2月20日(水)日記

部屋の模様替えグランプリ大阪府予選に出場。
去年も出場したが、1回戦負けという恥ずかしい成績だったので今年はリベンジだ。

大会ルールは去年と同じ。
1対1のタイマントーナメント。
まず1つのの部屋の中で審査員の人が1時間過ごす。
1時間経過後、審査員は退出し
選手が15分で模様替えを行う。
全く同じ部屋が隣にもあるので
同様に模様替えを行い、審査員がどちらの模様替えが良かったか勝敗を決める。

一回戦の相手は24歳の女性、君島さん。
正直だいぶ可愛かった。
でも負けられない。

試合が始まった。
部屋に入り、配置をチェック。
中央に長方形テーブル、座椅子
南にテレビ、本棚。
西側にコインロッカー、東側にベッド。

コインロッカーは驚いた。2m×4mほどの大きさ。
どうする…!動かすべきか…!
このサイズのものを動かせばポイントももちろん高い。
とりあえずコインロッカーの中の荷物を外に出そうと
思い、1ヶ所開けてみる。

砂がザーーーーってでてきた。
やられた。トラップだ。

開けてはいけなかったのだ。

砂まみれの部屋は大幅減点なのだが、とりあえず砂はそのままにしておいて他の模様替えを行う。

まずベッドを中央に。
奇をてらっていかないとロスを取り返せない。

そしてそのままテレビをベッド上の天井に貼り付ける。寝ながらテレビが見れるってわけ。

続いて本棚。
一般的な縦長長方形の本棚。
これはあえて南西の角に中央を向くようにして配置。
そうすることによって壁と本棚の間に三角形のデッドスペースが完成。
そのスペースにこぼしてしまった砂を隠す。
頼む。バレるな。

テーブルは東の壁にベタ付け。友達とかはもう呼ばないという決意模様替え。

座椅子はいじる時間がなかったので、気休めのリクライニング1段階下げ。

ここで15分のタイマーがなる。
僕は部屋から退出し、審査員が入室。

審査員は「ふむふむ」となかなか悪くない手応え。

「あれ?テレビは?」と言うので
「どうぞベッドに寝てみてください」と言う。
横になる審査員。

天井のテレビに気付いた審査員は
「うおっほっほ~!!」と喜んでいる様子。
嬉しかった。

本棚裏の砂もバレることなく、審査は終了。

続いて君島さんの審査。
だが君島さんは浮かない顔をしている。
うまくいかなかったのか。
そんな顔もかわいいな。

すると、審査員が君島さんの部屋に入るやいなや

「堂前の勝利~!!!」
と高らかに宣言。

君島さんの部屋に入ると

テーブルが砂に埋もれていた。

コインロッカーの扉を全て開けてしまったらしい。

君島さんは「海岸の…!海岸の感じ!海岸風!」と必死で物言いをしていて、僕の恋も冷めてしまった。

2回戦は11月!がんばるぞ!

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