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【スタートアップ絵本】えなちゃん物語 エンジェル編 解説編

前編はこちらです♪
中編はこちらです♪
後編はこちらです♪
(エンジェル編の前は、起業編を見てくださいね)


(1) エンジェル編あらすじ

『シマエナガ通信株式会社を起業したものの、
 ネットワークを開発や運営の費用が足りなく困ったえなちゃん
 フクロウ先生はエンジェル投資家を探すようにアドバイス。
 但し、将来性があるかを説明することが重要であること、
 そして、自分がアドバイザーになることを告げる。
 えなちゃんと仲間たちは、厳冬の山や雪原を越え、
 湖のオオワシの助力も得て、
 ついに北の地で流氷の隙間にいるエンジェル投資家のクリオネに会い、
 支援を得ることに成功した』

ということで、ついにエンジェル投資家に出会うことができました♫
そして、またもや最後に株主、株数、払込額とか資本金とか色々書いてありましたよね。

ということで、今回もスタートアップの資本政策について、解説編で少し説明しますね。

(2) 解説(この森の貨幣は「木の実」だよ)

◆起業時
・えなちゃん  50株、50木の実(1株あたり1木の実)
合計発行株数  50株
資本金     50木の実

起業編では、えなちゃんが50木の実を出資して、資本金50木の実の会社を作りました。
このときの株価は1木の実。会社の価値(時価総額)は50どんぐりです。

       ⇩

◆エンジェル投資家投資後
・えなちゃん  50株、 50木の実(1株あたり1木の実)
クリオネさん 10株100木の実(1株あたり10木の実
合計発行株数  60株
資本金     150木の実
Postmoney時価総額  600木の実

今回は、エンジェル投資家がえなちゃんの会社の将来に期待して、起業時よりも10倍高い『一株当たり10木の実』で出資してくれました。

出資後の会社の価値評価は、合計発行株数×10木の実=600木の実です♪
(出資後なので、Post Money時価総額といいます)

えなちゃんのアイデア、実行力、そしてチーム力の価値が認められ、会社の価値も高く評価されたからです。
そして、さらに会社の価値が高まれば、投資家としても儲かります。
その可能性があると認められたのです!

えなちゃんは、今はまだアイデア段階ですが、調達した資金を使い、次は実際の事業を作っていくことになります。

楽しみですね。
では、次回をお楽しみに♫

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