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Good Night Music #13

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちら。

Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット)の「Django」です。

Modern Jazz Quartet(略称・ MJQ)は1950年代から1990年代にかけて活動していたジャズのグループです。1952年に結成したらしい(Wikipediaで調べた)。Wikipedia見ないとわからないぐらいMJQの活動歴については無知なのです。

この曲は、幼い頃に父親が、親子川の字になって寝ている部屋で、ごく小さな音で子守唄がわりにかけてくれていた個人的おやすみ音楽です。

これと、#1でご紹介したルービンシュタインの弾くショパンの夜想曲集のどっちかがかかっていた。

アルバムではなくこの曲だけご紹介したのは、今聴くと他の曲はあんまり夜な感じがしなかったからです。

我が父とはあまり音楽の趣味が合わなかったのですが、寝る前にかけられた刷り込みなのか何なのか、ルービンシュタインの弾くショパンとMJQのDjangoだけは今でもたまに聴きます。
父親は新宿のレコード屋に住み込みで働きながら大学に通っていた時代に、ジャズとクラシック音楽と南米音楽に傾倒したらしい。
レコード屋に住み込みで働くというシチュエーションが最早想像出来ない時代に自分は生きてきましたが、そういう時代が父のキャラクターを形成してきたのだろうなあとしみじみ思います。

そんな個人史はともかくとして、Djangoは名曲だと思います。

全体を包むメロウなムード。
出だしからゆっくりと場をあたたためるように始まり、やがてころころと音符が転がるようにビブラフォンが唄う。
それぞれの楽器とハーモナイズしながらグルーヴをかたちづくる。
そして、軽快にスウィングして、またゆっくりと音楽が閉じられていく。
すべての流れが完璧だ。

名曲かくあるべし、と思います。

またライヴ音源だとアレンジが変わったりするのでそれもまた楽しいですが。

おやすみ前には、ご紹介したこの音源が好きかな。個人的には。

久しぶりに聴き直しましたが、やっぱり名曲は名曲でした。

そんなわけで。

やすらぎに満ちた夜を。

おやすみなさい。



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