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あえて自由を禁止することで見えてくる突破口。はじめしゃちょーの禁止生活から学べること。
今日でお正月の休みも終わり、明日からは仕事の生活に戻る人も多いだろう。
僕は個人事業なので曜日の感覚はあまりないが、なんとなく世間と同じように過ごすと安心する。
だから日曜日の今日までは仕事を最低限に抑えて、明日からは本格的に働き出す。
そこで「もう休みも終わりだなぁ」とか考えながら、ボーッとネットニュースを見ていたら、こんな記事が目に入ってきた。
YouTuberのはじめしゃちょーが、毎年自主的に何かを禁止しているという記事だ。
僕は正直、はじめしゃちょーのYouTubeを見たことがほぼないし、好きでも嫌いでもない。
ただ、この禁止企画を実際にやっているのは、すごいなと思った。
実際に、はじめしゃちょーがこれまで禁止していた項目は以下の通りだ。
◆はじめしゃちょー禁止生活一覧
2016年:お菓子禁止
2017年:ラーメン禁止
2018年:肉禁止
2019年:私服禁止(スーツ生活)
2020年:毎日腹筋300回
2021年:米禁止
2022年:“禁止”禁止生活(縛りなし)
2023年:YouTuberとのコラボ撮影禁止
2024年:小麦粉禁止
毎日腹筋300回は禁止生活でもなんでもないじゃないかとか、“禁止”禁止生活(縛りなし)なんかルールが破綻してるじゃないかとか、色々な意見があるかもしれない。
また、人によっては「自分じゃ絶対無理だ…!」みたいな禁止項目もあるだろう。
個人的には、腹筋300回と肉米禁止がきつそうだ。というか、毎日腹筋300回って可能なんだろうか?
僕は中学のときに友達とプールへ行く前日、「明日は腹筋バキバキの俺を見てほしい」と急に考えて、限界まで腹筋をした記憶がある。
たしかそのときは600〜700回くらいしたけど、お尻の皮が剥けてしまって、翌日おしりに大きな絆創膏を貼って行って笑われてしまった。
はじめしゃちょーは300回も毎日腹筋して、お尻は無事だったんだろうか…?それだけが心配である。
さて、禁止生活という企画に話を戻す。
この禁止企画は、おそらく誰からも強制されておらず、はじめしゃちょーが自ら考えたものだろう。
なんでこのような難しい制限を設ける必要があるの?
そう考えるのが普通だが、この生活によって何個もの動画の企画ができるようになる。
禁止生活の難易度
生活を続けた心境の変化
挫折してしまった謝罪動画
第三者が禁止物を誘惑させてくる嫌がらせ
禁止生活終了後の解放系動画
などなど、詳しく見たわけではないが、こんな内容の動画がたくさんあった。
企画作りが難しいことを逆手に取って、あえて何かを禁止することで新しい動画を作れるようになる。
これは他のことにも応用が効く。
アイデアが思いつかないなら禁止することで突破口を見出せる
なんでもかんでも自由にすると、僕たちは何もできなくなる。
厳しい制限があるからこそ、達成できることが増えるわけだ。
僕はランディングページ(Web広告の次に飛ぶ縦長のページ)やセールスビデオの台本といった文章を書く仕事をしている。
商品やサービスを売るために自由に書こうとすると、たいていは誰からも読まれない文章になってしまう。
だからあえて文章を減らしたり、デザインを使って見やすくしたりする。
他にも文章を書く前に商品やサービスを売るターゲットを決めるとき、あえて売らない(売りたくない)人を洗い出す。
売ってはいけない人を決めるという禁止があることによって、本当に売りたい人が興味を持つような文章が書けるようになる。
もしあなたが販売者側でうまくいっていない状況なのであれば、あえて何かを禁止してみるのも1つの手だ。
考えるのはタダなので、「もし〇〇がダメだったら」と仮定してみるだけでも新しいアイデアが出てくる。
もしお得意様が他社に乗り換えてしまったら
もし1週間で売上を伸ばさなければいけなくなったら
もし1ヶ月後に自分が稼働できなくなったら
今から何をすればいいだろうか?
ちなみに、「もし〇〇がダメになったら」を考えた結果、僕はnoteを書くようになった。
これが良いか悪いかはわからないけど、最低でも2ヶ月間は続けてみるつもりだ。
p.s.
ちなみに、はじめしゃちょーが2025年に禁止するのはコンビニだそうだ。
僕はあまりコンビニに行かないので、それほど辛くなさそうに感じるが、人によっては1日で挫折するレベルだよなぁ。