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地域コーディネーター研修 12/12【イベント後記】

2022年12月12日(月) 14時、第一回目の「道南サミット・地域コーディネーター研修」が開催されました。場所はシエスタ函館4階にあるGスクエア。企画・進行を行ったのは八雲町で地域コーディネーターとして幅広く活動している、赤井義大(あかいよしひろ)さん。

「道南各地域に1人以上のコーディネーターが欲しい」という彼自身の願望(野望?)を実現させるため、すでに道南地域で活動している方を対象にした「講座&ワークショップ」を初開催。この記事を書いている私・坂田 純華(さかたすみか)も赤井さんと共に企画段階からプロジェクトに参加させていただきました。

参加者は、道南各地の地域おこし協力隊をはじめ様々な活動をされているプレイヤー、農家さん、空港職員、行政職員など、多種多様にお集まりいただきました。

研修を終え、道南の未来が楽しみでワクワクする今(現在:研修当日の夜23:00)。道南に住む『同じ志をもった誰か』にこのワクワクを共有できたら...!と、noteのアカウントを作成しました。記念すべき道南サミットとして初の投稿。この記事を読んで「道南のために熱くなっているひとたち」の存在を知って共感いただけたら嬉しいです


ビジョンの共有と事例紹介

研修の流れは大まかにこんな感じでした。

  1. プロジェクトの背景

  2. ビジョン&ゴール

  3. 八雲の事例とその他地域の事例

  4. コーディネーターの定義を考えるWS

  5. 地域&自己分析WS

  6. 今後のフロー共有

2022年10月最後の日に開催された「道南サミット新事業キックオフMTG」にて、道南全体で連携して事業をスタートさせるためには、まず地域同士の連携強化が必要だと考えた赤井さん。

地域コーディネーターを育てることが目的なのではなく、最終的なビジョン『地域同士で連携し、道南全体を盛り上げたい』。それを実現するための「地域コーディネーター育成」なんだよ、という話から研修は始まりました。

地域コーディネーターの役割

例えば、何か道南でプロジェクトを行うとき、運営局がトマトを育てる農家さんと帆立を育てる漁師さんとコラボしてプロジェクトを進めたいとします。しかし、農家さんや漁師さんはお仕事で忙しかったり・信頼関係がつくりづらかったりなどコミュニケーションを円滑に行うにはいくつかの障壁がありますよね。

そこで活躍するのが『地域コーディネーター』です。

プロジェクト運営局と地域プレイヤーの仲介役として、コミュニケーションを円滑に進めたり、さらなる協力者をつなげたりとプロジェクトの発展に一役買うことで、道南全体の活動をどんどん豊かにしていくことが地域コーディネーターのミッション/醍醐味です。

ワークショップで見える、みんなの想い

ワークショップの発表をしている様子

さて、そんな地域コーディネーターという存在。実際なったとして、どんなことをするんでしょう?まず、誰にでもなれるものなんでしょうか?というかそれをライスワークにしていくことは可能なの?

それらの問いに対してグループや個人で「答え」を考えていくのが次に行われた2つのワークショップ(以後WS)です。

コーディネーターとは何か深堀りするWS
住んでいる地域と自分の関わり方を深掘りするWS
自己を深掘りするWS

これらのWSを通して出た参加者それぞれの答えを専用のワークシートに記入しGoogleドライブで提出していただきました。そのメモ全てに目を通した時、地域をよくしたいというみなさんの想いが画面上からもバチバチと伝わってきたんです。私は「自分のためではなく、地域のために何かをしたいと強い想いを持っている方がこんなにいるのか」と胸が熱くなりました。

ここからは私が個人的に心が動いたメモのほんの一部を紹介します。

◉次世代につながるコーディネーター

回答者の心の温かさが文字から伝わってきませんか?この方がコーディネートする町を想像すると、なぜかとても優しい気持ちになります。

そして、『キッズコーディネーター』という革新的アイデアも!この発想は私にはなかったものでした。子どもが元気な町の未来は明るいはず。小学生から高校生までそれぞれの伝え方で仲介をしてもらうことで、未来への投資にもなるかもしれないですよね!


◉危機意識をもつコーディネーター

この方は、人口減少や産業の衰退を強く懸念している方で、『危機意識』を持ちながら広いフィールドで活躍できるコーディネーターが必要だと答えています。この意見には私もはっとさせられました。

「地域をよくしたい」とかそんな生半可な気持ちではなく「未来の世代のために地域を守らなければならない」と使命感をもつことは地域創生において最も強い活力になるということを気づかせてくれました。


◉行動する動機を与えるコーディネーター

この回答の中で私に沁みたのは『住民に地域をより良くするために行動する動機を与えられる』という言葉。地域の外に向けた活動をすることで地域の人が地域のために動くきっかけを与えられる存在。素敵すぎますよね。

私は「外と中をつなぐ」ことに注視しすぎていて、「中へのベクトル」を忘れるところでした。大切なことを気づかせてくれました。この想いを持ってるひとなら必ず達成できるように思います…


◉「でも本当は、」

ある女性の参加者が「自分は何のコーディネーター?」という問いに対して「コーディネーターを支えるコーディネーター補佐」と回答していました。コーディネーターの「やりたい」「挑戦したい」の実現をサポートする役目です!と強い意気込みの下に書かれた少し控えめな文章。その言葉が私の心を揺さぶりました(笑)

それがこちらの文章です。

コーディネーターと名乗れる自信が欲しい。その言葉から深い函館愛がばしばし伝わってきて、なんかうまく言えないけど…..いじらしい!

そんな気持ちにさせてくれました。補佐ではなくて立派なコーディネーターになれると思うし、もうそうかもしれませんね…!


今後の方向性

ワークショップを終えた後、赤井さんから今後の研修の方向性の共有がありました。あくまで予定で常に変更する可能性はありますし、後半の5〜8はほとんど『理想』を詰め込んだ感じです。でもこれを達成する未来を妄想しながら、みんなで今を頑張れたら嬉しいです。


まとめ

企画に関わった私も参加者としてワークに取り組みましたが、本当に予想もしていなかった発見がいくつもありました。今年の2月から八雲町に越してきて町や道南での自分の立ち位置みたいなものがわからず、少し迷走気味の1年でしたが、何か少しひらけてきたような感じがしました。

しかし、今回のワークではまだまだ深掘りしきれていないと感じることも事実で。また、函館で開催したこともあって来たくても来れなかった方々も何人かいたのも心残り。

今後も研修は定期的に続けていきますが、オンラインでの開催でより参加ハードルをさげたものにできれば理想ですね。今回参加したくてもできなかった方、道南サミットが気になる方、この記事を読んで何か熱くなった方、みなさんぜひ気軽にお声がけください(^^) 初回の様子は動画やデータで残っているのでいつでも復習可能です。

とはいっても次回開催はまだ未定で。おそらく足りなかった自己分析をもう少し深くやる感じになるかなと思います。また詳細が決まり次第お知らせします!

最後に、今回参加いただいた方たちが書いてくれた感想を一部ずらっと並べてこの記事を終わろうと思います….

最後まで読んでいただきありがとうございました!

【お問合せ】
道南サミット事務局
donan.summit@gmail.com

森町
函館市
函館市
厚沢部町
森町
森町
八雲町(東京在住インターン生)


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