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技術士二次試験 筆記試験対策(森林)【前編】

今回は技術士二次試験の筆記試験対策についてです。
私の受験科目は森林部門の森林環境なので、森林環境に偏った情報提供になりますので、予めご了承ください。

長くなりそうなので、記事を前編・中編・後編に分けました。それぞれ、以下の内容を紹介したいと思います。
【前編】主に基礎知識を固めるための書籍
【中編】筆記試験の解答の参考にした書籍
【後編】情報収集で参考になったWEBサイト

まず、技術士二次試験(筆記試験)には必須科目と選択科目があります。
以下の引用部分にあるように、必須科目は技術部門全般にわたる専門知識等が必要になるので、技術部門全体をカバーできるような書籍は重宝します。
今回は、私が森林部門全体の基礎知識を固める際に参考になった書籍を紹介します。

総合技術監理部門以外の技術部門
必須科目:「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
選択科目:「選択科目」についての専門知識及び応用能力並びに問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

公益社団法人日本技術士会HP 令和6年度技術士第二次試験 実施案内 より引用


それでは、【前編】スタートです。


①『最新版 図解 知識ゼロからの林業入門』

リンク先↓

以前書いた「技術士一次試験対策(森林)」の記事にて、フライングで紹介していた書籍です。


私が持っているのは最新版ではない方の本ですが、目次を見たところ大きくは変わっていなさそうです。

この書籍は、林業を学んでこなかった私にとっては非常に分かりやすかったです。
1トピックに対して見開き1ページでまとめられているので、林業に関わることを大きく掴むのに適していると思います。
この1冊で、苗木の生産~間伐~収穫の流れ、林業機械化の歩み、木材加工について等、広範囲を把握することができるのがとても良い点だと思います。

②『森づくりの原理・原則-自然法則に学ぶ合理的な森づくり』

リンク先↓

この書籍も林業初心者にとって分かりやすくまとまっていました。
特に、植栽木ごとの特徴と、施業時の対応についても言及されていたので、大変勉強になりました。
森林の多面的機能を発揮できる施業とはどのようなものか、天然更新を行おうとする際はどのようにしていくかということも詳しく記載があったので、解答のヒントになりました。


③『森林生態学』

リンク先↓

こちらは森林生態学の教科書的な書籍です。基本的な用語の説明があって良かったです。
特に、森林土壌の生成や分類、森林の多面的機能とは具体的に何か、ということがまとまっていたので勉強になりました。
筆記試験の選択科目Ⅱ-1対策としてぴったりな1冊だと思います。

今回ご紹介した3冊は森林部門全般の基礎知識を固めるのに力強い味方でした。
筆記試験では、必須科目Ⅰと選択科目Ⅱ-1の解答のヒントになると思います。
特に、選択科目Ⅱ-1は専門知識を問う設問なので、用語の説明が多い上記3冊は参考になると思います。

※注意※
私は森林環境選択なので、選ぶ参考書は森林環境に偏ってます。森林土木のカバー力は弱めです。

今後は、【中編】の記事で解答の参考になった書籍、【後編】では参考になったWEBサイトをご紹介していく予定です。
ご興味があれば、【中編】【後編】もご覧ください。
ここまでご覧くださいましてありがとうございました。

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