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Wacom Cintiq Pro 27 所感

先日、新宿にあるWacom(ペンタブのメーカー)のストアに置いてある液晶ペンタブレットを実際に触ってみるために思い立って新宿に行った。

新宿に行こうと思ったのはその日の朝で。
その日の朝、Wacomの液晶ペンタブレットのラインナップをネットで調べてたら、液タブもPro仕様になるとそれはそれは結構立派な価格になるってことが判明した。

これは買うにしても、実際に触ってみないといけないぞと、思った。

なぜ液タブを買おうと思ったか。
そもそも iPad Pro (第3世代 12.9インチ) + Apple Pencil + CLIP STUDIO PAINT EX の環境で漫画やイラストを描いていて、作画作業に課題を感じていた。一番の課題は画面の小ささだった。
画面いっぱいに作業領域を広げても漫画の原稿用紙より一回り小さい。
実際の作業時は画面いっぱいにすることはなく、サイドメニューにレイヤーやブラシツールを配置しているので、画面全体の6割ぐらいで作業するので、さらに小さく感じていた。(tabキーでサイドメニューの表示/非表示を切り替えることはできる)

iPad Pro

新宿のワコムストアで実際にペンタブを操作してみたり、店の人に質問や説明してもらっていくうちに、一番でかくて一番最新で一番高いやつが欲しくなって、それ以外は買う気にならなかったので、えいやー!で大枚をはたいて買ってしまった。

Wacom Cintiq Pro 27

ちょっとデカすぎたかな。

iPad Pro との比較表を作ってみた。主観も入ってるし、液タブの方はPCのスペックも無関係ではないと思う。

比較表

ちなみに、液タブと接続しているPCのスペック。mac OSのアップグレードが非対応になっているのでこれを機に買い替えようかなと思ってる。また出費がかさむ。。

Mac Book Pro Early 2015 

画面の大きさはさておいて、一番の差は「指でマルチタッチ操作」である。
作画作業においては、画面を直接二本指でタッチして拡大したり、回転させたりすることを頻繁に行うのだが、これが iPad の快適さに比べると、Wacom は使いものにならないと感じるぐらい動きがもっさりしている。
Wacomの最高機種にしてこんなもんなのかと思ってしまった。結局タッチ機能はOFFにして使っている。ここらへんはPCを変えたら改善されるかもしれないが。

あと、iPadの二本指タップで取り消し(cmd + Zの代用)する操作を愛していたのだが、色々試したのだが、その操作を再現するのはWacomの液タブでは無理なようだ。

「筆致のレスポンス」とあるのは、ペンの動きに対する描画の速さを示している。ここもPCの性能に依存するところかもしれないが、Wacomの液タブで筆ペンや鉛筆などエフェクト(ザラザラ感のある)があるブラシは描画の追跡が若干遅くなる。iPadでは違和感なくスラスラ描ける。

「画面の明るさ」については、自分は目が疲れるので、極力画面を暗くして作業をするのだが、暗さの下限(より暗くする)がiPadと比較して、Wacomには限度がある。もっと暗くしたいのだが。今は部屋全体の照明などの外部の明るさを調整して対応している。

「ペン」については、感覚/感触の話になってくるが、iPad & Apple Pencil だと若干固い感じがするのだ。ペンと画面が触れるとコンコンと固いものを叩いている感じがする、一方、Wacom pro pen3の方はシャッシャッと描ける。こちらの方が紙とペンに近い感触がする。

「画面の大きさ」これについてはそのままで、やはりでかい。やっぱり作画領域が大きいと、思い切って線を引くことができて、線に勢いがつく感じがする。

当然すぎて比較表には記載してないが、iPad は持ち運びが可能である。Wacomの液晶ペンタブレットの場合、このサイズになるとスタンドも合わせると相当の重量になるため持ち運びは現実的には不可能になる。

所感

現時点で iPad は強力な作画ツールで、やっぱハード、OS、CPUの全てを持ってるAppleは強いと思った。ただ、慣れの問題はあると思うので引き続き液タブの方を試行錯誤していきたい。なんだか沼にはまっている感じがしていることは自覚している。

帰りに新宿御苑に寄った

3ヶ月後の所感

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