自分のこれからのキャリアを考えて ~マジキャリ/キャリアデザインコース受講~
はじめに
社会人8年目になり後輩も増えてきた。現在の勤め先は新卒入社した1社目で、就職活動の時に自分が志した専門性・分野の仕事に関われる可能性を感じて入社した。なかなか同業他社で聞かないほどキャリアの自由度が高い職場で、職場の先輩・同僚にも恵まれて自分のやりたい仕事に少しずつ近づくべく働いてきた。
しかし、このままこの会社で働くことがベストのキャリアなのか、また私はこの会社に、あるいは社会に貢献できているのか…?という迷いが年々大きくなってきたことから、マジキャリのキャリアコーチングプログラム「キャリアデザインコース」を通して、自分のキャリアについて改めて考えてみた。
1.キャリアに対して抱えていた悩み
キャリアコーチングを受けようと考えたきっかけは、自分がキャリア・仕事に求めるものの優先順位がわからなくなったことだった。
キャリアコーチングを受けるに至った時の悩みは大きく以下の4つだった。
現職場と私自身の実績・ノウハウでは、私が当初志した分野で競争力のあるサービスを提供することは難しい。
成果主義の会社であり、ノルマ売上の達成が求められる。しかし、私は周囲の同期や年次の近い社員より並外れて仕事が遅く、自分のやりたいこととノルマ達成との両立、WLBを確保したノルマの達成が難しいと感じている。
近年の働き方改革によって、労働時間の上限管理がいっそう厳しくなった。会社員としては喜ぶべき変化なのかもしれないが、日々忙殺されて、やるべき仕事もやりたい仕事もすべてが中途半端になっている。
休日出勤も多い仕事中心の生活を送ってきたが、この1年で親族に不幸が続いたこと、両親の健康不安、自分自身のメンタル不調が重なってWLBについて考える機会が増えた。
2.マジキャリを受講した理由
上記の悩みに対して、キャリアや自分の人生の優先順位を考える機会が欲しい、誰かに頭の整理に付き合ってほしいと思い、いろいろ調べるうち「コーチング」の概念を知った。
キャリアコーチングでなく、より広範なテーマでコーチングしてくれるコーチを探すことも考えたが、「手を付けられるところから順番に整理しよう!」と考え、キャリアコーチを探してマジキャリに出会った。試しにマジキャリコーチの無料カウンセリングを受けて、自分の求めている「頭の整理に付き合ってくれる誰か」になってくれるのでは…!と感じ、キャリアデザインコースを受講した。
3.マジキャリ(キャリアデザインコース)での気づき
キャリアコーチングを受けて、特に大きな気づき・印象に残った内容は2つある。
(1)気づき1:自分の人生を充実させる条件
印象的だったセッションとして、自分が生まれた時からこれまでの①主なできごと、②その時の人生の充実度のグラフを作成するというものがあった。自分の人生を振り返って充実度が高いときを見ると、自分が「日々が充実していると感じる条件について、それまで無自覚だったポイントがあった。
具体的には、私の場合には①自分の好奇心に忠実に行動していること、②新しい環境で新しいことに挑戦していること、③仲間と一緒に何かに取り組んでいることの3つが充実度を高めるのに重要な条件であるようだった。一方で、①一人で黙々と判断・作業を繰り返す状況、②時間に追われて成果を求められる状況は充実度を下げるとわかった。
このセッションを行うまでは、単純作業が苦にならない性格なので、自分が新しい環境やチームワークを好むほうだということにあまり自覚的でなく、その点は意外な発見であった。
(2)気づき2:経験職種・業界に捉われすぎない視点
また、セッションを通じて整理した自分自身の強み・弱みなどを踏まえて、キャリアコーチの方から、これまで経験したことのない職種であるWebマーケティングなども向いているのではないか、という意見をいただいた点も、友人や職場の同僚などと話していてもなかなか得られない視点からの意見であり、非常に参考となった。
4.次の一歩に向けて
セッションを通じて、自分の強み・弱み、自分が求める職場の条件などを一定整理できたと感じる。
次の一歩としては、転職サイトなどを通じて実際に他社の業務内容、企業分析等を進め、現在の自分の能力・経験でどのようなキャリアがありうるかについて検討を進めたいと思う。
現職の職場は、同僚・上司は人間性が優れており、恵まれた環境だと思っている。しかし、この機会に自分のキャリア全体を見て、どのような選択肢があるのかについてよく検討したいと思う。