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カイロの地下鉄、カイロ空港(の近く)へ!

人口1000万人とも1200万人ともいわれるエジプトの首都カイロは、恒常的な交通渋滞に悩まされている。北へ南へなし崩し的に町は大きくなっているものの、基本的には中心部に官庁も企業もひしめいているのだから、お手上げだ。距離的には40分程度で着くはずの空港も、渋滞のために所要2時間とも3時間ともいわれているほど。

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2020年8月16日、地下鉄3号線が北東へ伸延され新駅開業セレモニーが行われた。開業したのは空港の北を通る路線で、将来的には枝線がターミナルに乗り入れる予定。空港の往復に地下鉄が使えるようになったら時間がきちんと読めるようになる。海外から到着した旅客が必ず受ける「タクシーとの料金闘争」「客引きとのバトル」という洗礼も、回避できるようになるだろう。

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チケットを買う行列は「なんとなく」がエジプト流・・・。

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地下鉄は、東芝や近鉄製の車両が使われている。女性専用車もあるし、自動改札もちゃんと動いている。行き先や路線図には英語の駅名が併記されていて、外国人も使いやすい。

3号線は、西側へも伸延工事がすすんでいる。ナイル川を地下トンネルで渡り、中洲のザマレクや西岸のカイロ大学へのアクセスが容易に。バスであれば橋で渋滞してしまうのだが、地下鉄なら楽勝!

拡大するカイロ、 ギザや来年オープン予定の大エジプト博物館方面への4号線の計画も進んでいる。

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駅ではアラビア語の数字も学べます!

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