クソリプ選手権
・ここ数年、Twitter上で誰に頼まれている訳でもないのに毎日開催されている「クソリプ選手権」。
勝手に私が命名したものだが、読んで字の通り、バズったツイートにありとあらゆるクソリプがついている事象である。
争うように様々な角度からのクソリプがついているので勝手に選手権にした。その方が楽しそうだし。
・例えばこんなツイート。
「長年付き合っていた彼女のために、色々諦めて東京から辺境の田舎に帰省し、就職したタイミングで婚約破棄された。俺の何がそんなにいけなかったのだろうか…。」
(内容は本当にあったものをアレンジしました、許可取ってないので)
本人は完全にネタにしているし、Twitter上なので勿論真偽は不明だが、このツイートへのリプライがまあ面白い。
「もっと良い恋愛できるよ♡頑張って♡」みたいなヤバポエマーだったり、急な下ネタだったり、「F外から失礼します、私も同じような…」といったここぞとばかりの自分語りだったり、週刊誌記者ばりに原因を聞きまくったりなんか色々。
・私はツイッタラーじゃないのでこの事象とは無縁だが、こんな意味不明なリプライする奴らは日常に普通にいて、なんなら同じ電車に乗っているかもしれない。
その静かな狂気にウケてしまう。ウケてる場合じゃないんだろうけど。
・何故、自発的に選手権は開催されるのか?
匿名の場で特に罪にも問われないのが大前提の上でだが、人って案外そんなものなのかもしれない。
10個クソリプがあったとしたら、そのうち1個くらいは納得するものが混じっているものだ。
人は他人には残酷だし、自分の居場所の相対的価値を上げるためには多少の犠牲も厭わない気もする。
赤信号はみんなで渡ると怖くない。
・では何が問題か?
それは、実際に文字に打ち送信し、インターネットを通じて全世界に発信してしまうことへの抵抗のなさだ。
普通、知らない人にそんなこと対面では絶対に言わない。言ってるのはヤバすぎる。
だがネットだと言ってしまう。
インターネット上では多くの人の理性のストッパーが外されている。知らないうちに。
野生の王国Twitterランド。
・文字で見てもこんなにインパクトがあるのなら、実際に本人が声を出して読んだら凄まじいに違いない。
Twitter社主催でやって欲しいなあ、クソリプ選手権in東京国際フォーラム。
超見たい。5000円までなら払う。
きっと誰も出ないけど。