LCCは上級者向けなんです。
私は自分で言うのも難だけど、結構飛行機に乗る機会が多かったから
色々頑張って経験値積みました。
それでも苦労しました。
①そもそもLCCとは何か。
Low Cost Careerの略で、
日本語でいえば「格安航空会社」で通じます。
ジェットスターやピーチ・アビエーションが有名ですね。
海外の航空会社ですが、スプリングエアは日本国内での移動もあるみたいですね。
※私は使ったことないんです、まだ。
いわゆるANAやJALなどの一般的な航空会社は
「フルサービスキャリア」と言うみたいです。
※あんまり意識したことがなかった。
ではなぜ上級者向けなのか。
②「東京」という表記に惑わされちゃダメ
これ、私の想像では、3万人ぐらいが失敗したことがあると思われます。
LCCの航空会社のウェブサイトでは東京って出るでしょ?と。
国内だったら羽田空港発と疑わないと思います。
しかし現実は
成田空港発着です。
海外発着でお馴染みの
(仮の国内線も、海外行きのトランジットと思われている)
千葉県成田市の成田空港です。
繰り返します。
LCCの東京発着の意味は、成田空港発着=千葉県発着です。
私は沖縄育ちで土地勘がなく、
東京都と千葉県って、地続きだからそれほど距離はないと感じていました。
実際に、羽田と成田を移動するまでは(当時高2)。
子ども心に思いました。
「遠い」
私は割と早く、
羽田空港と成田空港の距離や土地勘を学んだのかもしれません。
今のところ羽田と成田を間違えたことはありません。
しかし!
(LCCに限らず)航空会社や旅行会社、
チケット検索ウェブサイトで「東京」と検索すると、
自分で選ばない限りは
羽田空港と成田空港はゴッチャに出てきてしまいます。
ちゃんと空港の情報を見ないと
「どっちなのか、自分でわからないまま航空券を買っちゃった」
は割とあり得ます。
それこそ
「羽田空港に来て、自分のフライトが成田発着だったと発覚した」
という事件が発生する可能性は充分考えられます。
いっそのこと
羽田空港(HND)=東京国際空港
成田空港(NRT)=成田国際空港
と出して欲しいと強く願います。
※「成田(千葉)国際空港」でもいいと思ってる。
②荷物代が、座席代が、有料…え?
飛行機って、「荷物もってナンボ」だと思われていると思います。
しかし、LCCは特に何も指定しなかった場合は、
「荷物は扱わない(ジェットスターはトータル7Kgまでは無料)」という扱い。
「なんだよー!旅をするなら荷物あって当たり前じゃないか」
と思うかもしれません。
実際私もその疑問がありましたが、
一度ワーホリして、カナダ国内の移動をして知りました。
荷物代はオプション扱いは、意外とグローバルスタンダードなんです。
逆をいえば、フルサービスキャリアの飛行機は、荷物代金やドリンク代などは全て込み込みなんです。
それを知ってからは、フルサービスキャリアで簡易な荷物だけ持って乗った経験のあった私は思いました。
損したと!
個人的には、荷物持たないならその分引いてくれと叫びたい。
※非常にややこしいことになると思うので、しないと思いますし、
そこまで求めません。
他。
座席を押さえるという、
当たり前のことに手数料が発生します。
別に席をアップグレードするわけでもないのに
お金が発生するって、理屈的には「え」ですね。
初めて取るときは
「エコノミーなのに料金発生かい」
と思ってしまうかもしれません。
ついでに言うと、座席と座席の間は比較的狭いです。
そして座席は割と硬めです。
窓際席に座りたくない人の方が多いかもしれません。
※個人的には、LCCは窓際席は安くしてもいいと思っています。
ややこしくなるので、そこまで求めませんが。
④まさかのアレもが有料。しかも高い。
ドリンクや食事代が有料なのは仕方がないかもしれません。
それはLCCだからと割り切れると思います。
しかし、これは流石に私もしんどいのです。
水がまさかの有料。
ボトルは意外と重たいし、
飛行機の中はエアコンが効いているので結構乾燥しています。
水が欲しくなるのは当然だと思います。
LCCは基本的にドリンクは有料オプションなので購入が必要。
それでも、100円~150円ぐらいなら許せると思います。
覚悟してください。
2022年4月現在。ミネラルウォーター(ソフトドリンクも)のお値段
・ジェットスター⇨250円
・ピーチ・アビエーション⇨200円
※スプリングエアは、現在機内販売を休止しているそうです。
高い。
コンビニでもこんな値段しないのに。
例えば、中堅レベルの航空会社
スカイマークも水やソフトドリンクは有料ですが、
それでも100円です。
水は一番スタンダードな飲み物なので、
いくらなんでもそこは考え直して欲しいですLCC各社様。
マイボトルを忘れてしまった皆様。
手荷物検査を終えた後、
搭乗前に売店等で水は買えます。
買いましょう。
⑤空港内もイレギュラーな可能性あり。
成田空港のターミナル3は地味に広いです。
(ピーチ・アビエーションはターミナル1なので少し楽です)。
そして、建物の構造が地味に複雑です。
結構移動がしづらいです。
体力勝負です。
そしてゴールドカードを持っている皆様にお知らせです。
残念ながらターミナル3にはカードラウンジはありません。
さて、他の空港はどうなのか。
私の知る範囲で。
5年程使っていないので現在どうなっているのか気になるところですが、
私の記憶の中の関西国際空港のLCCターミナルは、
プレハブっぽい作りでした。
そして、そこから公共交通機関への乗り場へのアクセスが面倒でした。
いっそのこと、神戸空港をLCC専用にして欲しいです。
※橋下氏は散々空港のこと言ってた割に何もしなかったね。
そして、これはもう
今はなき那覇空港の旧LCCターミナル。
貨物のゲート奥にあり、
シャトルバスで移動するしかありませんでした。
しかもそのバス停に時刻表がないという、
かなりテーゲー(適当)なものでした。
3人ぐらいから、乗り過ごした話を聴いたこともありました。
面白かったけど
あの頃には戻って欲しくありません。
今の那覇空港のLCCターミナルは、
直結なのであの頃の苦労はいらなくなりました。
あの旧国際線ビルは残して欲しかったけど。
⑥結論
LCCはほんと、旅の上級者向けです。
予備知識がないと、フルサービスキャリアと同じ値段か、
それ以上の値段になるかもしれません。
色々頭を駆使して、旅の煩わしさを楽しめるぐらいの余裕がある人じゃないと、しんどいと思います。
それでも、前よりキャンセルオプションがお手頃でつけられたり、
ターミナルが便利になっているので、
だいぶ使いやすくはなったと思います。
もしも飛行機に乗り慣れていないなら、
多少値段は張ってもフルサービスキャリアを使いましょう。
それでも、検索の際、
羽田と成田は両方とも「東京」と出てしまうので要注意です。
国内線で、
フルサービスキャリアだからだから全部羽田、
なんてことはありません。
あ、そうだ。これ、盲点なのですが、
JALはジェットスターとコードシェア(共同運行)をしています。
調べた限りでは、JALの値段で払っているので、荷物やドリンク代は
オプションで支払ったことになるらしいので追加代金は特に発生しないらいいです。
しかーし。
座席が狭かったり、
ターミナルが遠かったり、
機内エンターテイメントサービスがない、
インターネットが使えない
などデメリットも多いので、
チケットを取るときに気をつけてください。
それでは素敵な空の旅を。