技術士二次試験 筆記試験対策(森林)【中編】
今回は技術士二次試験の筆記試験対策の【中編】です。
筆記試験対策は、前編・中編・後編に分けました。それぞれ、以下の内容を紹介したいと思います。
【前編】主に基礎知識を固めるための書籍
【中編】筆記試験の解答で参考にした書籍
【後編】情報収集で参考になったWEBサイト
※私の受験科目は森林部門の森林環境です。
それでは、【中編】スタートです。
①『森林・林業白書』
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一次試験に引き続き、森林白書は必須です。
やはり、最新の林政の動向をつかんでおくことは重要です。筆記試験の出題も、林業白書のトピックから出されることもあるので、一通り読んでおくことをお勧めします。
白書は林野庁HPからダウンロードすることもできるのですが、私は書籍版を購入していました。書籍版は重たいですが、検索が楽・読みやすい・紙の方が頭に入るという点が購入の決め手です。
私の個人の感想なのですが、
筆記試験で自分の意見を自由に書けるとは言え、試験である以上は、合格とするための判断基準があると思うのです。
そして、その判断基準というのは、国(林野庁)がどういう方向を向いているのか理解しているか、というのも含まれているのではないかなと思っています。
筆記試験でオリジナルの対策を書くのも間違いではないと思うのですが、それって対策として妥当なの?と疑問に思われてしまっては良い判定はもらえないのではないかと。
こんな風に考えていたので、試験の場では個人の考えを抑えて、「私は国の動向を理解してますよ!」とアピールする方向で解答することを心がけました。
④『令和6年度技術士二次試験【森林部門】解答事例集』
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他の年度の事例集はこちらから↓
新技術開発センターが出版している、数少ない森林部門の参考書です。
解答事例集は毎年出ているので、私は毎年購入していました。
以前書いた「通勤電車内で技術士試験勉強【習慣化編】」という記事で紹介した勉強法のうち、「解答例を自分で音読&録音したものを聞く」で録音していたのはこの参考書です。スマホアプリのボイスレコーダーで録音して、電車内で聞いていました。
正直なところ、森林部門は出題範囲が広いので、業務で経験できない分野はなかなか覚えられませんでした。
そこで、自分で話して聞くという、いつもと違ったアクションをすることで、何とか自分の頭に入れようとしました。
疲れてあんまり勉強したくないな、という時でも聞くだけならできますし、勉強続けてる感も出るのでオススメです。
③『景観生態学』
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筆記試験設問Ⅲは、課題解決に向けてどのような対策をとるのか、より具体的な解答が求められます。
しかしながら、業務経験もない分野のことを解答するのは、なかなか厳しいです。それなら事例から学ぶのが良いのでは?と思い、本書を手に取りました。
本書では、野生動物管理、地域住民との協働による里山利用、震災からの復興など、出題されそうなテーマの事例が複数紹介されています。
↓本書の目次はここから確認できます。特に、12章以降が参考になりました。
実際に経験できる業務には限りがあるので、こうした書籍で様々な事例を知ることができるのはありがたいです。
この事例での課題と対策は何かという点に注目しながら読んで、解答に盛り込めそうなポイントをピックアップしておくと良いと思います。
以上、筆記試験の解答で参考にした書籍でした。
【後編】では、情報収集で参考になったWEBサイトをご紹介する予定です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。