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バックキャスティング

お久しぶりです。
プロダンサー養成所…"BASE"の校長をしているドミニクです。

3月6日(日)に、BASE卒業公演が無事終了しました。
7人の気持ちがしっかり篭った素晴らしい公演となっていたと…僕は思います。

短い尺でのショーや、battleや、コンテストでは、

「スキル!カッコよさ!パワー!」

が評価の大半を占めると思うのですが、コト公演となると、1時間以上の長尺での表現になる。

「スキル!カッコよさ!パワー!」などの即効性のあるモノより、キャラクター!空気感!表現力!といった遅効性のあるダンサーが、その場を支配し始める。

表面的な評価が音を立てて崩れていき、内包するパワーで1時間戦い始める7人!

これが如何に尊くて、素敵な事か?

.BATTLEは瞬間のヒラメキで、瞬間のパワーの出力で競う。

.ショーケースは3〜5分の作品の中で試行錯誤して、自分のアートを作っていき、自分達の空気へ引き込もう!とする。

.コンテストは3〜5分の作品の中で自分達のアートを作り出し、そこに沢山のサプライズ、スキル、表現力など織り込み、ジャッジに100点に近い点数を書かせるように持っていく!

それぞれで必要になるモノが大きく変わる。

ただ、公演は準備が桁違いに大変…
だから殆どのダンサーが逃げる。

ここで考えるべきだと思う。
特に若いダンサー達は…

5年後、10年後、自分が辿り着きたい位置を確定させて、そこからパックキャスティングして日々のトレーニング、練習、勉強…を如何にするか?

周りのダンサーと比べる事に全身全霊掛けてる子達に待つ未来は、相対的な評価に満ちた未来となる。

それは自分で作り出した未来。

今から自分の未来を作る気概を持って進んでほしい。

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