皆さんが自分の好きな楽曲を紹介しているのを見て、私が紹介するとしたら台湾の楽曲になるかなと思いました。ただ、単に中国語の曲だと多分誰も興味を持たないと思うので、日本と何らかの関係がある曲を選んで紹介してみたいと思います。
こんにちは、どんむです。私はビビアン・スーが好きです。1990年代半ばに日本で活動を始めた彼女を見て「なんて可愛いんだ!」とすぐに注目しました。当時発売された彼女の写真集は2冊とも購入しました。引っ越しの際に捨ててしまわなければ、今ではかなりの価値があったかもしれません。ブラックビスケッツとしてリリースしたアルバムも持っています。私が今、台湾を公言して好きになった一因はビビアン・スーでした。
ブラックビスケッツの活動を終えた後、ビビアン・スーは1999年に台湾でアルバム「不敗の恋人」をリリースしました。
この曲はカッコよくて大好きですが、ネタ枠として紹介させていただきます。特に注目してほしいのは、1:45から始まる日本語でのスキットです。日本語を2箇所間違えています。
電話で借金の返済を迫るプロットで、「100万円くらい借りてあげたじゃん」(自動詞と他動詞の間違い)、「信じられない、ひどいだよ!」(形容詞と形容動詞の間違い)と、大胆に間違えています。これは、中華系の日本語学習者にありがちなミスです。なぜ私に一言相談してくれなかったのか、と聞く度に思います。
この曲は、台湾の大御所ロックギタリスト、ウーバイ(伍佰)が作曲したもので、ビビアン・スーの楽曲の中では異色のハードな曲です。ビビアン・スーの透明感のある声が曲に合っていないのが、かえって良い点だと思います。とてもかっこいい曲なのに、日本語が変なのは本当にもったいないと20年以上思い続けています。