星が連れて行ってくれるのだ
こんにちは。
日常の神秘探究家・光無限です。
今日はほぼ毎日更新しているマガジン「Good Night Music」はおやすみです。
だからというわけではないですが、このマガジンを続けていて感じたことを、書いてみようと思います。
はじまりは「ふと」「軽い気持ちで」
自分が執筆しているマガジン「Good Night Music」は、今のところ週休一日制でほぼ一日一回更新しており、2019年5月5日現在、書いた記事は31本になりました。
正直なところ、こんなに長く続けられるとは思いませんでした。
すぐにネタ切れして終わるかと思っていた。
ある日、ふと、「夜のおやすみ音楽の記事を書いたらどうかな」と思ったのが、マガジンを始めたきっかけでした。
その「ふと」は、空から降ってくるようにやってきました。
自然と最初に紹介する音楽が思い浮かび、自然と指が動いて、するすると一本目が出来上がりました。
何か記事を書こうと何度も試み、下書きを何本も書いては自分の中でOKが出ず、葛藤してこんな記事をUPした矢先のことでした。
しかも、この記事をUPして間もなく、おやすみ音楽マガジンのアイディアが降ってきた。
因みに一本目のマガジン記事は、この鬼編集長記事をUPしてから、僅か44分後にUPしています。
あんなに葛藤していたのは何だったのかと思わざるを得ない程、あっさり書けて、あっさり公開出来たのでした。
書いた時も、とても軽い気持ちで書けました。
ネタが切れたら即辞めればいいし。
という気持ちでした。
その次の日から、朝起きると「今日はどの音楽を紹介しようかな」とApple Musicのライブラリを漁り始める生活が始まりました。
何の気負いもなく。
マガジンを始めて起きた変化
自分は、人生のある時期まで、音楽を浴びるように聴き、半ばそのエネルギーを糧にして生きてきました。
しかし、鬱で当時勤めていた職場を休職したあたりから段々音楽が聴けなくなってきて、その後死にかけて、全く音楽が聴けなくなってしまったのです。
日常生活音だけで精一杯。
音楽を流すと苦しくなるので、無音の静かな部屋で生活していました。
その後、心身ともに回復し、少しは外出も出来るようになったものの、音楽を聴けるのは余程体調の良い時だけでした。
それが、マガジン「Good Night Music」で夜に聴く音楽を紹介し始めた途端、紹介する音楽を選ぶために、毎日音楽を聴くようになったのです。
iPhoneで、ヘッドホンを使わずに、一番小さな音量ではありますが、それでも、毎日何かしらの音楽を聴くようになったのです。
そして、音楽を流しても苦しくないのです。
それまでは、ちょっと流しただけで「もう無理」と消していたのに。
少しずつ、日常に音楽が戻ってきたのです。
それは、自分にとっては大きな変化でした。
星が連れて行ってくれる場所
noteを始めたい、と思って参加したnote入門勉強会では、記事を書く時はひとり編集会議を開き、Twitterで呟いてみて反応を見るのもよい、とアドバイスを受けました。
自分はTwitterでは、ほぼ何処そこのチョコレートが美味いとか菓子が美味いとかの話題を主に呟いているので、noteにもチョコレートの話を書くつもりで、何本か下書きを書きました。
そしてひとり編集会議を開いたところ、脳内鬼編集長が片っ端から書いた記事に駄目出しをして、なかなか記事を公開するには至らなかった。
それなのに。
よりによって、脳内鬼編集長がゴーサインを出したのは、Twitterでも殆ど呟いておらず、近年の普段の暮らしでも疎遠になっていた、音楽の記事だったのです。
そして、それをきっかけに、自分の日常に音楽がよみがえり始めています。
穏やかな曲調の音楽ばかりを集めているのが、今の自分にとっては丁度良いようで、点滴が外れて重湯から回復食を始めるように、少しずつ、音楽を聴く暮らしに慣れてきています。
きっと、何よりも自分自身の回復の契機として、このマガジン「Good Night Music」の連載があるんだろうな。
思えばこれまで、「ただのサラリーマンでプロになるわけでもあるまいし、こんなに音楽に金をかけていてはいけない」とCDやレコードを買うことを控えたり、偶に回して遊んでいたDJセットを売り飛ばしたりしてきました。
(そして今や、サラリーマンですらないのですが。)
そうやって、自分で自分の一部を斬って捨てるような行動を重ねて、自分が何を嗜好しているのか/志向しているのかを、自ら分からなくしてきたんだろうなと思いました。
音楽の神様は俺を見放さなかったんだなあ…
ちょっと泣く。
勝手に自分から遠ざかっておきながら、勝手に見放されたと思ってたのか。
馬鹿だなあ。
まあ、自分が愚かでなかったことなんていままで一度もなかったのですがね。
チョコレート好きなのに何故チョコレートの記事をUPできないんだろう?って悩んでたんですよ。
でも、そっちじゃなかったんだな。
いや、これからチョコレートの記事も書くかもしれないけども。
少なくとも今は、音楽を自分が聴き、分かち合うことが先なんだろうと思います。
マガジンのアイディアがふと降りてきた時は、まるで頭上にある空の星から、脳内に光が降ってきたかのようでした。
星から光が零れ落ちて、頭の中の真ん中あたりに、それは降ってきた。
そして、その光が自分のからだに伝達されて、自ずとからだは動いて、記事は書かれました。
きっとこうして、星はその光を自分に降り注いでは、自分を何処かへと連れて行こうとしているのだろうと思います。
その場所がどんなところなのかは、今はわからないけれど。
星に連れて行かれるがままに、この旅を続けて行こうと思います。
※ ただいま、 #令和GWにnote10本チャレンジ 参加中。これで9本目。
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