Good Night Music #91
おやすみ前の夜の音楽を、筆者の気が済むまで紹介する企画です。週3回、月・水・金曜日更新。
今回はこちら。
millennium parade「Plankton」です。
millennium paladeは、新進気鋭のミクスチャーロックバンド・King Gnuのギター、ヴォーカルでありリーダーでもある常田大希のソロプロジェクト。
「Tokyo Chaotic Sound」をコンセプトに、ミュージシャン、ヴィジュアルアーティストなど多様な人々を巻き込み、カオスな街・東京のようなアートを展開しています。
今回ご紹介する「Plankton」は、2019年6月28日にリリースされたmillennium paradeの2作目のシングル。
ヴォーカルと詞は、トラックメイカーでシンガーでもあるermhoiが担当しています。
独特な浮遊感のあるサウンドに、ermhoiの精霊のようなふわりとしたヴォーカルが融け合って、美しく幻想的な音世界を紡ぎあげています。
まるで、海の底をゆらゆらと漂っているかのようです。
終わりゆく愛の残り火が燃え尽きる前の、一瞬の命の力強さと儚さを歌った歌ですが、死と再生の歌のようでもあり、また、この世という夢幻の中で踊る人という存在への慈しみの歌のようでもあります。
恐らく、millennium paradeというプロジェクトに於いては、音楽はその表現の基盤であると同時に、一部に過ぎないのではないかと思います。
そのせいか、聴いていると、創造の海の中へと身を浸されて、イマジネーションを喚起させられるような不思議な感覚があります。
まるで夢の中へと誘われるかのようです。
よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。
やすらぎに満ちた夜を。
おやすみなさい。
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