小さな食料品店のあきんどエッセイ 商売と政治 一票のリアリティ
2023年の4月9日(日)投票日当日の朝はすごく穏やかで気持ちのいい朝でした。
日曜日はいつも地元の里山、大原に野菜を仕入れにいくので
朝5時に起きて眠気真子で猛ダッシュで着替えて5時15分におかんと車で出発
毎週ほぼ欠かさず野菜を仕入れにいってる大原での朝市
東京からこっちに帰ってきた2019年の5月以来ずっと続けているのでもう4年近くになるのか、、、
朝は道も空いているし空気感も澄んでいてとても気持ちがいい
高野より少し寒い大原や八瀬の山に、まだ僅かに残る桜(山のなかにぽつりぽつりとある桜の木は可愛い)を楽しみつつ
短期間だったけども、自分なりにできることを詰め込んで向き合った選挙活動をやり切った気持ちいっぱいで大原に向かいました。
一仕事終えて戻った我が家のある高野の朝はビックリするぐらいに清々しく
忌野清志郎さんの歌がめっちゃピッタリすぎて笑ったのでした。
こうやって想いを言葉や歌にして表現してきた先人たちの情熱に触れ、朝から胸が熱くなる。
そんな穏やかな日中と打って変わってドキドキが止まらない、開票速報を待つ長い夜
左京は最後の最後まで結果がわからず、誤報なども相まって緊張で体がおかしくなりそうでした。それも当選の喜びを倍増させてくれるスパイスだったと思えばいい時間でしたが、なかなか焦ったい夜だった。
結果が出たのは深夜1時ごろだったかな?!
よくある万歳三章なんかじゃない
それぞれの笑顔、涙、ガッツポーズ
敦子さん本人はというと、案外飄々と、でも喜びも滲み出ていて
ひとりずつと握手や抱擁をかわす温かくも無理のない自然なままの表情
嗚呼すごい。ドラマティックとさようならした人の自然体がそこにあった。
当選は嬉しいが、選挙全体を見渡すと決して笑ってはいられない結果
当選が目的ではない
だからこそのこの反応
もうすでに始まっているのを感じた真夜中の1時過ぎ
ここにはマスコミはこない。何度か確認した!確認したが当選は嘘や勘違いじゃない(笑)
正直、朝5時から活動していたので眠すぎてふわふわしていました。嬉しいふわふわと眠いふわふわのダブルふわふわのなか自転車を漕いで家に帰った。家についても眠いのに全然眠れなかったです。
真夜中のメッセンジャー履歴を見ると選対のみんながそんな感じだったっぽかった(いや実は私は結局ぐっすり寝たのだが・・・)
次の日の朝、通常営業のドングリに最初に入店したお客さんが入店するやいなや
〝井﨑さんよかったですね〜自分の1票にこんなに意味を感じたのは初めてです〟とおっしゃったかとおもうと
母の友人が現れて
〝るみちゃんほんまによかったな〜〜〜!〟
と、普段はもしかしたら組織的に違う人に入れていたかもしれない人もわざわざ喜びを伝えにきてくれました。
思っていた以上に喜びの声が私にまで沢山届きビックリ
左京区に関わらず全国多方面から寄せられた友人・知人からの選挙中の応援、感想、当選後の喜びの声を赤塚の主観により少し表現を赤塚流に変更してご紹介して終わりにしたいと思います。
〝左京区がもっと好きになった日〟
〝自分の一票がこんなに大切と思えたのは初めて〟
〝めちゃくちゃ応援している。しれっと左京区に投票したい〟
〝市民の底力を感じた。一票の大切さが染み渡る。私たち世代にもできることがある〟
〝人と違う自分を認められそうだ〟←ごめんだいぶ端折ってる笑
〝ぶぅちゃんのフィルターを通したリアルな言葉があった〟
〝エッセイ勝手に拡散してごめんなさい〟←ありがたいです笑
〝馬力使って絶対に諦めたらあかん局面で踏ん張る大切さを教えてもらった〟
〝忙しくて忘れていたけど頭の中にあった記憶をノート見て思い出せました〟←勝手に拡散した人のおかげでノート読んでくれた人
〝るみさんにとってのいざきさんが、きっと私にとってのるみさん〟←泣けた
〝商売と政治。印象的な言葉でした。パクります〟←光栄です
〝変なことに変だよね?と素直に言えること大切ですよね〟
〝井﨑さん当選おめでとうございます。初投票!の人を連れてった甲斐があります〟
〝250票は確実に草の根活動の成果やな!素晴らしい!〟
〝おおすごい。得票差もリアル〜!!〟
いや、ほんまに、みんなと同じ気持ちでした
こんなに一票を大切に思ったのも初めてやし、自分の一声が現実に反映されるんだと実感できたのも初めてでした。
〝諦めてる若者が多い中で、行動したことが素晴らしい。諦めないことが一番大切なんだと気付かされました〟
いや、ほんま急に、やらな!って駆り立てられて誰にも頼まれてへんのに書きはじめたこのエッセイ。思いつきばかり得意な私が思いついてちゃんと行動に起こせたことが本当にビックリですよ。
一生懸命やってよかった。この何人かの声を聞けたことが本当に自分にとって素晴らしい経験になった。心からそう思えた月曜日の朝でした。