機ドラ テクニック集
ランク・ドラゴンになかなか到達できないというあなたへ、勝率を少しでも上げる方法を伝授。
前書き
機兵とドラゴンは、批評を浴びる際に必ず言われる事がある。それは「運要素が強い」という事。
自動で動くウキシマ艦の移動ルート、ドラゴンの配置、出現パーツ等、あらゆる場面でランダム要素が介入する事が悪印象に捉えられやすい。
要は対戦ゲームにおける運要素はバニラエッセンスのようなものであるべきと言う人間が多いのである。香り付け以外には適さないと言う認識なのだ。
筆者はランダム性がバニラエッセンスだろうがバニラアイスだろうが活かせていれば些末な問題と思うが、それはそれとして
「機ドラはただの運ゲー」などと言われるのは少し気に食わない。
アビリティを考慮しての戦術選び、機兵の召喚タイミング、緊急投票の使い方など自チームの勝率をプレイヤーの行動や選択で大きく引き上げる事は可能で、ただの運ゲーと言うよりは半分運ゲーなのである。
勝つ為に努力出来る部分はきちんと存在するのだ。
...と言うわけで今回は今日から使える機ドラのテクニック集。
紹介するものには便宜上、技名的なものが付けられている場合があるが、界隈で名が浸透している訳ではない筆者の命名です。
そこら辺は把握した上で読んで頂きたい。
初級編
機ドラで戦う上で知っておいて損は無い知識や、難しい技術を求められないやり得テクニックなどご紹介。
ピンチインで視野を広くする
二本指でタップし、そのまま指同士を近付けるピンチイン機能が何故か機ドラにも存在する。
やっておくとカメラが少し引いて視野が広がる。
微々たる差に感じるかもしれないが、視野が広がればそれだけ機兵の召喚位置が広くなったり、敵機兵がスキルを使用したことを確認出来たりと見た目以上に恩恵が大きい。
やらない理由は特に無いので、取り敢えずやっておこう。特に意味は無いが、ピンチアウトでカメラを近付けるもできる。デッカいウキシマ艦が見たい時にオススメ(?)
カメラを機兵に移すとリセットされるので注意。最初からピンチイン後の視界でやらせろ。
心を一つに迅速投票。
これを読んでいる貴方は、ダブル・トリオ戦で味方が唐突に出した緊急投票にどう対応をしているだろうか。
「味方がなんか敵艦攻めようって投票してるけどこれ攻めても良いのかなぁ、なんか怖いし、でもう〜ん」とか考えて投票をなかなか決断出来ないそこの貴方。
それが1番ダメな動きである事を知ろう。
1.緊急投票が投げられると言う事は、ウキシマ艦がこのままの動きでは不味いと判断した味方が最低1名いる。
2.貴方が悩んでいるという事は、現時点で攻める、探索、逃げるの選択肢から正解がすぐにはわからない難しい状況である。
以上の事から、緊急投票を押した正解を知っているかもしれない者に判断を任せるのはどうだろう。
機兵とドラゴンはリアルタイムで状況が変化するゲームシステム。2秒、3秒誰かの攻撃が遅れればそれで勝敗が決する可能性が十分にある。
そんな中で投票時間が間延びしてしまうと、逃げ遅れて自艦が撃破されたり、狙ってた敵艦を横から奪われたりなどの最悪な結果を引き込みやすくなる。
自分で何をすべきか、すぐに判断が付かない場合は緊急投票の発令者に判断を″おまかせ″して心を一つに、と言うか心を一つだけにする事で迅速の行動に移れるようになるのだ。
現に上位帯での緊急投票時はこう言った動きが徹底されている。
貴方が発令者の投票を押し除けてでも別の動きをすべきと判断したなら、貴方にとっての最善択を押そう。
展開が動きそうでも貴方が様子見を選びたいのなら、貴方が発令者になろう。
とにかく発令者でない者が投票をしない事は最悪の一手となりやすい。分からないなら任せる、分かるなら自分で押す。投票はすぐに行う事が重要である事を覚え、取り敢えず投票だけはしておこう。
所持機兵の情報共有
バトル中右下に表示される機兵や投票カードを長押しすると、「○○持ってる!」と言った具合で所持機兵をひけらかす事が出来る
ぶっちゃけ他人の手札など教えられても活かす方法が特に存在しないので、最近まで死んだ機能だったが、6月に追加された新機兵ニクスの登場によって状況は一変する。
なんとこの機兵、ウキシマ艦に干渉して攻撃対象に突進させながら装備中のウェポンパーツを次々稼働させるというトンデモスキルを提げて参戦。
所持しているウェポンパーツの数次第でパフォーマンスが大きく変化する為、時にニクスを公開して積極的なウェポンパーツ装着を期待する味方も現れるだろう。
これを読んでいる時点でまだニクスの事をよく知らない貴方も、これを機に覚えておこう。
中級編
特に面倒な操作が必要無かった初級編と違い、ここからは少しばかりの慣れやセンスが求められる。その分実用性は高いので、マスター出来れば勝率アップ間違いなし。
爆弾機兵・特攻機兵
簡単に言ってしまえばどちらも攻撃機兵を指すのだが、その中でも広範囲攻撃によって敵のリソースを大きく削るスキルを持つ機兵は爆弾機兵
攻撃範囲が狭い代わりに敵を追尾する機能を持ち、敵艦撃破を狙いやすいスキルを持つ機兵は特攻機兵。
この様に筆者は呼び分けている。
この項目では大別して2つに(勝手に)分けている攻撃機兵たちの使い分けの仕方について語る。
前者の爆弾運用をする機兵は主にテンカやロッティのような機兵を指す。他の機兵と比較してスキル発動率が高めで、置いた直後にスキル発動を狙えるので、敵艦の近くに召喚して敵艦、敵機兵を一気に削る事ができる。反面、攻撃機兵としてはスキルによるダメージが低めであったり、ダメージ発生が遅く逃げる相手にスキルが当たらないと言った点で、逃げる敵艦にトドメを刺すのが難しい。
後者の特攻運用をする機兵はアネモスやリニアを指す。他の機兵と比較してスキル発動率が低めなものの、追尾性能が高くターゲットした相手にはほぼ確実に一撃を加えられるので、逃げる敵艦にトドメを刺す役を得意とする。しかしその性質上、攻撃対象が多い乱戦の中では真価を発揮できず、攻撃先を自分に誘導する防衛機兵に弱い。
このままでは長くなりそうなので要約すると、敵艦にアタックを仕掛ける際はまず爆弾機兵。爆弾機兵で疲弊させた敵を追う時に特攻機兵を使うとスムーズだよ!というお話。
いざ敵艦を攻める!となった際に、ここがチグハグであると相手の爆弾機兵を攻撃に巻き込めずこちらの機兵が爆破されたり、敵艦を追いきれず時間切れまで鬼ごっこをする羽目になってしまう。自分の扱う機兵の得意分野を把握し、手札の切る順番を考えてみれば、<全艦撃沈!>の文字を見る頻度は増えていくだろう。
パーツ装着待機
主にラウンドシールドで使うテク。
テクと言っても、一定時間で効果が無くなるラウンドシールドが候補に上がった際、装着するタイミングを近寄る敵艦が見えるまで遅らせるというシンプルなもの。しかし設置時間に12秒かかるので調整が難しく、かと言ってそれをするだけの価値があるかは機ドラの仕様上見通しにくいので、慣れないうちは別のパーツをとっとと装着する方が良い時もあるだろう。それでも全攻撃を軽減しながら機兵まで守るラウンドシールドの影響力はでっかいので、まずは少し間を空けてから装着してみるなどで練習してみよう。
上級編
明らかに出来た方がいいものの、現状筆者も完璧にこなせていないテクニック。多分これ出来ます!って人は強化バトルで負けの2文字を知らない。
機兵カメラから召喚
文字通り機兵側にカメラを移し、その範囲で機兵を新たに召喚するテク。ウキシマ艦の視界範囲では設置できない位置にも召喚する事ができる。
上記の動画ではテレジア経由で敵艦の撤退ルートである左下に出待ち召喚。相手を泣かせています。
基本的に機兵たちはウキシマ艦から離れすぎた場合、何よりもウキシマ艦との合流を優先する為、強引に遠くへ召喚した所で特に意味は無い。
なのでこのテクが意味を持つ様になるのは、現在自分のウキシマ艦が追っている敵艦を追い詰める時などに限定される。
敵艦の裏に回る様に召喚し挟撃の形を取ることで、動画の様に本来追うのが苦手な爆弾機兵が、逃げる敵艦にスキルをガッツリ当てに行くと言った動きも可能になる。
しかしコレを行う上で必要な条件は多い。まず敵艦の裏に回れるくらい敵艦に接近してくれる近接機兵でなければこのテクの利用はほぼ不可能な事、別に機兵の動きを操れるわけではないので上手くいかない事の方が大半な事などなど。
限られた状況下で行える選択肢の一つ程度に考えておく方がいいだろう。
敵に機兵を倒させない
機兵とドラゴンは実の所、敵艦を徹底的に破壊するゲームではなく、5分間にどういう基準で貯まっているのかよくわからないポイントを1番多く稼いだウキシマ艦が勝つというルールである。
ではそのよくわからないポイントは何すれば貯まるのか。
機兵とドラゴン公式YouTubeチャンネルに投稿されている動画「★機ドラ中学【3限目】戦い方を知ろう」での安藤武博プロデューサー曰く
「1番多くポイントを獲得出来るのは敵艦を撃破した時。次いで多くポイントを獲得出来るのは機兵とデカドラを撃破した時」
そう、機兵は撃破するとポイントが美味しいのである。機兵撃破時には確率でパーツを獲得する事もある為、相手が機兵を倒す事によって得られるアドバンテージはバカに出来ないものになる。
機兵を倒されそうな側がこれを防ぐ方法は、スキルを使用して用済みになった機兵や、瀕死の機兵はとっとと交代させてしまうことなどが挙げられるだろうが、岩破壊などでの体力回復で戦線復帰する可能性を捨て置けないと考えてしまう事も時にあるだろう。
ならばギリギリまで粘って、ヤバいと思った時にサッと交代させてしまえばいいと思うかもしれないが、新しい機兵を召喚してから前の機兵が消滅するまでには若干のタイムラグが存在し、その間に倒されてしまうケースも少なからずある。
マカナやデイジーと言った一際脆い機兵はHP満タンでも即死のリスクが付きまとうので、神経を尖らせまくった立ち回りが求められるだろう。
対処法は単純明快。しかしそう簡単なことではない。上手く機兵を管理して、敵にアドバンテージを稼がせない様に出来れば、順位で負けないような立ち回りが完成していくだろう。
...なおここまでの話はランクバトル想定での話である。強化バトルではあまり深い事を考えずに楽しさ優先でバトルをしよう。
最後に
お疲れ様です。
今回、初めは初心者向けに書くつもりだったと言うのに、書いてるうちに(なんか初心者が読むにはしんどそうだな)とか考え込む様になり、気付けば記事タイトルから初心者の文字が消滅してしまう珍現象が発生した元初心者向け記事でした。ついて来られるなら初心者の方もぜひ参考にしてください。
次こそは完全初心者向けを目指します。
さて、ここ最近の機兵とドラゴンはスタンプの一新や天井の追加、初のバランス調整と変化が著しいものでございます。とくに初のバランス調整として行われた3体の機兵の上方修正は、味のしなかったキャラに新たな個性を与えたり、取り回しの悪いキャラやピーキーすぎた機兵をマイルドにして楽しく使える範囲にしたりと、筆者としてはかなり満足度の高い内容でした。今後の運営方針にかなり期待が持てます。
と言うわけで、
やろうよ!機兵とドラゴン!