Good Night Music #84
おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまで紹介する企画です。週3回、月・水・金曜日更新。
今回はこちら。
Rei Harakami「暗やみの色」です。
Rei Harakamiは日本のミュージシャン、プロデューサー。
1996年にKEN ISHIIのFLARE名義の楽曲のリミックスでデビュー。
以降、テクノ、エレクトロニカの分野で活躍したほか、様々なアーティストのプロデュース、リミックスを手掛け、また、矢野顕子とのユニット・yanokamiの活動でも知られています。
そして、数々の独特な美しい作品を遺し、2011年7月27日に脳出血により急逝しています。
今回は、Rei Harakamiの遺した珠玉の作品の中から、2006年にリリースされた「暗やみの色」をご紹介します。
「暗やみの色」は、日本科学未来館プラネタリウムの上映番組のために作られた楽曲集です。
銀河の星々の交信の音を聴いているかのような音楽。
暗闇から、無から生まれ、こぼれ出てくる無数の静けさの音たち。
そのひとつひとつの美しさ、ハーモニーに心打たれます。
クラムボン・原田郁子の子どものように無垢な声で読まれる、谷川俊太郎の詩「闇は光の母」の朗読もうつくしい。
闇の、夜の、静けさの慈愛が染み込んでくるような作品集です。
よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。
やすらぎに満ちた夜を。
おやすみなさい。
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