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ウヰスキー vs 日本酒…?!と環境問題
アイラ島はスコッチウイスキーで有名でもあるが牡蠣の産地でもある
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ロシア人のウオッカもそうなのだが、ヨーロッパも北の方に行くと暖かい飲み物というよりも「度数の高いお酒」でカラダを温める風習があるらしい
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アイラ島の漁師も牡蠣殻をグラス代わりにアイラモルトと呼ばれるウイスキーを一気に呑み干す
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殻は丸いからテーブルに置けないから呑み干すしかない…という
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そうやってカラダを温めて漁に精を出す
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※余談ですが、殻は海に投げたら、溶解て、また牡蠣(の殻)になって還ってきます
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いつしかアイラ島では、殻だけでなく、殻付き生牡蠣にその名産のウイスキーをかけて食べるというか食べ方が名物になるようになった
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村上春樹さんも自身の小説の中でその食べ方を描写している
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元来は牡蠣で栄養をとり、その殻にウイスキーを入れて暖をとったという漁師の風習から来ているわけだ
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殻の潮気が塩味となり滲み出てちょうどいいらしい
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そのウイスキーを呑んだ殻は海に投げればまた殻となって還ってくるわけだが、それくらいで環境が云々とは言わない
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いま潜伏している磐梯山の麓にある「栄川」さんという日本酒の酒蔵がウイスキーにチャレンジするという
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そもそも日本酒はとてもエコな酒なんですよ、まさに「捨てるとこなし」
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お米を精米したカスは肥料や餌や「お煎餅」などに
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酒を醸したあとのカスはまさに「酒粕」として知られる
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酒蔵「栄川」さんも福島ではかなり大きめの蔵なのだが、そこからでるゴミは従業員の飲み物や昼ごはんのゴミくらいだそう
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ウイスキーはどうなのか…それはクラフトビールも同じらしいが
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ウイスキーの搾りカスは基本的に「牛🐄さんや豚🐖さんにとって最高のエサ」とのこと
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そのカス含む水を排水すると有機廃水問題に発展するので、当然、排水しないように濾過して、カスを餌として活かしつつ、濾過してキレイにして排水しないといけない
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その装置とランニングコストが、小さなウイスキー生産規模だと、割に合わないのだという
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しかも地元では原料となる「大麦」は育てておらず、輸入に頼るのだとか
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なんでプロジェクトが進んでるのかを聞いたところ、気候風土がウイスキーに適していること
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それと日本酒の酒蔵が多くて差別化が計れないということらしい
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実際に栄川さんは不振で最近リオンドールさんという地元のスーパーチェーンに買収された
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ウイスキープロジェクトはそのリオンドールさんの提案だという
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ウイスキーは25年とかを視野に入れて取り組むものだから、その間にこのあたりで大麦が名産になるやもしれない
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とはいえ差別化をはかるのならそのあたりの地産地消のストーリーが欲しいところ
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そして、せっかくそれだけの蒸留設備を揃えるのなら、ぜひ例の「無駄になってしまう作物や木を高級アロマオイルに」というサスティナブルオイルプロジェクトも提案したいところだ。
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この磐梯エリアも他の日本のエリアの例に漏れず「林業の間伐問題」が目白押しだし
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気候変動や「原発問題」の影響で「無駄になる作物」も多いという
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ちょうどこの潜伏先に、そのウイスキープロジェクトの環境対策責任者の方が滞在しており、かなり熱いトークに発展
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ウイスキーと環境と地方創生と酒蔵の未来と…
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お米でウイスキーを…それって米焼酎やん
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またレポートさせてください
本日もご拝読感謝🙏
ともに楽C美味Sea、そんな海をつくやませんか☟