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幼児向けの水泳指導における「ボビング」指導

ボビングは、水中に潜って息を吐き、顔を水面上に出して息を吸う動作を繰り返す練習です。この動作を通じて、幼児は水中での呼吸コントロールとリズム感を身につけます。

<指導の流れ>
1.水に慣れる
初めて水泳を学ぶ幼児の場合、最初に水への恐怖心を取り除きます。
水に顔をつけることに慣れるため、手を使って水を顔にかけたり、浅い場所で顔を水につける遊びを行います。

2.息を吐く練習
「ブクブク~」と音を立てながら、水中で息を吐く練習をします。泡が見えることで、子どもが楽しく練習できる環境を作ります。
水面に顔をつけず、手を口の前におき、水中で息を吐く練習を行うのも有効です。

3.顔を水につける練習
子どもがリラックスして顔を水につけられるよう、ゲーム感覚で「お宝探し」や「潜水ごっこ」を取り入れます。

4.ボビングの動作を教える
膝を曲げて体を沈め、息を吐きながら顔を水中に入れる動作をゆっくりと行います。水中で息を吐ききった後、顔を上げて素早く息を吸うリズムを繰り返すことを伝えます。

5.実践練習
子どもたちが浅瀬で膝を曲げたりジャンプしながらボビングを試します。
「ブクブク~、パッ!」など、動作にリズムや掛け声をつけると、子どもたちが楽しみながら練習できます。

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