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りんたろーに学ぶ、リアリティショー~3年A組のブレイブウーマン~

お笑い芸人・・・なのか?

EXITのりんたろーさんのnoteにて、SNSでバズらせてテレビに出る方法が書かれていた。

いまやお笑いというのは、舞台袖から「Yes We Can Can Can…♪」からの数分間で収まるものではないらしい。

自分を客観視して、セルフブランディング、マネージメントを含めて「お笑い芸人」として成り立つようだ。

テラスハウス

最近話題の恋愛リアリティショーだが、はたしてどこまでがショーなのだろうか。

今やテレビの前で座って番組を見ることは減り、視聴率というのが正確な指標として機能しなくなった。現代の異常なまでのSNSの浸透により、そこでバズることが世の中の価値となりつつある。

実際に番組スタッフやMCから、炎上を誘発するような煽りがあったともいわれており、ヒト1人殺すとこまでがリアリティショーと考えると恐ろしい。

カイジ ブレイブメンロード

カイジの中の比較的有名なゲームで、いわゆる鉄骨渡りである。
失敗したら死ぬゲームを、低所得者にやらせ、そのオッズを富裕層が賭けて楽しむシステムだ。

確かに、エスポワールに集まった人たちは拉致されたわけではなく、各々が希望して集まっている。ゲームに勝ち進めば開催者からちゃんと大金が渡される。

知名度の低い人たちが、有名なテレビ番組に自ら応募して、うまく立ち回って人気が出れば、日本中からファンが出来る。
それらの様子を視聴者が様々な意見をSNSへ書き込むことで楽しむショー

視聴者の顔が目に浮かぶようだ。(『賭博堕天録カイジ』8巻74p 参照)

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3年A組(ネタバレ注意)

見てない人はネタバレで申し訳ないが、これも視聴者参加型ショーとなっている。

毎週毎週、後出し情報によって、アイツが犯人だコイツが犯人だとドラマの中で変化していくと同時に、リアルでのSNSでも様々な考察が廻らされた。

最終話では、そういった部分情報のみで決めつけてしまうことへの警鐘を菅田将暉の迫真の演技で表現されている。

他にも、白ゆき姫殺人事件も部分情報とウワサの物語である。

エンターテイメント

エンターテイメントを自らが楽しんでいるつもりかもしれないが、そんなあなたをエンターテイン(楽しませる)させているのはあくまで、メディア側だ。

自分の置かれた状況をメタ認知し、操られているだけかもしれないと疑うのはとても大事なことだ。そもそも全てが「水槽の脳」の物語かもしれないのに、自分の見たもの感じたものを安直に真実だと考えるのは、自分というものが無く、自分自身を殺してしまっているのと同義ではないか?


人が無慈悲に殺されていく様子がたまらなく楽しいのであれば、引き続きメディアに楽しませてもらうのも自由だが、さんざん煽っておいて今更「そんなつもりじゃなかった」っていうのは無責任だ。
この世のすべてのクスリは、毒にもなりうる。用法容量を守って正しくお使いください。

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