令和7年にXF35mm F1.4 Rのレビューをする試み。
こんにちは。どんぐりです。
XF35mm F1.4 R は発売から10年以上経過しており、FUJIFILMを代表するレンズです。
"神レンズ"なんて言われておりますが、私は食わず嫌いで、神◯◯みたいな表現が苦手でずっと避けてきました。
しかし、去年秋口ごろに美容室に行った際、フジユーザーの担当さんからこんな事を言われました。
『どんぐりさんの写真、絶対35mmハマると思うよ。インスタのストーリーに購入報告してるの見たいなぁ〜。』
そんなん言われたら買いますよね。髪切った後すぐに買いました。最早美容室の担当さんのウケを狙う為に買ったようなレンズなのですが、この買い物が2024年のベストバイとなりました。
なので今更すぎではありますが、以下、作例を基に好きなところを語っていきます。
【換算約53mmという距離感】
このレンズは言わずもがなAPS-C専用レンズで35mm換算で焦点距離は約53mmです。50mmではなく53mmという点が気に入っています。
標準レンズの中でも35mmと50mmは人気の画角ですが、50mmはより被写体にフォーカスしたい時に効果的です。ただ、画角としては50mmにプラス3mm狭い事で、より一層主張したい部分を明確化してくれます。
【開放でもしっかり解像】
ピントが合ってるところはメキメキに解像していて、それ以外のところはふんわり滑らかにボケてくれます。
もちろん絞ればさらにメッキメキな写真になるのですが、F1.4から始まるレンズはやっぱりF1.4で使いたいですよね。
【撮影体験を1段押し上げる】
このレンズはレンズ群を動かす全群繰り出し方式となるため、オートフォーカスでピントを合わせる際には、ガガガッ‼︎ガガッ‼︎と音が鳴ります。
更に最近のレンズに比べてオートフォーカスの精度や速さは期待できません。
ただ、一生懸命ピントを合わせてくれている様子に愛着が湧きます。可愛いです。
『待ってくだせぇ!!今合わせますぜ‼︎ガガガッ‼︎』
て言っているよう。
正直、普段使っててそんなに厳しいかというとそうではないのですが、動きの早いものは確実に撮り逃します。お子さんや動物、乗り物なんかは厳しいかもしれません。
だからこそ、ゆっくり時間をかけて写真を撮れるので、写真への没入感を高めてくれます。
私自身レンズを沢山使ってきた訳ではありませんが、それでもフジユーザーから絶大な人気のある理由がわかった気がします。
何より、美容室の担当さんにメチャクチャウケたのかすごく良かったです。
2025年も沢山持ち出したいレンズです。