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【修理失敗】NA-VX3800【ご臨終】

以前オーバーホール記事を上げたパナソニックの洗濯乾燥機であるが、あれから二年近くが経った昨年後半あたりから「脱水がイマイチ」な状況が続いていた。

一度また排水関係の経路を総ざらいもした(それだけなら、下部カバーを開けるだけでどうにかなる)のだが、残念ながらドラム周囲あるいはもっと別のところに原因がありそうで、あまり改善しなかった。

ググってみると、どうもドラムを回転させているベルトが伸びて、回転力が低下しているのではないか、という情報に行き当たった。さもありなん。

そこで意を決してまた洗濯機を引き出し(重い)、背面カバーを外してみる。

思いのほか簡単に開いたし、ベルトは「いつでも替えてください」と言わんばかりの位置にある。エンジンのタイミングベルトとは大違いだ。

触ってみると、たしかに伸びているようではあるが、ただちに回転トルクが弱って脱水が弱まるほどではないのでは?という印象。それでも、せっかく品番も分かったことだし、替えた方が良いに決まっているので早速発注。翌日着荷。

片側を合わせると反対側がこれぐらいズレる(外が古い)

明らかに新品は径が小さい・・・じゃなくてそれが正しくて今使ってるやつがだいぶ伸びてる。ネット情報を参考にタイラップで縛ってうまくはめることができた。

こうやらないと固くてハメられない

しかし、その際にちょっと気になったのは新しいベルトが妙に厚みが増していたことと、ネット情報で類似機種のプーリーの厚みが「対策品ではずいぶん厚くなっていた」という記載があったこと。

実際、なんかちょっとした加減でベルトがズレたらただちに外れてしまいそうな感じではある。まぁでも気にしても仕方がない。とりあえずこれで翌日運転してもらう。

あとで嫁さんに聞くと「確かに改善したような気はするけど、元には戻ってない」とのことだった。年末まであと数日、という頃だった。

そしてやってきた元日の朝。私がインフル(多分)でぶっ倒れて完全に臥せっていたところ・・・

嫁さん「残念なお知らせ。洗濯機がブリン・バンバン・ボン!と言って止まった」あっ、ベルトが外れたな、と直感した。

嫁さん「もう、新しいの買うからどれがええか教えて」彼女は、私に任せてたら執念で直そうとするのを知っている。しかし幸か不幸か私は気力体力ゼロの状態だった。「わかった」

選択基準は単純。メーカーはパナソニック一択(白物の王者)、ドラム式乾燥洗濯機で「ヒートポンプ式乾燥」がついてる機種で最も安いもの、である。

これは、低価格帯の「ヒーター乾燥(またはその類似品)」だと無理やりヒーターで乾燥させ、その排熱を水流で冷却する仕組みになっているため、電気代だけでなく水道代まで嵩む仕組みになっているから(もしかして最近のは何か改善されているのかもしれないが)。

ヒートポンプ式だと、エアコンと同じ原理で高効率に除湿をするので電気・水道ともに節約でき、初期費用は高くつくが、毎日使っているとそのうちにペイするというわけ(真面目に試算はしてないが・・・そのはず)

そんなわけで、わずか数日間とはいえ洗濯機のない超不便な日々を乗り越え、ちょうどインフル(たぶん)から立ち直った先週末に新しい洗濯機が届いた。

こうしてみると前機種のほうが明らかに操作部にカネ掛かってるね。大変だねぇ…

普段は洗濯機ごときの設置など絶対に依頼しないのだが、今回は弱りに弱っていたので全部お任せにしたのだった。ヨドバシカメラ経由の工事業者さん、年明け早々にご対応ありがとうございました。

新しい機種の基本構成は以前とほぼ同じだったが、やはり8年分ほど設計が進化していて当たり前だが非常に具合がよろしい。嫁さんも大満足。これで当分は安心だ。それにしても年明け早々から痛い出費だった・・・

次に壊れそうなのは、もう20年以上使っている筈の「ナショナル時代の」電子レンジである(ヤバい音がしている)🥶

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