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Good Night Music #38

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちら。

DJ Cam Quartet「Diggin'」です。

DJ Cam はフランス出身の音楽プロデューサー。
DJ Cam の表現はヒップホップを基盤としていますが、ジャズ、ファンク、ダブ、アンビエントのニュアンスを含む独自の音世界を創り出しています。

活動開始時期は1990年代。
DJ KRUSHやDJ Shadowなどとともに、静けさや抽象性を感じさせるようなアブストラクトなヒップホップ、ブレイクビーツの表現を切り開いた、開拓者のひとりであったように思います。(業界的にはどうだか知らない、いちリスナーとしての現場感で言ってます。)

DJ Cam Quartetは、DJ Camによる生バンドプロジェクト。
今回ご紹介する「Diggin'」は2009年に発表された、DJ Cam Quartetの2作目の作品です。

ヒップホップのサンプリング音源としてよく使われている楽曲を、DJ Cam 風味に仕立て上げた珠玉の名曲集です。

バンドによって奏でられる生音の息遣いと、ヒップホップのビートやスクラッチ音のハーモニーが心地よい。

DJ Cam Quartet、何枚かアルバムをリリースしているんですが、何故今回これをご紹介したかというと、大好きなTenorio Jr.「Nebulosa」とRoy Ayres「Everybody Loves The Sunshine」が入っていたからです。
完全に個人的趣味です。

実は自分はヒップホップにしても何にしても好みが偏りすぎていて、かつ合わないやつは全く聴けない(しんどくなって無理)という体質らしく、そのジャンルを網羅することが非常に難しいのです。
従って、ヒップホップのサンプリングネタと言われても、ヒップホップをいろいろ聴けないため、よく知らないのです。
きっとヒップホップを好きで沢山聴いている人は、より楽しめると思います。

1990年代に、ヒップホップのサンプリングネタの音源集がたくさんリリースされた時期があり、それらが大好きすぎて買いまくっていたので、これらの楽曲のいくつかは聴いていたりするのです。
しかし、アーティスト名と曲名を覚えられない記憶ポンコツパーソンなので、CD棚のあの辺に置いてあるコンピのどれかの一曲目に入ってたアレ!アレだ!とか思いながら、ググって確認してこの記事を書きました。

そして更に正直なところを話すと、このアルバムは今さっき出逢ったばかりなのです。

「今日は何にしようかなー」と思いながら、自分のApple Musicのライブラリを漁っていて、どれもいまいちピンとこなかったのです。

DJ Camをふと思い出し、「いやでもアレはちょっと夜に聴くには刺激が強い…(当社比)」と思いながらもDJ Camで検索をかけたら、DJ Cam Quartetが出てきた。

カルテット?そんなのやってたんだ?と思いながらポチッと押して、気になったジャケットのやつを再生してみたら、これだった。

聴いた途端、バイブス爆上げになって

ヤバいこれ!

キター!

神よ…!

という興奮の中この記事を書き始めた次第です。

出逢って3秒で恋に落ちてすぐさま紹介しています。

音楽を紹介する者として大して聴き込んでもいないものを紹介するのはどうかと思いながらも、いやでもいいものは多くの人にわかち合われるべき!という信念と使命感によって記事にしました。

よろしければ、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。

やすらに満ちた夜を。

おやすみなさい。









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