なぜ電車内の広告は整形外科が多いのか?
・電車に乗るたびに思う。
「整形外科の広告多すぎない???」
・広告見るたび儲かってまんな〜と舌を巻いてしまう〇〇美容外科や〇〇クリニック。
ちなみにこれらの大量広告は地方にはあまり出現しない。都市部限定の良くある光景である。
・最近は大なり小なり整形している人も多いと聞くし、実際整形という単語をよく聞くようになった。かつての整形は、見た目で不利益を被り続けていると悩む人が意を決し、人生を掛けて大枚はたき施術するようなイメージだったが、今は「アイドルの〇〇ちゃんみたいになりたい」だったり「友達がやってたから」みたいな理由だったりもする。
二重や涙袋は比較的安価で失敗も少ないからハードルも低いのかもしれない。
・だったら、InstagramやYouTubeの広告で充分な気がする。若い人に存分にアプローチ出来るはずだ。では、何故こんなに電車広告が多いのか…。
・気になったので色々調べてみたが、実際整形は20代の若者が一番多く、実は受ける年齢層が高い、という訳でもなさそうだ(受ける年齢が上がるにつれ、金額は上がっていくらしい)。有名な何社かの広告もじっくり見てみたが、広告の主なターゲット層も若者で間違いなさそうだ。
・ここからは勝手な推測でしかないが、ありとあらゆる年代にリーチする電車内広告で整形の宣伝をするのは、「今の時代、整形はオープンな開かれた場所である」というメッセージなのではないか?
・広告を見て実際に整形してみようかな、と思い立つ人が現れるのを狙っているというよりは、広告を見ずとも前々から整形というものに興味がある人が、普遍的な日常風景に溶け込んでいる整形広告を目のあたりにし続けることによって「私が(整形したいと)思う気持ちはおかしいことじゃないし、みんなそうなんだ」と思う気持ちを後押しする効果を期待しているのでは?
・実際整形は低年齢化が進んでいるらしい。写真映え命のSNSに影響を受けているのかなあ…。
・私個人は整形に興味はない。メイクでどうにかなりそうな範疇ならする必要はないし、それ以上の変化は怖すぎる。何かを失う気がする、魂とか…?自分が自分でなくなるし。
・でも、最近は整形をオープンにする芸能人やインフルエンサーが一気に増えましたね。お仕事に繋がっていると思うし、本当に良かった、と思えるなら何よりだと思う。決して整形は悪ではない。
・だが電車広告はもう見飽きた。有楽町線の広告は出版物の広告が多いので(沿線上に出版社が多いからだと思う)、ほかの路線もそんな感じにして欲しい。何卒。