舞い降りました。という訳で今回はシャニマスオンリー同人即売会の「SHINY STAR FESTIV@L06」に一般参加してきました。
即売会2回目なのに何にも分からなかったです! 前回の反省を何にも活かせていない! 今回の反省点は主にこれ!
・会場に着いたらあんまりネットは見れない(完売情報とかを取り逃しがち)
・行きたい所は事前に場所を把握しといた方が良い(2敗)
・最近の同人誌の値段は1000円前後する(500円くらいと高を括るっていると痛い目を見る)
・最初の1時間はめっちゃ混むし、人流も鈍い(動けない!)
皆も気を付けよう!
それと前回記事でも申し上げた通り、こちらの合同誌に寄稿させて頂きました! 計310ページの大ボリュームな超大作! こちらのお話はまた後日に。
ラインナップと感想
今回入手させて頂いた戦利品はこちらになります。SSFはコスプレが禁止なのでそれを皆ちゃんと守っててめっちゃ良かったです! 一般参加者は会場の撮影が禁止なので撮ってないです。
150ページを優に超える超大作でした! 世界設定の構築は当然の事、大迫力のバトル描写や心情の機微、果てには細かく取り入れた公式ネタまでに至るまで、全ての要素がめちゃくちゃ巧妙に折り重なって紡がれた1冊です! 割と最近の公式ネタまでちゃんと拾われていたりして、一体いつから描き始めていたんだ…と驚きを隠せませんでした。最期はアンティーカ・ストレイの両陣営にとっても絶望的でありながら微かに希望を覗かせる締め方なのが芸術的とさえ思えます。
ゆるふわな絵柄から醸し出されるとても鋭いギャグ4コマ集でした。何気ない日常の中から、ネタを拾ってくるアンテナが凄くビンビンなんだなぁとめっちゃ感動しました。我が儘、鳥貴族、ジョジョ、ドクターK、銀魂などなどネタが豊富! で、みんなめっちゃ丸っこくて可愛い! デフォルメもめっちゃ最高! 買えて良かったです!
シャニのマフィアパロ合同誌です! 直立行走さんの寄稿なされたバチバチに上手過ぎるイラストと漫画! じゅりまみVSこいルカによるド迫力がガンアクション燃えます! 最後の小糸が意味深ですね……。よふらるとさんの荘厳なタッチで描かれるスチルのカッコいい事この上ない! 取り分け銃の手入れをしているアンティーカが渋くて渋くて……。無理数さんによる寮組の漫画、千雪さん凄い手練れのネゴシエーターで良いですよね、本当に。
甜花ちゃんがすこぶる頑張るシリーズの2023年版です! 名作家さん達によって描かれる甜花ちゃんの数々が可愛楽しい! 甜花ちゃんとゲストキャラ達(摩美々や円香やアルスト達)のソッと優しい姿で心が温まります。甜花ちゃん、ちっちゃくなった皆のお姉ちゃん出来て偉いね……。加えて、匿名希望さんによるルカの描き方の上手さ。珍しい締め方だなぁと思って後書きを読むと納得でした。確かにルカはああいう描き方も凄く似合います。甜花ちゃんというテーマの中でここまで様々な作品が生まれるのがこの合同誌の凄い所だと思います。
中学生という制限によって叶う事と叶わない事の間にあるお話だと思いました。アイドルであるという点を活かして委員長を照らそうとする姿勢が、とても健気であさひっぽさの表れでとても真っ直ぐに映りました。一方で、子供であるからこそ委員長がライブを観に行けないのがめちゃくちゃ上手いギミックです。単純なハッピーエンドで終わらせず、ビターエンドであるからこそ、あさひが委員長に手を伸ばそうと努めた事実が本当に美しく、シャニマスっぽさが強く輝いていると思いました。
SF映画好き多くてめっちゃ良い!! 初手から『NOPE』はニッチでゾクゾクしました。映画とシャニマスって親和性が結構高いと思っていて、映画好きな浅倉は勿論のこと、シナリオの作り方とか演出の元ネタとかを名画から引っ張って来るのも多いですし。二次創作でもそういった描かれ方で、彩られる彼女らの日常がとても美しく映りました。しかも形式も様々で映像という媒体が取れないからこそ、漫画や小説だけでなくイラストや短歌という様な、多様性に富んだ作品が集まるのがとても素晴らしいと思いました。ただ元ネタの映画が分からなかった作品が何本かあったのが悔し~! もっと映画も観なきゃ!
「『浅倉透』は『浅倉透自身』も分からない」をテーゼとする漫画です。前半に描かれる薬の話を経て、後半に摩美々の夢の話に繋がるワケですが、ここで描かれる透のミステリアスさといったら……。夢の中に登場する透はその薬が「毒薬」だと思って呑んだのか、「巨大化する薬」だと理解した上で呑んだのか、彼女の底知れなさが仄かに伺い知れる1冊です。
放クラメンバーとノクチルメンバー間のほのぼの越境漫画です。青と橙の2色刷りで表紙の装丁共々めっちゃ凝っててまずそこが凄いです! 公式のコミュからネタを引っ張って来ており、エピソード同士の橋渡しがとても巧みです。ひょっとしたら越境コミュとしてもありそう! と思える程にほんわかとしていて、しかもちゃんとテーマ性というかメッセージ性も丁寧に編み込んでいたのがとても好きです。初めと終わりで綺麗に締める上に、締め方もホッコリする作品でした。手に出来て良かったです。
リタ。さんの描くとおまどって本当に丁寧なんですよ何もかも。ギャグとロマンスのバランス感覚が絶妙で美しいです。樋口円香に生まれてよかったと彼女自身がそう思えたのがとても嬉しい。同棲始めた頃からもう下の名前呼びに戻したんですかね。繊細さとユルさの間で紡がれる事実婚後の2人の日常が続いてくんだろうな、と思える漫画でした。前作も合わせて手に入れましょう!
冬優子にしか見えないあさひに生えた天使の輪っかについての合同です。これは何か新しいバースの誕生に立ち会っている様な、それ程のセンセーショナルさを感じます。天使バース? ヘイローバースかも? 周りの人や、あさひ自身にも変化がないのがぽくて良いです! 実際あさひは気にしなさそうですもんね。せーみさんの描くあさひの輪は死ぬ程甘ったるいっぽいのに対し、凪さんの輪は無味。塩屋どーなつさんのどこか飛んで行ってしまいそうなあさひときゅこさんの堕天しそうなあさひ。とそれぞれの作者さんによる価値観がめちゃくちゃ諸に反映されていて、とても好きですね。
終わりに
後半につれて感想に筆乗って来ましたね。今回は私自身も寄稿したので、とても思い入れのあるイベントになりました! またあったら参加したいですね! 作品の公開解禁日は2024年5月19日なので、寄稿作品についての編集後記はもしかしたらその時かもですね。