【174】後ろ
人間は常に成長する。
幼少期に
身長が伸びることに
本人は気付いていないが
周りの人間は
その成長を感じている。
私は小学校の頃
身長が高い方だった。
しかし
中学になると
どんどん周りに
身長というカテゴリを抜かれ
一気に背が低いという
レッテルを貼られたことを
今も覚えている。
それだけ
人間の成長は
人それぞれだ。
そんな中
髪の毛の伸び伸び度も
人それぞれといえる。
髪が伸びると
行かなければいけないのが
理髪店だ。
邪魔な髪を
技術を用いて
ええ感じにしてくれる
人間の成長には
欠かせない存在だ。
そんな理髪店にて
ある程度髪の毛を
裁断してもらった後
店員のこの一言を
耳にした方も
多いではないだろうか?
鏡を持った上で
「後ろこんな感じになってます」
正面の鏡から
鏡を持ち後ろ髪を
紹介する
理科の実験のような
イベントだが
私はこのイベントに
一言投じたい。
「後ろどうでもええ」
美意識が高い人なら
このイベント後に
「もう少し切れ」などと
意見はあるかもしれないが
正直なところ
このイベントは
不要と言っても良い。
なぜなら
後ろ髪で美意識を
披露する場など
無いに等しいからだ。
あなたの後ろ髪素敵!
なんて言葉はなく
人は常に正面で戦っている。
その正面で
美を競っている世界線で
後ろ髪の勝負感は
ゼロといってもよい。
全ての美容関係の方々。
人類はそこまで
後ろ髪にこだわってないので
無駄なモーションです。
この言葉を送り
本テーマの後書きにしたい。
後ろについて
正当化し
論破できる方は
かかってきてほしい。