4月18日(土)日記

自分の携帯を紛失してしまっていたが、

返ってきた。

朝、ちいさな男の子が家まで携帯を届けにきてくれた。

男の子は言った。

｢おとといぐらいにな、スーパーでぶつかってん。
そん時な、お兄ちゃんの携帯が落ちてな。
反射的にとってもうてん。
ごめんな。そういう家系やねん。
でな、家でロックも解除してあそんどったんよ。
どうやってロックを解除したって？
ごめんな。そういう家系やねん。
でな、でな
日記を毎日書いてるのが分かってな、
これをここで途切れさすのも申し訳ないと
思ってしまってな、でな
書いてん。
でもな、二日目も書こうと思ったんやけどな
何も書くこと思い付かんくてな
これ大変やな、
がんばってるな～と思ってな
返しにきてん。
そやねん。ごめんな
ほんまにそういう家系やねん｣

僕は一度だけ強めにほっぺを叩いてしまったが
男の子を許してあげた。

余っているお菓子を男の子にあげると、男の子は帰っていった。

無事に返ってきて良かった。
1日目の日記もポエミーで味があってよかった。

ドラクエがちょっと進んでたり
もうやってないアプリに課金してたり
連絡先の名前を全部花の名前にされていたり
していたが、ともかく良かった。

信じてほしい