鬱々とした雲が晴れたら
ここ3、4年くらいすごく沈んでいた。
自分の心にも世界にも深い霧がかかったようで、その中からずっと抜け出せずにいた。
仕事をセーブし、やりたくないことを避け、なるべくストレスフリーに過ごしてきた。わがままに生きた。4年間。長かった。
そして最近、本当に今年に入ってからくらい、やっとその霧が少しずつ晴れてきた。少しずつ意欲を取り戻し、外に出かけたり、いろんなことに挑戦したりしたくなってきた。
でも、4年間は長かった。
4年間ひたすらわがままに自分を甘やかし、仕事やキャリアアップから遠ざかってきた。
その間に同業者はキャリアアップし、新しい段階に行き、追い抜かされていった。
それに気づいた時、自分が空っぽになったようだった。焦った。
幸い、今新型コロナウイルスの影響で世界がストップしているので、なんとなく自分が空っぽなことやキャリアアップできていないことの言い訳ができるけれど、世間から見たら私は4年前から何も変化のない、サボっていた人のようだ。
いざ冷静になってみると手元に何も残っていない。
私は今まで沈んでいたことや体調を壊していたことを公表し、でも治ったので仕事これから頑張ります!なのでお仕事ください!と言っていくのがいいのだろうか。
でも、そんな勇気はないし、かと言って仕事を始めたばっかりの人のようにがむしゃらに頑張る体力も今はない。
4年間、心を癒すために全てを空っぽにし、体力もキャリアも空っぽになってしまった。
でも、自分に優しくしたい。
苦しみながら、心を空っぽにして、それでも死なずに生きて、また普通に戻ろうとしている自分を褒めたい。
だってそうしないとまた曇ってきてしまいそうなので。