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道南サミットフィールドワーク熊石編
こんにちは~
道南サミット代表の岡本啓吾です。
2023年11月29日(いいにくの日)
八雲町・熊石にて行われたフィールドワークについてレポします!
道南サミットとして、
道南各市町村を繋いで紡ぐ各地域のコーディネーターが必要だよね!
みんなで成長して育てていこう!
ということで研修会やフィールドワークなど実施してきました。
経緯はこちらの記事を
ちょっと振り返りますが、
前回は6/25(日)にシエスタハコダテ(Gスクエア)にて行われた
「道南の未来を考えよう」にて
株式会社キッチハイク 代表取締役CEO/保育園留学 主宰の山本雅也さん
による講演会を行い、
厚沢部発・全国で大注目の保育園留学についてを学びました。
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であれば「百聞は一見に如かず」ということで、
講演会の参加者みんなで実際に厚沢部に行って
地域のことをもっと深く掘り下げて自分事にしよう!
という流れで7/14(金)厚沢部フィールドワークへ
![](https://assets.st-note.com/img/1701308998634-bT92QptqqI.jpg?width=1200)
とにかく現場の人達の思いが形になった設計に熱くなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1701309015402-AscJdky2Mb.jpg?width=1200)
官民連携×内外の掛け算がかみ合いまくったからこそできた仕組みだと一同納得。
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行政関係者、民間の事業者、
厚沢部の内も外も合わせて
20名程での濃厚なフィールドワーク&ワークショップでした。
そして、最後に岡本からの謎の無茶ブリで
次回開催は八雲町・熊石に決定!?
![](https://assets.st-note.com/img/1701305029038-8iIfWSl8ZQ.jpg?width=1200)
というわけで厚沢部では気づきや学びも多かったけども、
もっと踏み込んだ(課題発掘するところからではなく)
ある程度その地域の課題やテーマを浮き彫りにしておいて、
参加者にも予め提示しておいて、
現地でフィールドワークやグループワークが出来たらもっと良いよね!
ってことで現地コーディネーターとして
熊石地域おこし協力隊の窪山さん・和田っちを中心に組み立てていきました。(ここからが本題です)
まずは今回、八雲町役場熊石支所さんのご厚意にて
なんと町のバスをお借りしてのバスツアーフィールドワークとなりました。
(地域おこし協力隊を介しての官民連携の座組になってるの感動)
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「熊石地域のまったりツアー」と題して
コーディネーター窪山さんがバスガイドをしながらくまなく熊石の町を巡る旅が早速スタートです!
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(窪山さん)
「とっておきの場所を見に行こう!
というよりは、ココで暮らす、ココに生活 が あるという日常の熊石を
感じてもらう ことや 熊石全体の町の広さやそれぞれ町にあるものの位置を知ってもらうことが目的です。」
とおっしゃる通りで、
熊石の全体像を俯瞰的に見ることができながら、
窪山さんが約3年で培ってきた地域への愛や、人の魅力、地域への根付きをたっぷり感じる素敵なフィールドワークでした。
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美味しいご飯をみんなで食べて、
さて温泉でも入ってゆっくりしましょか?
というわけにはいきません。
はい、ここらかが本番です。
午後の部は熊石ワークショップ。
「くまいし館」の体育館をお貸し頂いてグループワークをみっちり行います。
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まずは、熊石支所の北川課長より熊石の課題についてのお話をいただきます。
18年前に八雲町と合併した時に、役場の職員も新聞記事で知って腰ぬかしそうになったというリアルなお話。
熊石は檜山管内だったのに、渡島管内になってしまったことで、
行政的な機能も分断されたと言うか、
どこか見放されてしまうような実態になってしまった印象を受けました
(個人の主観です)
そして、これは人口減少が進む地方都市として(道南も勿論)
市町村合併は今後どこにでも起き得ることではあるので、
ある意味このような課題は地方都市の先駆的な事例なのかもと思いました。
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≪前半 グループワーク
①「民間主導のまちづくりに向けて」
②「核になる人材の発掘、確保について」
③「外部人材が地域に馴染む環境整備」
今回も熊石の内の人、外の人と総勢20名程でのワークショップ。
官民、内外とバランス良く4チームに分かれます。
それぞれ①~③のテーマに分かれて1時間程話し合いますが、
どのチームもテーマが難しのもあってかなり議論は白熱しました。
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私のグループは
②「核になる人材の発掘、確保について」
について話し合いました。
岡本、熊石の町内会長連合会長の井口さん、熊石地域おこし窪山さん、
厚沢部地域おこし和恵さん、檜山振興局(有休消化中)田中優太、
ととてもバランスの良いチーム。
まずは町会会長の井口さん(元役場職員)に熊石の合併後からの実態を根掘り葉掘り聞きます。
「核になる人材」ということで
「外」から来た地域おこしの窪山さんは
今や熊石にはなくてはならないローカルキーマンだというお話と、
「内」には熊石審議会というミドル世代の民間事業者で構成されたローカルプレイヤ―達がいるとの情報。
ただ、地域おこしの窪山さんは任期があと1年。
その後は熊石で今のような立ち回りで動けるような仕事は現状無く、
独立すると言っても中々熊石で起業して成り立つかは難しいという課題が。
熊石審議会も、それぞれ漁師さんや農家さんなどの事業者さん達は、
本業があってのことなので、自分たちがこの街で食べていくことが大変な中で、思いはあっても街の為に自由に時間を使うことは中々厳しい、、
せっかく内にも外にも鍵になる人達はいて、
そこがちゃんとつながっていて、
地域のことを自分ゴトとして思いをもって活動できる人はいるのに、
そこが持続可能になるにはいくつか仕組みが足りない、、
そんな現状にぶち当たりました。(それ以外にも沢山ありますが)
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それでも、話の中で
窪山さんにだけハブの役割を担って貰うにも限界がある。
もっと熊石のコトを、道南という括りで考えて課題解決できるような
広域の地域おこし改め「道南おこし協力隊」みたいな考え方で、
市町村で区切るのではなく、
もっと横断的に道南を人やコトで結んで
官も民もみんなで何とかするって流れに持って行かないとダメだよね!
というポジティブな今後の方向性は垣間見えて
ターイムアップ!!
むむむ、
色々と今後につながってきそうなワードが出てきました。
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地域課題を本気で話し合っても
中々解決の答えがすぐに出てくるわけにはいかないですが、
なんかこの辿り着きそうな、何か見えそうな、
喉の奥がイガイガする感じ、、?
何て言うんでしょう?これ?
ちなみに風邪ではないです。なんか堪らないですよね。
ということで各チームの発表会です!
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どのチームも正直うまく結論までまとまっての発表には至りませんでした。ただ、発表者もそれ以外のメンバーも、
みんなで壁にぶち当たったことや自分自身感じた気づきを吐き出してくれる場になりました。
他のチームからもどんどん質問が絶えず、ここでも議論が議論を生み、
こんなに有意義な発表の時間も中々無いなと思い熱くなりました。
(+も-も口に出して「吐」き出して、その上で
+のことを積み上げれば必ずや「叶」う。
とTIMゴルゴ松本さんが言ってました)
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乙部のキーマンドリーさんも
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せたなと八雲の役場の方
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そんなこんなでワークショップ濃密な2時間強が終わりました。
終わってからも暫く熱い談笑が続きましたが、
初雪以来の雪がどっと降ってきたので早々に切り上げました。
(函館までツルツル路面の峠を3時間かけて無事に帰りました)
りょうすけさんの「次は酒飲んでやりたい」に3票!笑
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というわけで現場からは以上でございます!
お疲れ様!楽しかった!勉強になった!有意義だった!
みたいなのがこういうイベント終わりに
グループLINEで飛び交うのが常ですが、
終わって一晩経ってモヤモヤして
「次はもっと踏み込んでこうしたい!」
って具体的なアクションプランが参加者から既に出てきております。
そこからまた次に向かって具体的に進んでいきそうです。
こういう地を這うような道南の各地域を自分ゴトにする活動を経て、
いずれはみんなの「道南ゴト」みたいになっていけたら、
道南はもっともっと面白くなると確信しました。
こういううねりをしっかり大事につなげて拡げていきたいなぁ。
道南やっぱ好きだなぁ。と思う一日でした。
そして、まだ内緒だけど「道南サミット」
年内中にすごいことが起きそうな予感、、
匂わせカミングスーン
道南サミット代表 岡本啓吾