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メーカー理系職の、転職や昇進におけるTOEIC


●はじめに

社会人になってからの英語。
会社によっては「英語なんて業務で使わないのに!」
なんて思う方も多くいると思います。

それでも会社は英語力(=TOEIC)を求めてくる、、、
では実際 何点くらい取っておいたらいいのか。。。


今回は、メーカーにて生産技術と設計開発の2つを経て感じた、TOEICの必要な点数を紹介します。

●転職や昇進におけるTOEIC

転職

自分は過去に転職をしており、メーカー業界の中で新しい職種を希望していました。
(生産技術→設計開発)
新しい職種は未経験だったので面接では苦労しましたが、無事に受かることができたのは、英語を勉強しておいたから、という理由が大きい気がします。


前職では英語を使うような業務はおおくは無かったんですが、趣味として英語学習を続けていました。
そのかいあって、TOEIC915点を取ることができ、その点数で面接に臨みました。

面接を受けた部署では海外とのやり取りが多かったこともあり、興味を持ってもらえました。
設計に関する部分は、入ってから一緒に頑張りましょう、と言われました笑。
未経験である身からしたら、とてもありがたいことでした。


このように、メーカーでは英語の点数を気にされることが多々あります。

一般的に日系メーカーにおいて、英語を使うタイミングは以下になるかなといいます。
 海外の支店や工場への出向
 海外の関係者との英語でのやり取り
 (メールやオンライン会議) 
 英語での契約書やマニュアル作成
 海外工場での現地スタッフ教育
 海外の特許調査 



出向やオンライン会議に対して、即戦力として英語力を期待してるとは思いませんが、
将来 こういった業務があるさいに、TOEICの点数を持っている従業員なら、英語に抵抗感無く業務を任せられる、という気持ちがあるのかなと思います。

新卒、転職の面接を総合して感じるのは、
 TOEIC800点〜850点
くらいの点数を持っていれば、就職でかなり有利になるのではないかと感じます。


また、英語での実務経験があると、英語力により説得力が出るかと思います。

自分の場合は、
前職にて海外とのやり取り(メール、オンライン会議)や、英語でのマニュアル作成をすこーしだけ経験しており、それらを(嘘つかないけどいくらか大げさに)説明していました笑



昇進

昇進のタイミングでも英語の要件が挙げられてることが多いです。
経験した2社ともそうでした。
 TOEIC600〜700点
くらいが必要でした。

勉強せずに取るのは難しい点数だと思います。
たとえば、管理職の一歩手前のめちゃめちゃ忙しい役職についていて家庭もある状態、とかだと勉強時間の捻出はかなりきついなと思います。。。

実際 年齢層があるていど上の方たちになると、英語嫌いの方が多く、「見るのも嫌だ」という人をおおく見てきており、この点数にはばまれて昇進できないというケースもいました。

逆にこの要件を理由に、昇進したくない人はあえてTOEICの点数を取らないことで昇進しないようにする、なんて現象もありました笑

ただ、救済措置として、
「TOEICを3回受ければ、要件の点数に届かなくても免除する」みたいな制度もあるため、昇進したい人もしたくない人も、この要件から外れることができます。

たしかにほんとうに仕事ができる人で、英語ができないだけで昇進させないのは、もったいないなぁと思います。
こんなこと言ったら本末転倒ですが、
業務における英語力は、あれば便利だけど、なくても別になんとかなるものかなと思ってます。


また、有効期限についてですが、TOEICの公式の有効期限は2年間とされています。昇進に必要な点数がこの有効期限内である必要があるかどうかは、かなり会社によるかなと思います。
少なくとも自分の経験した2社では有効期限はあまり気にされなかったです。


●結局 何点あればいいの?

目安としては
 転職 :800点
 昇進 :700点

くらいかなと思います。

もちろん会社と職種によって、かなりの幅があります。
たとえばトヨタや日産の新卒、中途だと730点ていど求められます。
さらに外資系やそれに近い会社だとTOEICの点数がかなり求められたり、英語での面接もあります。たとえば、メーカー関係ではないですが楽天なんかは入社までの間にTOEIC800点を取ることが求められてるそうです。


●さいごに

メーカー理系職において、TOEICが転職や昇進のさいに何点くらい必要になってくるかを説明しました。

メーカー業界では、実務で英語を使う/使わないに
かかわらず、節目節目でTOEICの点数が必要になります。

正直 実務で使わないならめんどくさいですね笑
形だけTOEICの点数を上げるためにせっかく勉強しても、実践で使わないのでどんどん忘れていってしまう。そうするとなんかすこし無駄になってしまって悲しいです。

ほんとうは英語が実務に役立つことだっておおいはずです!!
これはまた別の機会に説明したいなと思います。

それでは!!






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