【169】デリケートゾーン

放送禁止用語をご存知だろうか?
テレビ業界では
様々な用語が禁止されている。

例えば女性の陰部の名称は
テレビ界では禁句となっており
男性の陰部の名称は
堂々と発言できる。

男女平等の日本という国で
この事実は永遠の謎である。

そんな陰部について
テレビでは発言できないものの
その陰部に対する
役立ち系の商品を取り扱う業種に関しては
テレビCMなどで
宣伝していかなければならない為
なかなか不憫なものである。

そんな陰部のかゆみを
抑制してくれる商品を取り扱う
テレビCMにて
このような文言を
聞いたことがないだろうか?

「デリケートゾーンのかゆみに効く」

なるほど。
陰部の名称をデリケートゾーンと
表したのだな。
素晴らしい発想の転換だ。

とは、ならない。

デリケートという言葉を
しっかりと理解しているのだろうか?

デリケートの意味はこちらだ。

繊細であるさま

デリケートゾーンということは
繊細である部分となる。

ちょっと待て。
確かに陰部は
繊細な部分かもしれない。

しかし人間の部位は
繊細だらけである。

例えば眼球を突かれたら
大惨事になってしまう。

口に汚物を詰め込まれたら
大惨事になってしまう。

耳に大音量のヒップホップが流れたら
大惨事になってしまう。

人間には
様々なデリケートゾーンが
存在している。

それを
繊細の代表を
陰部と象徴すると
他にも繊細は数多存在するのに
陰部の自分勝手感が否めない。

陰部をテレビ上
表現できないことは
仕方ない事実だが
その代用として
デリケートという言葉を
用いることは
許されることではない。

身勝手なデリケートを
野放しにすることなく
陰部の他の呼称を
考案することが
陰部関係業種には
求められる事案である。

デリケートゾーンについて
正当化し
論破できる方は
かかってきてほしい。

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