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知人と立川にフットサルを見に行った後、ラーメンを食べた話

先日、知人のひろむ(hiromuvwd)と一緒に立川までフットサルを見に行った。

ひろむは、前に勤めていた会社の同僚であったが、一緒に仕事をしたことはなく、たまに会社内ですれ違ったらサッカーの話を立ち話でするぐらいの関係性であった。

ひろむは、28歳で私は41歳なので年齢もひと回り離れているのだが、なぜか変に気を使うこともなく話しができて、定期的に会っては軽く食事をしたり、お互いの近況やサッカーやフットサルの話をしたりしていた。友人と呼ぶには、はばかられるのだが、人間関係と話題の範囲がせまい私にとっては貴重な知人と言える。

ひろむは、ずっとフリーランスでサッカーライターをしていて、私といえば昨年9月に会社を退職してフリーランス(職業上は個人事業主)となったばかりの身分なので、フリーランス歴では大先輩にあたる人なのだ。

そんなフリーランス先輩のひろむから、昨年末にフリーランス忘年会しましょうと食事に誘われた。私は自分から誰かを食事に誘うことはないが、誘われたらなるべく参加しようぐらいの社会性はぎりぎり持ち合わせている。

残念ながら、年末はお互いの都合がつかずにフリーランス忘年会はできなかったが、では今度一緒にフットサルを見に行きましょう、と私の方から提案してみたら、ひろむもちょうど立川で催されるFリーグの立川アスレティックスFC vs ボアルース長野を見にいくつもりだったとのこと。

ひろむは、普段は長野を拠点にしてライター活動を行なっているため、ボアルース長野の選手、チーム関係者にも何人か親しい人がいるとのことだった。

立川泉体育館

ありがたいことに、試合が開催される立川泉体育館まではひろむの車に乗せてもらった。偶然にもひろむと私の家が近く、私の自宅最寄り駅まで車で迎えに来てもらった。

試合前風景

立川泉体育館でフットサルを見るのは初めてだった。平日夜開催にもかかわらず、お客さんはたくさんいて、席の半分ぐらいは埋まっていた。

試合は、長野が弱者の戦い方を徹底し、引き分けで勝ち点1を獲得しようとしていたが、試合終了残り5秒で立川が勝ち越しゴールをあげて、立川が劇的な勝利をあげ、一方、長野にとっては痛すぎる敗戦になった。

私としては、試合終了の残り30秒で立川がタイムアウトで時間をおいたことが一つ功を奏したのではないかと思っている。タイムアウトはサッカーにはないフットサル独自の展開であり、勝負時のタイミングを逃さすタイムアウトをとり、勝利をもぎとった立川のチームとして総合力が長野を少しだけ上回った。

傘をさすほどでもない小雨が降っていて寒かった

大変エキサイティングな試合だったが、長野目線で試合をみていたひろむは少し落胆していた。

帰りに車が停められるラーメンチェーン店に行き、二人でラーメンを食べた。

私も何度か家族と一緒に行ったことがある家の近所のラーメンチェーン店で、私も子供も好きなお店なのだが、若干スープが油っこいのが妻の舌には合わないらしく家族では行かなくなっていた。



ラーメンが運ばれてきて、ひろむがひとくちラーメンを口にした時

「スープが熱めなのは、替え玉を考慮しているからだと思う」

と、ひろむが言った。


言われてみればスープは少し熱いかもしれない。つまり、ひろむが言いたいことは、ラーメンを食べ進めて、時間が経って替え玉を頼んだ時にスープがぬるくならずに、替え玉が引き続きおいしく食べられるように考慮されて、最初の段階でスープを標準よりも熱めにしている。ということだったと思う。

私は、感心してしまった。というより、ちょっと衝撃を受けたといっても過言ではない。

そんなことラーメンを食べるときに考えたこともないからだ。

いや待てよ。
ラーメンのスープが熱いのは当たり前ではないのか。
そこまで熱いか?
うーん、熱い気もする。

そんなことを考えながら食べたラーメンはおいしかった。

ひろむが撮ったラーメンの写真。この記事を書くために写真を送ってもらった。

その後、私が書いた漫画や最近、流行っている漫画の傾向などの話をした。
ひろむは、私が歩んできた人生を漫画にするのは、おもしろいのではないかと言っていた。

それも、私にとっては貴重な助言であった。人と話していると何かしら自分が考えもしなかった新しい視点に気づかされることがある。そこから新しい思考の展開に繋がっていくこともある。

つまり、私が一番言いたいことはラーメンはおいしいということである。

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どんどこすすむ/漫画家
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