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強みの伸びる環境
先日のこと。
思考養成クラスでは1ヶ月のまとめとして「3分プレゼン」の時間がありました。
新聞の中から気になった記事について、読んで、まとめて、調べて、まとめ…したものを見せながら、内容について話しました。
しっかりまとめて練習もして話した子、
きれいにまとめたけど話すのに緊張した子、
まとめるのは間に合っていないのに、持ち前のプレゼン力で見事にまとめてきた子(笑)
それぞれの子がそれぞれの色を出していて、見ていて、思わず、ほんわかとした気持ちになりました^^
驚いたのはそこからのこと。
学習にはフィードバックが大事ですが、終わった後、
他の子たちの良かったところや、ここは改善したほうがいいかなと思うところ、
自分でも次回はこうするというのを書いていってもらったのですが、そこで子どもたちの手が止まりませんでした。
「良かったところ」の書く欄が小さいとクレームも来ました(笑)
裏にまで書き、
「もっと書く時間ちょうだい!」
と言われ、
自分の次回への改善点などもどんどん書いていっています。
子どもたちのやさしさと向上心に、こっそりと、ちょっと感動していました。
成長する環境というと、ほとんどの人は厳しい環境というのを思い浮かべると思いますし、実際、厳しさは必要でもあります。
そして、
「続ける力」や「忍耐力」を身につけるためには「厳しい教育」が必要と思う人が多いと思いますが、
心理学の研究で、「思いやり」が大切ということがわかっています。
予定通りにできなくても落ち込まず、もう一度、トライ。
自分を責めるのにエネルギーを使うのではなく、次への小さな一歩にエネルギーを注ぐことが大事なのですね。
もちろん、「思いやる」というのは低い成果に甘んじるのでもなく、失敗をなかったことにするというのではなく、そこが難しいところでもあるのですが、
「やさしさ」というのは、強みを伸ばしていくためには必要だったりします。
子どもたちのやさしい気持ちを見て、これからも、子どもたちがその良さを伸ばしていけるよう、輝きを失わないよう、やっていきたいなと思ったのでした^^
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