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#1 満開のキクイモ染め

自家栽培のキクイモの花が10月上旬に満開となり、花と、茎と葉の上のほうを刈り取って草木染めをした。

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採ってきたキクイモ約300gを刻み、約10倍の重量(3L)の水に入れて沸騰後20分煮て抽出し、ざるで液を漉して別容器に移した後、2回目は2Lの水を入れて同様に抽出、2回分を合わせた。

染液を分け、0.3%のミョウバン(アルミ)と、ストーブ灰の10倍希釈の灰汁(灰を10日以上10倍容積の水に入れておいた液)の2種類の媒染をした。1種類に対し、染色と媒染を50~60℃で20分ずつ、間で軽く水洗いをしながら交互に各2回行なった。

染める布としては豆乳で下地処理をしておいた晒を使い、ビー玉と輪ゴムで数か所絞りの模様を入れておいた。

アルミ媒染では、かなり鮮やかな色になった。

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灰汁のほうは薄いベージュがかった色でほとんど染まらなかった。

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そこでこの灰汁媒染を行なった上からアルミ媒染したところ、アルミ媒染のみ行なった分と似てはいるが少し暗めの色になった。
それならいっそ鉄で媒染をと、灰汁とアルミの影響をなるべく消すため、染色と鉄媒染(釘を酢にひと月ほど浸け、250倍に希釈した媒染液による)を交互に各3回行ない、狙い通りシブい色が出た。
しかしひどく時間がかかった( ノД`)…

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それぞれ最後は染液に浸して水洗いし、染め上がり(左はアルミ媒染のみ、右は灰汁→アルミ→鉄媒染のもの)。


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