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Good Night Music #37

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちら。

山本精一「palm」です。

山本精一は、ミュージシャンで文筆家、画家。
1986年から2002年までオルタナティブユニット・BOREDOMSに参加したほか、ROVO、羅針盤、想い出波止場など数々のバンド、ユニットに参加。
また、多数のミュージシャンとセッションを行うなど、ジャンルを超えたワールドワイドな活動をしています。

山本精一の音楽性を表現するのは非常に難しい。
表現の幅がとても広く、参加するユニットによって音楽性がまるで変わってしまうのです。オルタナティブ、ノイズ、パンク、フォーク、ジャズなどのさまざまな分野を横断している音楽家です。即興音楽がお得意なのかなあという印象があります。(勝手に)

今回ご紹介する「palm」は、アコースティックギターによるインストゥルメンタル作品。
ミニマルテクノの構造をアコースティックギターで再現した楽曲をメインとした、ユニークな作品集です。

ギターの弦が弾かれる音とボディが叩かれる音によって紡がれるひとつのフレーズが、反復しながらも展開していくのが、やたらと気持ちよいです。

躍動感に満ちた、生き生きとしたいのちの息吹を感じさせる音楽ですが、同時に静けさ、音と音の隙間にある沈黙が鳴っているような音楽でもあります。

小さな音量で部屋に流すと、気持ちよいですよ。

よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。

やすらぎに満ちた夜を。

おやすみなさい。


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