日記:やりたいことが多いってたのしい

今日はいつになくなんにもしなかったいい日だった。

とはいえ別にほんとに何もしなかったわけじゃないのだ。

まず、図書館に行った。これは、『シネマ』や『差異と反復』、『エクリチュールと差異』を返すためだ。まあ別れのつらかったこと!これからはもう一回しのぎを削って(削ってないけど)勝ち取った(勝ち取ってないけど)あのドゥルーズのぐにぐにとした未来への力を感じるテクストを読むことが(もう一回借りないと)できないのだ。つらい。ぜったい買う。ぜったい買うかんな。
それで、色々ピックアップしておいた詩人の詩集を借りた。まず、帷子耀は絶対。これは間違いなし。帷子耀もなんだかんだ韻律っぽくない詩を書くんだなあというのがとりあえずの驚き。つぎに覚えてるのが蜆シモーヌ。これすげー若手の詩人なんだけど、昨今の散文詩の流行に抗ってすごい面白い詩を書いてるのだ。めちゃ楽しみ。あとは尾花仙朔ですね。これはわたしが持ってる安水稔和と同世代の詩人なんだけど、まあいい感じに自分の詩作に活かせそうな詩の感じだったので借りました。あとは短歌用に寺山修司と塚本邦雄の歌集。あともうひとり居たんだが忘れてしまった。俳句も借りました。こちらもわすれてしまった。無念。まあ読めば忘れられなくなる。
あと、ふつうにデリダのテクストを読みたくなって、『散種』を借りました。帷子耀の詩集と同じくらいの厚さ。まあそれくらいです。叢書・ウニベルシタスだし。この中の『プラトンのパルマケイアー』にまだぺーぺーだったころ(いまもペーペーだが)スゴく感動した記憶があって、それで借りた。またデリダで感動したい。いま、日本のドゥルーズとわたしが目している寺山修司のテクストのケツにひっついていることもあって、簡単にデリダで感動できなくなっちゃってるのだ。ドゥルーズはそもそもデリダ的な態度に決別をしめしている。ちうことは、寺山修司がドゥルーズ的であったら、デリダでは簡単には感動できないちうことなのである。またデリダで感動して~~~~~。デリ泣きしたい。もっと言うとレヴィ泣きしたい。こっちは家で存分にできるが。
最後に、紅茶の本とカクテルの本。なんというか、人生の救いみたいなんだ…そう、たとえば殺風景な窓に一本のバラを飾るような…というのは置いておいて、普通にこういう人生の愉しみっていいよなと思いながらかりました。
カクテル、ていうかいい感じのオーセンティックバーが野毛にあるんだよね。バーグローリーと言うんだが、そこは日曜はもう戦場(というか野毛は日曜はディズニーランドくらい混んでいる)なので、平日に行くと、まあ若手っぽいお兄さんがカクテルを作ってくれる。彼は結構(まあ職能上当たり前かもしらんが)カクテルにうるさい、というかこだわりが強く、たとえば普通は甘いジャックローズというカクテルをブランデーを強めにきかしたり、なぜかチャイナブルーを作るのを渋ったり、色々な変種カクテルを提案してくれたり(暇な時にかぎるが)、あとは季節ごとの新種カクテルを作るのに熱心みたいだ。まあ実は昔は野毛が本店で、いまはもっと別の場所に本店があるんだけど(そっちにも行った。店オリジナルカクテルとラスティネイルをごちそうになった)、バーテンダーのきれいなお姉ちゃんの愛想よりこっちのお兄さんの愛想のほうがずっとよく、あと店が狭くて作業に都合良さそうなんで、普通に就職したら贔屓になりたいものだと密かに願っている。
まあそういう事情があって、カクテルは好きです。あと紅茶もまえジャンナッツのやつ箱買いしたらバカクソいい香りだったのでそれも好きです。

最終的な釣果。

それで、まあ色々見たくなってぶらぶらした。
横浜駅には結構なんでもある。それこそ、横浜駅への集約性によって東京へ住む気がだいぶ鈍るくらいにはある。
ロフトもあればプラザもある。アインズトルペは西口にも東口にもあるし、アットコスメもどちらにもある。デパコス売り場は高島屋にひとつ、そごうにひとつ、まあアットコスメにも売っているが、高島屋もそごうも特色があって面白い(高島屋のババ臭さを特色とよんでいいのか!?)。
あと、本屋もなにげに密集している。有隣堂なんかはクソでかい。旧ダイヤモンド、現ジョイナスの中の有隣堂はあれは片鱗に過ぎず、エキニアというところまで脚をのばすと絵画の技法書やら種々の参考書やら文房具やらが売っている。まあジョイナス有隣堂も現代詩手帖売ってくれるから大好きだけどね♡
まあそれは置いておいて、わたしは絵も書くんだが、マンガを一度書いたときに、グレースケールをどうやって置くか判らなかったときがあった。それで絵をオンラインサロン(hide channelというとこのサロンです、健全)で見せたら、親切な絵上手神から「まずはものの色を捉える力を身に着けましょう」とのアドバイスを戴いた。たしかに、わたしは色をつけるときにあまりデッサン的な観点で今までつけてこなかったし、つけたとしても稚拙なものだった。なんとかしたいなあ。インターネットで検索して出てきたのが『デジタルスケッチ入門』だったのである。
それでその本を探しにジョイナス有隣堂とそごう紀伊國屋にいきました。まず有隣堂で探したんだけど、まあ見つからなかった。(この時点で店員さんに声をかけるという選択肢はなかった)で、つぎに、そごうにいった。
ロフトのある階である。

女の子って楽しい!でおなじみのやつ。ポップアップストアは初めてみた
これ何?
何???

まあロフトはとても楽しかった。久しぶりにスキンケアグッズを目にしたわたしはにわかにテンションがぶち上がり、ワクワクした気分でKINOナビで調査した在庫わずかを信じて紀伊國屋に行った。
なかった。
店員さん曰く、「在庫データがまだそちらに反映されてないようですね」とのことであった。
あとでいじましくも確認してみたら、有隣堂にはあるみたい。(なんだよ!?)明日あたり見てみます。はい。

まあそれだけじゃなくて、帰りにそごうのデパコス売り場に寄った。少しでも気分を良くしようと思った。
そごうのデパコス売り場は何気にBAさんの質がよい。それに売り場もギシギシしてる感じじゃない(東京の新宿あたりはギシギシしてるといえるだろう)ちょうどいいいなたさなので、なんとなく居心地もよく、わたしはかつてデパコスに狂っていたときにそごうで頻繁に買っていた。
いま良く使っているディオールのバックステージアイシャドウというやつもそごうで買ったやつだったはず、たしか。イブサンローランのリップは実は表参道の旗艦店で買ったやつ(BAさんめっちゃ優しいですよ!!!)で刻印がしてあり、もう一つはオンラインで買ったが、NARSの赤リップはそごうで買った。
けっこうそごうで買ったものは多いはずだ。学んだことも多いし、これからもきっとデパコスを買うのならわざわざ東口に脚を運んでそごうのデパコス売り場で買うのだろう。
まあそのくらい好きなんですね。気分もすっかり晴れました。ジョーマローンの店とか最近できててびっくり。あと韓国コスメの謎の店もある。一度でいいからコスデコとかイプサとかクリニークとかあとはクレドやシュウでスキンケアしてみたい。ホント。

あと、家に帰ってから鬼のように寝て、目が覚めたら18時。ご飯食べて、一つ思ったのが、「哲学書てやたらめったら原語のエッセンス出てくるけどこれ実際に原語で読めたら楽しいだろうなあ」ということ。
そう、語学フィーバーの訪れだ。
わたしは英語(これは受験ですね)、フランス語、ドイツ語、イタリア語4言語の参考書を持っている。すべての基礎、フランス思想、イタリア思想、ドイツ観念論。相手にとって不足なし!!!
とはいえこのフィーバーが虚しくも失敗に終わった過去をいくつも抱えるわたしは慎重にリサーチして成功の端緒をつかもうとしました。
具体的にどう過去に失敗したかと言うと、
・予定を細かく組みすぎる
・予定を多く組みすぎる
・体力が持たず覚えきれない
・そもそものモチベーションが持ちきらない
という感じ。なので、モチベーションを持ってゆったりと勉強するのが一番いいなと思うようにしました。何事もゆとりは大事。「毎日ストイックにやらないと忘れちゃうよ!」と叱咤する声も語学界隈にいたときはよく聞いたものですが、まあそれはそれ。イラストを勉強するときと同じくらいの速度が良いでしょう。
まあ、それで、複数の語学をやるぞ!と思ったときに参考にしたのがこちら。

この記事に、「まずはよりちゃんと学習したほうを先行してやるとかなり進みがいい」と書いてあったので、英語をやりつつDuoで少しかじったフランス語をやることにしました。他の言語はフランス語がある程度仕上がったあとにやることにします。(本当は短い放送大学生時代にドイツ語をある程度やったが、変態おじさんに変態と関係ないところでトラウマを植え付けられたのでまだ先の話、でもイタリア語よりは先にやると思います)

参考書の構え
英語は他にもいっぱいある

まあそれで、色々あったけれど、何かをやるのはスゴく楽しいですね。少なくとも構想を練る段階では楽しい。絵も楽しい(し、読書や小説など文字媒体の行き詰まりを解消するのに良いことに気づいた)、読書は当然楽しい、小説も楽しいっちゃ楽しい、詩も楽しいときに書いてるんで当然楽しい、短歌も、俳句も、etc……

やっぱりわたしは何かをひたすらやるのがすごく向いてるみたいです。だからこそ体力管理が重要なんですね。はい。がんばります体力管理。

おわり

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