才能のかけ算
こんにちは。
新留です。
夏休みに入り、夏期講習の時期になりました。
中学受験をする予定の5,6年生は、がんばりどきですね。
まだまだ目標が決まっていない子も、しっかり決まっている子もいますが、
本当にやってよかったなと感じられる受験になるようにいっしょにしていきたいなと思います。
夏期講習前には夏の面談がありましたが、
何人かの保護者さまからご相談を受けたのが、
「うちの子、ほんとにやっても続かなくて……どうすれば続けられるようになりますか?」
ということ。
「GRIT」(やり抜く力)研究の第一人者、アンジェラ・ダックワースは、
「才能×努力=スキル」
「スキル×努力=達成」
という方程式を示していましたが、
どんなに才能があっても努力の継続がなければスキルや能力、実力は身につかず、何かを達成することはできません。自信も身につきません。
「努力できること」、「努力を続けられること」というのは、「才能のかけ算」につながる大きな力なのですね。
かくいう僕自身も、サボり癖にはかなりの自信があり、苦労もしましたが(笑)
大人になって(遅いですが)いろんな研究や実践をし、続けられるようになったのが、大きかったなと思います。
「続ける力」を伸ばすにはいろんなコツがありますが、
今回は2つご紹介いたしますね。
①「目的」を考えること
「なぜ」はやる気につながります。
子どもが何かをやりたい、大人が何かをやってほしい、と思うことはスタートですが、
「なぜ」は続けていくためにも大事です。
やる気が落ちてきているときは、「なぜ」という原点、それをしようと思ったのかを思い出しましょう。
その際、
「自分はなぜ、それをしたいのか」
「それをすると何ができるようになるのか、どんな力がつくのか」
「それができるようになったら、まわりはどんな風になるのか」
という3つの視点で振り返ってみると、
「自分の大きな目的」に視点を持っていくことができ、おすすめです。
②「手段」を決める
続ける際、「自分ができるようになっていっている」という感覚は大事です。
やってもやってもできるようにならないものを続けるのは苦痛でしかありません。
そのためにも、「やり方」はきちんとできている人、心理的なことや、科学的なことをわかっている人に聞き、その通りにやっていくのが大事ですね。
モテる方法をモテていない人に聞いてはいけないし、
勉強のやり方を近所のおばちゃんに聞いてはいけないのです。
子育てや教育の世界では、
この経験則で語る「近所のおばちゃん」や、昔はな〜と「語りたがりのおじいちゃん」、
たまたま子どもが頑張りやさんで従順だったからうまくいったものなどが蔓延しています。
不安になるといろんな情報を入れたくなるものですが、
不安になる情報をシャットダウンする、いっしょにいて不安な気持ちになる人とは関わらないというのは大事なことだったります。
「自分の感覚に合う人」や「この人いいなという人」で、
感覚や経験則ではなく、きちんと科学的根拠を持って教えてくれる人に「やり方」を聞いてみてくださいね。
まだまだ語り違いところですが、おじいちゃんにはまだなりたくないので、今日はこの辺で。
よかったら、参考にしてみてくださいね。
体調に気をつけ、いい夏にしていください〜^^