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技術士二次試験口頭試験対策(森林※全部門共通)
今回は、口頭試験の準備についてです。
二次試験筆記試験の合格発表は10月下旬なので、そろそろですね。
筆記試験で手応えがあった方は、もう口頭試験の準備を進めているでしょうか。
二次試験筆記試験の合格発表から口頭試験までは、試験日が早い方で1ヶ月くらいですね。
口頭試験の準備は1ヶ月でも間に合う、という話を聞いたこともあって、私は日々の忙しさにかまけて、筆記試験の合格発表まで何もしていませんでした。
合否はハガキで確認しようと思っていたのですが、合格発表日を過ぎてからなかなかハガキが届かず、何かおかしいと思ってホームページを確認したところ、合格していました。
「やったー!!嬉しい!!!」という喜びもつかの間に、自分の口頭試験の日程が年内だったため、結構焦りました。たった数日の違いですが、私にとってこれはタイムロスだったので、筆記試験に少しでも手応えを感じた方は、ホームページでの合否確認をオススメします。
口頭試験の合格率は90%程度と、筆記試験と比較して高いですが、残念ながら不合格になる方も。
せっかく筆記試験に合格したのですから、ここで落とすわけにはいきません。また筆記試験からトライしなければならないと思うと、心が折れます。。。
口頭試験までの1ヶ月でしっかり準備していきたいですね。
以下に、私がやったことと大変参考になった動画と本を紹介します。
私は森林部門で受験しましたが、口頭試験の準備は全部門共通だと思いますので、他の部門の方にとっても、参考になると思います。
口頭試験当日のことについては別の記事を書く予定なので、ご興味があれば覗いてみてください。
よろしくお願いします。
1.コンピテンシーを理解する
口頭試験では、各コンピテンシーに沿った質問が出題されます。
この時に、コンピテンシーを正しく理解できていないと、質問官の質問の意図を掴めず、トンチンカンな回答になってしまいます。
各コンピテンシーがどのようなものかは、公益社団法人日本技術士会のHPより資料を確認することができます。
より分かりやすく説明してくれていたのが、
”4部門技術士ぺんたの「技術士合格セオリー」”という動画でした。
ぺんたさんの動画には大変助けて頂きました。
特に、マネジメントについての動画は目から鱗でした。
ぺんたさんの語り口は落ち着いているので、安心して視聴できます。
ガツガツしている解説は苦手…という方には特にオススメです。
2.受験申込書の確認
口頭試験では、技術士第二次試験受験申込書に書かれていたことを基に質問がなされます。
自分が受験申込書に何を書いたのか、しっかり把握しておかなければなりません。
特に、経歴を書く欄に複数の業務を書いた場合は、それぞれの業務について、業務の目的、自分の役割、失敗談、成功談、技術的な提案などをおさらいしておくと安心です。
3.想定問答の作成
振り返ってみると、これに一番時間と労力をさきました。
「想定問答と言ったって、森林部門の参考書がなさ過ぎて何も想定できないんですけど!」というのが最初の私の思いでした。
でも、大丈夫。口頭試験対策でやることは全部門共通です。
色々探し回って見つけたのが、森浩光さんの『技術士第二次試験口頭試験(総監以外の20部門) 口頭試験は直前対策が9割: ~奇跡の30日合格教室~ (技術士ライトハウス出版)』という書籍でした。
本書の想定問答の表が非常にありがたかったです。想定質問がコンピテンシー毎に整理されていて、とても分かりやすかったです。
本書の想定問答表には回答例の記載はないので表を完成させるのはとても大変でしたが、それが逆に良かったです。
自分であれこれ考えなくてはならないので、自ずと「自分の回答」になるからです。
KindleUnlimitedに加入していれば、読み放題で読めるので、KindleUnlimitedにご加入の方は是非読んでみてください。
最終的には、この本にあった想定質問の他にも、自分で必要と思われた質問を足して、自分用にカスタマイズした想定問答表を作成しました。
さて、私の勉強時間は、通勤中くらいしか確保できないので、以下の工夫をしました。
①スマホで想定問答を作れるように、スプレッドシートに想定問答表の質問一覧を作成(休日のうちに一気に作業)。
②通勤電車内で、回答例をひたすら作成。
※何度も読み直して、スッキリした回答になるまで推敲を繰り返します。
③想定問答表が完全したら、印刷して通勤電車内で読めるよう準備。
※私の特性上、スマホでスクロールしながら読むより、印刷した方が読みやすい&頭に入りやすいため。
④通勤中は想定問答表(紙)をひたすら暗記。
⑤休日になったら、想定問答表の読み上げ。質問を読み上げたら想定問答表はふせて、何も見ずに答えられるかチェックします。
いくら回答を書けていても、話すとなるとまた別です。淀みなく回答できるよう、口を慣らしておくことも大切だと思いました。
4.口頭試験体験談の収集
上記3で作成した想定問答を充実させるために、Xやnoteで体験談を収集しました。
森林部門は特に情報がないので、他の部門の体験談も読んで、こんな質問されたら困るなという質問に対する準備を進めました。
また、口頭試験当日の様子を書いている体験談もあったので、当日のシミュレーションの助けにもなりました。
不合格体験記も、ちょっと不安になりますが、避けるべきことが掴めるので読みました。
5.筆記試験の解答復元と補足の作成
私の筆記試験の結果は、選択科目のⅡがA判定、ⅢがB判定→合計してA判定だったので、B判定だったⅢの振り返りをしました。
これは、口頭試験において「筆記試験の解答について、補足はありますか?(自己研鑽)」という質問への対策です。
念の為、他の設問の補足も用意しておきました。
以上、私の口頭試験対策の紹介でした。
口頭試験の実施期間は、ちょうど風邪やインフルエンザが流行る時期です。
体調管理は最重要課題の一つなので、どうぞご自愛ください。
万全の状態で当日を迎えられますように!