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バディミをクリアしました②(ネタバレあり感想)

バディミ感想その②です。②ではMission18からの感想を書きます。
①はこちら


①同様シーンを抜粋して感想を書いていきます。今回も長めなので暇な時にお読みください。
※本編の重大なネタバレを含みます

















Mission18

メモ残っているのですが、ほぼ感嘆符だったので端折ります。

大集合がアツい

いままで出てきたサブキャラたちが揃う演出アツいです。まさに王道。
絆VSキズナの対決といったところでしょうか。
バディミのサブキャラみんな個性的なので、ちょいキャラでもすぐ思い出せるんです。この濃さはこのためにあったのかもしれません。
街の人にもサイドエピで取り上げられていたときは、「丁寧だなあ」の印象しかなかったのですが、これがかなり重大な立ち回りをしていました。この無駄の無さにはやられました。
個人的に記者2人とノボルくんがダークホースでした。まさかここまで掘り下げられるとは思わなかったもので…
ネラーエさんとトクダさんは、最初はただの野次馬根性全開のズレた記者と保守的な先輩記者くらいに思ってたら、あの記者たちの推測が結構良い線いってたんですよ。中盤以降インパクト強いキャラの一人でした(ちなみにトップはおカンさん)。
次はノボルくんですね。彼ポテンシャルの塊ですよ、エターナルダイヤモンド。心が澄み切ってるというか、本物というか。この癖強ママがいながらよく良い子で育ったなという気持ちです(ママも癖あるけど良いキャラしてるんですよね)。マイカの里について知りたい。神楽踊りたいって文化の壁を越えるシーンはもうかっこいいですね。その先入観が無いところが子どもの良いところだと思い出せますね。このまますくすく育って欲しいですね。

これみんな好きなやつ

M18の血液沸騰ポイント、パトカーぶんどって助けに来るナデシコ。「BOND諸君、乗れ!」パッケージ裏にこっそりうつってましたね。
あるあるなシーンだけど、かっこいいものはかっこいい。理屈じゃない。ピンチの時に颯爽と現れるヒーロー性とスタイリッシュさが映える。誰がやってもかっこいい。(だから王道なのか)

いざ潜入

スーパー野暮タイム。最後の潜入、『海中ミュージアム』ですが… …
二手に別れてミッションクリアして各スポットを回るの…あれ、微笑ましいな?
島の危機と平和なミュージアムのギャップで錯覚が起きそうです。本人たちは至って真面目なのですが、どうしても夢が広がりますね…
邪な目で見てしまうプレイヤーなのだった。

「ミカグラ1の守り手はあなたですよ」

↑移動中に言われフリーズした一言。
お気づきかと思いますが、私チェズレイ及び闇バが好きなため、彼の話題が多いです。文章は正直で嘘はつけませんね(;^_^Aアセアセ
急に素直になったので何事かと思いました。これからこれが通常運転になるのでしょう。恐ろしい2人です、もっと見たいです。

ACEくんで募る罪悪感

ミュージアムの潜入では、「ブロッサムとマイカをつなげる」というアッカルド社長の思いをACEくんを通じて知ることとなります。
これがね…私は二重で泣けたのです。まず一つ目は「アッカルド社長とACEくんの絆」二つ目は「知れば知るほど疑った罪悪感が募ったこと」です。
社長、知れば知るほど良い人ですね。もっと彼のことを知りたかったです。旅立たれたのがとても悔しい。回想をひと通りみたところで、最期の瞬間を見せてくるのは後味が悪いですね…
ACEくん……社長……本当ごめんなさい。メタ読みした哀れなプレイヤーをお許しください。私はそこらの記者より下衆なのかもしれません(言いすぎ)

QTEvs私

大がかりなミュージアムを駆け回り地上に出た先は、シビアなQTEとの闘いでした………
ここで突然ですがQTEvs私の闘いを振り返ります。
先にお話しした通り、私はこのQTEで一度燃え尽きてます。イアン戦からはじまり、私はボタンを押した・押してない、反応した・してないの攻防を繰り広げてきました。
サイドエピを読むなら切っても切り離せないS評価。乗り越えるには時に厳しいQTEと向き合わねばなりませんでした。
かくいう私もイアンと5回闘い、Sを目指していました。イアンのエピを読むために!!!!
特に二連続同じボタンを押させるアクションがキツくてですね、イアン特にそれが多かった思い出です…やはりDISCARDは一筋縄ではいかないです。手厳しい!
死闘(?)の末、S評価を獲得した時には、私は一度シューティングメテオと共に散りました。完全燃え尽き症候群です。
以上のことからこのゲームはQTEと白熱します。
QTE押した・押してない問題にブチ当たるわけですが、ファントム戦も例外ではありません。
ファントム戦もまあまあキツかったです。
ゲージ回復が無いので最初からミスできなかったからです。確か3回くらいやり直しました。
特にファントムが正面狙ってきた時のスピードQTE…
**ここまで来てもコツは掴めていません。**確か3回ともミスって、ジリ貧になりながらS取った思い出があります。息も絶え絶えです。
最後の同じボタンを三回押すQTE、アレもちゃんと押せてたか疑問です。最後まで実力に自信が持てないまま終わり、何故か宙に浮いた気分でした。
一体あの判定は何だったんでしょうか…?51階から落ちて無事なことくらい謎です。
押したと思ったら押せていないやるせなさ、コツが掴めない判定基準、何度説明読んでもピンと来ないQTE…
色々書きましたが、これはこれでアリだと思っています。
「やれやれ」ってしぶしぶ付き合うラノベ主人公ムーブです。今思えば腐れ縁みたいなものです。
一見シンプルなのに、このシビアさでボス戦の威厳と緊張感が保たれています。この単調じゃなくて毎回結果が変わりそうなハラハラ感が味わえますし、変に簡単すぎるとボスの威厳も形無しです。複雑ですがこれでいいのかもしれません。

これがバディミッションBONDか…

お座り!!!!!!!!!!!!!!!!

M18プレイ中メモ

持つべきものは相棒ですね!
エレベーターでのファントムと対決したルーク。ファントムが音を上げ、ご神体を壊す目前だったルーク。しかし油断している隙に、ファントムは再び銃を向けた。
ご神体を壊したいがファントムに撃たれる可能性もある。身動きが取れなかったタイミングで、聞き覚えのある口笛!!!!!すかさずお座りするルーク!!!!!
追いかけてきたアーロンの攻撃で体勢を崩したファントム!!!その隙にご神体を撃つルーク!!!!!!
二人のヒーローが大技を決めました!!!!!!!夢を見ているようです。コミカルシーンだったルークのお座りが島の皆を救うとは……あぁ、これがバディ。これが共同作業。バディミッションBOND…………
なんて綺麗なまとまりなんでしょう。思えばこれはルークとアーロン二人の専売特許でしたね……一つ一つの操作に無駄など無かったのです。またしてもやられました!この的確に燃えるツボを突いてくるのがたまらんです。

こういう幕引きも好き

そこからのスイちゃんの飛び降り。ルークの「スイ!跳べ!!!」って叫ぶシーン。しっかり受け止めるルークとそれを支えるアーロン。かっこいいの大渋滞です。
テンションが最高地点に達したその時、メテオフロート爆破!!!ファントムを繋ぎとめるも、振り切られ一人海へと落ちていく。そしてスタッフロールへ。
ルークのかっこよさが振り切っています。普段「スイさん」呼びの丁寧なルークが、窮地の時に「スイ」呼びになるギャップ……
いま思えばこの「跳べ!」、ルークがヘリの梯子から飛ぶシーンと重なりますね。確かこの時もアーロンが「ルーク!お前もさっさと跳べ!って言ってますよね。え?反復の鬼?
その後の爆破~スタッフロールの余韻はすごいですね。一気に気持ちが落ち着いてきて、エンディング曲が沁みてきます。これがChillなのでしょうか(多分違う)。ついさっきまでヒーローに昂っていたのに、今は崩れゆくメテオフロートとブロッサムの綺麗な景色を冷静に眺めている。
なんでしょう…全て終わった安心感がありながらも、どことなく寂しいです。
手を離した時ファントムの表情が少し崩れたのが、印象に残ります。そんな表情のまま言われたら、ルークの心に残り続けてしまうよ…このつなぎきれなかったという苦さを抱えながら前に進むエンディングも好きです。
ファントムのあの表情は感情が無いとまずしないと思いますが、真意は最後までわからないままですよね。恐らくどこかで生きてて暗躍しているのかもしませんね。最後まで謎なまま収束するM18、深みがあって良い幕引きです。
仲間のその後を見届けながら終わる本編。タイトルに戻り離れようとしたその時、プレイヤーの手をつなぎとめました。
それが『もう一つの道へ』の解禁です。

クリア後のサイドエピ

M18をクリアした時夜中の2時頃だったのですが、全く眠れなかったため、クリアまでプレイすることに。
M18で解禁されたサイド・バディエピを読み進めた私に新たな疑問が。
「room0604の話出てないな?」
つむいだ絆最終話がアッカルドさんとイズミさんのやり取りなのですが、話の流れがよく掴めないのです。
録音している…?でも誰に?スイ?だけどスイとは直接会話出来てる。ということはお兄さん?
M18にして出てくる謎、そして解禁された「もう一つの道」というタイトル。これはもうひと波乱ありそうな予感。
ここからはAnother18の前後で慌て驚き天を仰ぎながら呻いた様子を書いていきます。

  • お兄さんは生きていた……カエン………

え。お兄さん生きてる!!!!????
6月4日って、さっき読んだルーム0604の…!?
そして、最後に「ハスマリーに赤子がもう1人いた」って…!?
そこまで考えてなかったよ。
想定外だ。
ああああああああ
カエンが持たせたアマフリ隕石が研究に貢献していたと

プレイ中のメモ

突如解禁されたサイドエピ。しかも全10話と大ボリューム。「バディミッションBOND、まだまだ続くよ!」って、コト!?ハチワレの如く騒ぐ心を落ち着かせるべく、読んだ1話目。
案の定心は落ち着かなかった。
まず「6月4日」という単語が出た瞬間襟を正しました。「どうやら覚悟して読まないといけないらしい」と。
この時純粋に思ったのは、「カエンは人の心があった……、そしてしんどい」です。ここから発展してカエンの話をしますね。
カエンは恋仲の化粧師がいて、人の繋がりが全く無いわけではありませんでした。それでも、淡々と命をこなすフウガに従順な男だと思っていたのです。顔に出やすいゴンゾウと対象的に真意が読みにくい徹底してる印象でした。
そんなカエンがまさか一度だけ命に背いていたと思わなかったのです。そして何故カエンがフウガの側近であり続けたかがわかりました。
そういえばマイカのサイドエピ「忍びの宿命」にカエンの弟子を殺す話がありましたね。ここからは完全憶測なのですが、カエンは心を鬼にすることで里を守っていたのだと思います。
フウガは側近ですら都度忠誠心を試すほど人間不信に陥っています。もしそこで中途半端に命を背き、忠誠心がブレたら…フウガの命がより理不尽で過激なものになる危険があります。それこそ、関係ない里の人たちを巻き込みかねない。カエンも大切な人にまで手をかけたくは無かったハズです(作中ゴンゾウに「お前まで斬りたくはない」発言)。
なので、カエンはフウガの抑止力として、里のため側近に骨を埋めていたのだと思います。なんて悲しい忠誠心でしょうか。カエン自身も20年前から引き返せないところまで来ていたっていうのがしんどいですね。そして日記の内容も最後「戒め」として裏切りを悔いている。
カエンは子どもを更に危険に晒して自己の保身に走ったのが何よりも許せなかったのですね。確かに、ハスマリーに渡った後の「あの子」の運命を思うと複雑です。
しかし、この日記のおかげで一人の命が助かったんですよね。不思議な巡りあわせです。全ての発端を担っていたんですね。彼もまた一つの守り手の在り方なのでしょうか。
彼の苦しみを思うと、A18で「彼」を救いだせてよかったです。この気持ちが報われるといいですね。
と!!!!クリア後の冷静な頭では思うのですが、当時は気が気じゃなかったです。

・赤子で全てを察する私

え、もうあの隕石持ってるのシキじゃね
え、待って。え、これシキじゃね!!!???

1話目のメモ

忘れかけていた伏線を思い出していきます。
まず、カエンの日記にあった隕石。確か誰かが持っていましたね。赤子のお守りサイズなら小さめですね。しかも、ハスマリーの研究所で見た赤ん坊。髪の色が完全にシキです。
(あざはこの時気づきませんでした)

どういうことどういうこと、どういう、アレだーーーーーーーーーーー!!!!!!
ああああああああああああ
赤子の絵で全てを理解した。

ハスマリーの回想中メモ

M13でシキの退場を認めなかった私、ここで一度目の撃沈。こんな特大の爆弾掲げて生きてる事実知ることってあるんですね……
その後もチェズレイの夢で物騒な単語が出る度に動揺するように。まだまだ驚かせるつもりかこのゲームは!!!

・イアンから託された思い、そしてAnotherへ

ここでまさかの新事実。イアンに助けてもらっていた。

ええええええええええええイアン!!!!! 生きてた!!?? 無事だったのが不思議だったけど、まさかイアンが受け止めていたとは…

ルーク視点で進んでたから、描写しきれてないところもあるんだ!!!!!!

ここの回想が入る前のBGMがすごい不穏ですよね。気が気じゃなかったですよ…あの不協和音コワイヨ。
イアンはやはり音波の攻撃を受けて凶暴化していました。私はこのまま凶暴化したままなのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。それでも、自我を保っていられるのはほんの束の間みたいです。やはり研究はもう完成に近かったんですね。
M16以降、ルーク視点で抜けていた大事な話が出てきて、ワクワクが止まりませんでした。

『アッカルドの息子は今でも賽を奪われたままだ』
え、イアンはアッカルドの息子が生きてることを知ってる。 というか、シキだってことを知ってる!?
「自力では引き返せん」ってどういうこと?
ねぇ、シキは闇堕ちしてんの

!?どういうこと!?
AAAを…救えってことか!!!!!!!!

もうこの辺から鳥肌が立ちまくりでした。イアンの口からこの切実なお願いが来るとは思わなかったもので…そして本編には無かった新たな展開で向き合うことになる事実。
『貴様らの絆にヤツも加えてやってくれないか』
シキを復活したのは嬉しいし、彼の深堀りが来るのも嬉しい。しかし、彼がまだDISCARDを裏切っていなかったのが引っかかりました。そしてイアンの言っていた『賽を奪われたまま』という言葉。本人の意思ではないという含みを持たせた言葉です。
M18で謎だった伏線が全て回収されそうです。

・「あるミッションに変化が起きています」
これはAnotherが解禁された時の文言です。個人的に一番鳥肌が立ちました。私このシンプルな演出がめっちゃ好きです。スクショできなかったのが悔やまれます。
エピソードが解禁されると毎度\エピソード解禁!!╱ってでかでかアナウンスしていたのに、ここに来てひっそり伝えてくるこの緩急に鳥肌がぶわって立ちました。私だけでしょうか…
直接伝えず、あくまでもプレイヤーに答えを辿らせるところが素晴らしいです。「ここまでたどり着いたあなたならわかりますよね?」っていうゲーム側からの信頼を感じます。
このままサイドエピが続くと思いきや、「メイン」に続きが!ちゃっかり「NEW」のマークになっています。

Another18

コードネーム入力させる演出!?
コントローラーのボタンを使って!!!!
ヤバい。このゲーム面白すぎる。面白いのツボを抑えてきてる。

ミッション開始前のメモ

プレイしたのがド深夜なので一層テンションがおかしいです。
そうですよね。彼のコードネームはキーボードじゃなくて、直接入力できますもんね。switchであることを見越して最初から決めていたってことですよね。switchの画像が出るまで気づきませんでしたよ。
そして迎えるAnother18。ヘリポートに降りる場面から始まります。
A18は捜査と潜入カットでありがたかったです。てっきりアレをもう一度やるのかと怯えていたもので…
このパズルのピースが埋まる感覚、ゾッとしましたね。
ファントムの共犯者がわかった時、本人のカットが入ります。
ここで巫女の歌を歌ってる時、どういう感情かわからなくてビビっていました。

あぁ…あああああああああ
うあああああああ

テキスト読み進めるの怖いよ
表のラスボスはファントムだが、裏ボスは君だったか。

あぁ、そうでしたか……あぁああああ

いっそ無感情の方が楽だったよ。共感できない悪役だったらどんなに良かったことか。


彼覚えてたんだ。あぁ、これは…これはとんでもないぞ…あぁ、あぁぁぁぁ………

シキの回想中のメモ

ここで回想読むのが怖くてしばらくうーうー言ってました。あまりにもしんどくて。この時深夜3時です。
断片的にシキのこれまでを辿りましたが、私はシキの本性が眠っているんじゃないかと思ったんです。
これだけ驚きの事実が眠っていたので、まだ知らないシキの一面があると怯えていたんです。それだけのことをされているし、振り回されているのでこの島に恨みの一つや二つ持っててもおかしくありません。
※ここからは妄想です※
表向き引っ込み思案な彼を演じていて、本当は恨みや復讐心を抱えた低音CV内山昂輝だったらどうしようか…
彼の境遇を思うと負の感情を抱えててもおかしくないんです。巻き込まれた被害者なので。だからいざルークと対峙した時、いままでの苦しみを吐き出したらルークたちは言い返せるのか、と。信念のぶつかり合いになったら私はどうすればいいのか。そんなものは杞憂だったとさ。
※妄想おわり

あぁ…違うんだ……

ファントム!!!!!!!!!!!

あぁ………
同じ件をまた読ませるわけですね…
あぁあぁぁ〜〜〜〜…

ファントムに騙されてアッカルドと会って誤解するシーンですね。シキが最初から内気で迷子のような子だったんですね……純粋であるが故にファントムに駒として使われてしまったんですね。
ここのすれ違いがつらいです。兄と気づかないまま親子で再会していたとは。
ファントムに嘘の情報を教えられ、わざと再会することで「捨てられた」と思い込ませる作戦…
ファントム策士だなって思うところは、シキに「復讐心」じゃなくて「人と繋がりたい気持ち」を煽るところですね。シキ自身は歪んだ感情を持っていない子です。そんな子はファントムにとっては格好の餌です。「キズナ計画」は「(人を管理・統制することで)みんなといっしょになれる」ことが目的です。人とのつながり方、絆の結び方がわからなかったシキにとって「これしか方法がない」と選択肢を狭まれてしまったのでしょうね。ずっと軍の兵器として閉鎖的な環境にいた彼にとっては想像できなかったのでしょう。
ファントムに付け込まれ、利害を一致させられたシキ。それはまさに「賽を奪われた」といえます。
(余談ですが、復讐心に駆られてたら、それは自ら望んでDISCARDにいることになるから、「自分の賽」を持ってることになっちゃいますね笑)

・仲間として心配するルーク
回想が終わり、ヘリポートの場面。シキに即連絡するルーク。裏切られていたにもかかわらず、変わらず仲間として心配するルークはブレないですね。ここでも冷静に話を聞きます。

君が入っていなきゃ「みんな」じゃないんだ……シキ!

A18シキに電話して確認するシーン

M13でも同じセリフを言ってましたね…反復の鬼か?(n回目)

・本当に全てを守ったよ
Anotherで本当に全てを守るとは思いませんでした。
「すまない、人を謀るのが趣味なんだ」で泣かされるとも思いませんでした。
「嘘ついてもルークは手を握るだろう」ってそれ何よりの信頼だよ。無自覚なのがなんとも言えないですね。
ルークに手を握られ引きあがるファントム、伝えられなかった父さんへの感謝の言葉、M18で散り散りに解散したBONDが空港で4人揃っているところ。挙げるとキリがありませんが、Mission18との対比が多くて泣けますね。
私は夕焼けをバックにした、アーロンのとあるセリフが気にいってます。彼の言葉は是非その目で確かめてほしいです……Another18ともう一つの道後半はもう色々あって何から書けばいいのかわかりませんね。
まとめると、つなぎきれなかったM18を経てのAnotherは光りますね。忘れた頃に回収される伏線と設定が最後まで心を掴んでくれました。オレンジ文字に惹かれてつい黒文字の何気ない情報を忘れてしまうんです。そこを利用してうまくストーリーに溶け込んでいたのが良かったです。

おわりに

メイン、バディ、サイド全て読んでみても、すごいボリュームでした。一個一個のお話が無駄じゃない、むしろ読むことでメインへの深みが増します。今回触れられませんでしたが、バディエピもどれも個性的で面白かったです。何度も捜査して潜入した甲斐がありました!おつりが返ってきます。

バディミのストーリーはイメージ通りになることもあれば、イメージが遠心力で遠くに飛んでいくこともありました。それでも最後には人との絆を描いた熱い物語になっていて、思い出深い作品になりました。
最後に、デザイン、キャラ同士の関係性、ストーリー、演出、BGMと。黒ひげ危機一髪のように、色んな角度からグサグサ黒ひげであるプレイヤーを刺してくるゲームでした。全部の剣で黒ひげを跳ばせる勢いでした(伝われ)。
最後までお読みいただきありがとうございました。おわり。


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