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【備忘録】TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション(2024/7/18)

2024/7/18
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
会期:2024/5/21-8/25
会場:東京国立近代美術館(竹橋)


急ぎで都内へ出る用事があり、その手前で竹橋へ。

MOMATは何度か来ているが、(展示内容や時期、曜日等も関係あるのだろうけど)いつも適度な密度で静かで、快適に鑑賞できる印象。
駅からも近くて個人的に自宅からのアクセスも良くて好きな美術館のひとつ。

セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館(中略)3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示

https://www.momat.go.jp/exhibitions/558

という内容だったが、びしっとテーマに沿ったものもあれば、己の理解が足りず「?」なテーマもあった
展示は絵画から写真、立体作品、映像と幅広かった

写真は一部作品のみOK、というかNG作品は殆ど無かった
去年の別の展示では撮影NGだった佐伯祐三氏の作品が撮影OKで少し嬉しかった

《郵便配達夫》
此処で再会できると思わなかった
額がまためちゃくちゃ好い

テーマ「広告とモダンガール」は東京と大阪の違いが良く出てるな、と思った

銀座三越
ひたすら洗練、スタイリッシュ
つまり「シュッとしてる」
阿倍野近鉄
同じ百貨店広告なのに
こちらはオサレな中にも人間味がある
東京とどちらが良い悪いではない

ひとつアレだったのは、ほぼ全てのテーマの説明文のパネルが高い位置にあるので読むのに首が痛くなり、ずうっと上を見てると立ちくらみのようにくらくらした(´・ω・`)。
レイアウト的に仕方ないんだろうけどもう少し下の位置に設置してほしかったかも。

観る順番としても順路通りに進んで
「作品①→作品②→作品③→作品③の上にパネル」という並びだったので少し右往左往。
まずはテーマとそれに対する各作品の説明を読んで、それから各々の作品をじっと鑑賞したいじゃないですか。

安井曽太郎
《金蓉》
めっちゃくちゃ好き
ピエール・ボナール
《昼食》
とても印象に残った

展示的にはマティス、萬鉄五郎、モディリアーニが揃う「モデルたちのパワー」が一番の見どころだったのかなと思う

アンリ・マティス
《椅子にもたれるオダリスク》
萬鉄五郎
《裸体美人》
重要文化財。後から知ったが
期間限定公開だったらしい
モディリアーニ
《髪をほどいた横たわる裸婦》

その次がシャガール、三岸好太郎、ダリと並ぶ「夢と幻影」。

シャガール
《夢》
三岸好太郎
《雲の上を飛ぶ蝶》
ダリ
《幽霊と幻影》

後半は自分には難解だった(´・ω・`)

ピカソ
《男性の頭部》
…キュビズムを理解できる頭脳を持ち合わせていない
こればっかりはどうしようもない
デ・キリコ
《慰めのアンティゴネ》
シュルレアリスムも理解出来る頭が無い…
開催中のデ・キリコ展もスルー
アルマン・フェルナンデス《イリスの肖像》
中身は全てギャラリーのオーナーの私物らしい
今でいう所の「ガチャ詰めポーチ」かな(すみません)
ハンス・アルプ
《植物のトルソ》
とにかく曲線と陰影が美しくて見とれた
今回の展示ではこれが一番好き
奈良美智
《In the Box》
可愛い(*´ω`)

観覧料が久々の2000円over(一般2,200円)で最初はあんまりコスパ良く無いな(´・ω・`)と思ったけれど、鑑賞後は満足の内容だった。

鑑賞後も私用があったので
お昼は美術館とは違う場所で
めあての店で食べられてこちらも満足


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