Good Night Music #69
おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまで紹介する企画です。週3回、月・水・金曜日更新。
今回はこちら。
JAZZANOVA「In Between」です。
JAZZANOVAは1995年にドイツ・ベルリンで結成された音楽集団。
DJ/プロデューサー集団として活動を始め、現在に至るまでDJ、プロデューサー、キュレーター、リミキサー、レーベルオーナーとして活躍しています。
また、近年ではバンド形式によるライブパフォーマンスも精力的に行っています。
今回ご紹介する「In Between」は、2002年に発表された、JAZZANOVAの最初のアルバム作品。
ジャズ、ソウル、ヒップホップ、ラテン、ハウス、エレクトロニカなどのジャンルを超越し融合した音楽スタイルは、2010年代には全く珍しいものではなくなりましたが、JAZZANOVAはそのような音楽スタイルの源流を創り出したグループのひとつではないかと思います。
本作は、もともとはDJ/プロデューサー集団である彼らの最初期の作品とあって、打ち込み比率多めの仕上がりです。
しかし、電子音にも、どこかあたたかみ、息遣いを感じさせるようなニュアンスがあって、それが多様なリズムを柔らかく纏め上げ、心地よいグルーヴを織り成しています。
あらゆるものに寄り添っては、水のように形を変えていく流れのようなものを感じます。
ベルリンといえば、1989年まで東ドイツと西ドイツを分ける壁があった街です。
ベルリンの壁崩壊の6年後にこの街で出会った人々が、ジャンルの壁を超越したやわらかなグルーヴを生み出し始めたのかと思うと、何か感慨深いものがあります。
その街の空気というか、グルーヴ感みたいなものが、音楽にも反映されているのかもしれないですね。
よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。
やすらぎに満ちた夜を。
おやすみなさい。
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