粘着質な目標
やったこと
①ジム
朝6時半から足のトレーニングを行った。やはり早朝のトレーニングは人が少なくて良い。
自分の話になるが、俺は尻がデカい。足も太い。ウエストより一回り大きいサイズでないと履けないパンツも多い。
それでもなぜ足を鍛えるかというと、完全に昔からの癖だ。上半身を鍛えたら、下半身も鍛えないと気が済まない。
筋肉のことはまだよく分からないが、いつか細くなってくれることを祈る。
②おえかき
1時間くらいお絵描きをした。
絵のこともよく分からない。分からないことばかりの人生だ。
時間と気力があればこれからも絵を描こうと思う。上手くなりたいというよりは、創作欲にストレスの捌け口を求めているだけなので不純も不純だが、少しは頑張る。
③睡眠
11時まで犬と寝てた。
④通院
何事もなく終了。
⑤睡眠
20時まで寝てた。
目標の話
目標を立てることが苦手だ。達成することよりも、立てることが一番苦手だ。
何故かは分かっている。俺が相当なビビり人間だからだ。失敗を恐れ、後悔を忌避するあまり、最初のきっかけの選定に莫大な時間を費やす。俗に言う、石橋を叩いて壊すタイプの人間だ。
安全を確かめる方法が百あるなら、少なくともその百回に加えてオリジナルで一回を見つけて試すタイプの人間だ。
それ故に機を逸し安全を逃すこともある。ただのアホである。
その癖目標が立ってしまうと割とすんなり行けてしまう事もある。取り越し苦労のプロを名乗れるかもしれない。
ただ、今まで生きてきて、誰かと一緒だから、とか、みんなが行ってるから、とか受動的に目標を定めたことはほとんどないと思う。またきっかけはそうでも、改めて考え直し、自分に相応しい理由をつけ直すことができていたと思う。
やればできるのに、やるまでが長いんだよなあ。と考えたところで、何かが引っかかった。
やればできる。でも、やるまでが億劫で、やる気が出ない。そうだ。この気持ち、前に経験したことがある。確か、あれは。
ポケモンルビーの、ベトベトン育成だ。
ベトベトン。これを読んでいるポケモン経験者の方々は、対戦目的以外で彼を育成したことがあるだろうか。
おそらく余程の毒ポケモン好きでなければ、原種の彼を愛用している人は少ないと思う。
初代や金銀ではロケット団が繰り出してくる上、アニメでも一時期サトシの手持ちだったことから、認知度はそれなりに高そうなポケモンである。
本筋に入ろう。何故ポケモンルビーだと、彼を育てるのが億劫なのか。
まず、昔のポケモンであるという点。
ポケモンルビーには魅力的な新ポケモン達が数多く存在していた。なのでわざわざ彼を使うメリットは薄かったように思う。
続いて、直前にゴクリンが出る。
ゴクリンとはルビーサファイアで登場した毒タイプのポケモン。ベトベターが手に入るのは、記憶が正しければ「炎の抜け道」という、4つ目のジムに行く途中の場所だ。対してゴクリンはサイクリングロードの下、3つ目のジムの直前に登場する。
「もうゴクリン捕まえちゃったよ」となったユーザーもそこそこいるはず。
なんで毒タイプのベトベターが「炎の抜け道」にいるのかは知らない。金銀ではマグマッグが毒タイプの多く出るサイクリングロードに出ていたし、実は仲良しなのかもしれない。
最後に、進化レベル。
彼の進化レベルを見て「え!遅!」となる人、10人中6,7人はいると思う。38レベルだ。
ルビーサファイアで38レベルとなると、大体敵組織アジト〜7つ目のジムくらいの標準レベル。しかも7つ目のジムはエスパータイプ。
彼を一番使いたいタイミングは、おそらくライバルの草タイプなのだが、ライバルはその直前で最後の戦いを終える。
どこで使うというのか。ベトベトン、どこで使えるのだろうか。
強いて言うならチャンピオンのユレイドルだろうか。ピンポイント起用に、一枠割けるだろうか。
そう、このベトベトンというポケモン。入手自体はそこまで難しくないものの、ストーリーで育成をするにはそこそこの根気と覚悟が必要なのである。
ただ、誤解なきよう言っておくが、彼は弱くはない。初代特有の豊富な技マシンによる広い選択肢、高い攻撃、特防とHP。育ってしまえば割と使い所は多いはずだ。
使えば強いのに、使うまでに超えるハードルが多いポケモン、それがベトベトン。
やればできるのに、やるまでに超えるハードルが多い俺の目標。
もしかして、俺の目標ってベトベトンなのか?
ベトベトン、お前を信じていいのか?
いつかルビーをベトベトン1体縛りでクリアしよう。そう決意したところで、この話を締めさせていただきたい。
おやすみなさい。
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