10月23日(火)日記

「寒くなってきたのでそろそろ鍋の季節ですね」
夢の中で王貞治さんが耳元で囁くこの言葉で目が覚めた。今日は鍋をしようと思った矢先、後輩からLINEが。
「すいません、突然なんですが今日鍋しませんか」
僕は
「もしかして…夢?」
と返信する。すると
「そう!そうなんです!なんで分かったんですか!?ガルベスが耳元で囁いてきたんですよ!!」
とのこと。
このとき僕は恥ずかしながら自分が王貞治だったことに優越感を抱いてしまった。王貞治もガルベスも同じ野球選手、しかも夢の中の話なのに。どちらが上とかはないのに。
後輩と鍋の具材の買い出しへ。お互い今シーズンは鍋初(なべそ)めだった。
お互いに食べたい具材を5種類ずつカゴにいれて持ってくるということに。僕は迷いに迷ったあげく長ネギ、厚揚げ、豆腐、まいたけ、水菜を選択。なかなか通なセレクト。
後輩が「お待たせしました~!」と戻ってきたのでカゴの中を見る。
カゴの中には、まいたけ、エリンギ、しいたけ、えのき、しめじ。
僕は6分黙った後、「マリオ?」と言った。
後輩は「え、ダメですかね?」と真剣な表情。どうやらボケとかでもなく本当にキノコが好きらしい。
僕は「いや、まあええんやけどさ、うん。あ、でもまいたけだけ被ってるしそれだけチェンジできる?」と聞くと「わかりました!」と言いまいたけを持って走って行った。
いくらキノコが好きでもそんなにキノコばっかり持ってこない方がいいと言おうとも思ったが、ガルベスが頭に浮かんで言えなかった。頭の中のガルベスが「コンカイ ハ ミノガシテアゲナヨ」と言ってくる。
後輩が戻ってきた。
「お待たせしましたー!ごめんなさいやっぱこれでいきます!」と、まいたけを渡してきた。
正直どういう感情なのかが分からなくて怖かったので
「おっけ」
と言いレジに向かった。
鍋はまあまあ美味しかったけど、食べ終わった後ファミチキを買いにいって食べた。

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