見出し画像

星新一のショートショートに蛇足を加え、悪い「ついで」とは何か考える(今日よかったこと 2024年12月05日)

1.息子がほめてもらう

そろばんの先生に「今日はたくさん頑張ったね」とコメントを書いてもらって、息子6歳はそれを私に自慢げに見せてくれました。「6ページもやってたんだよ」と娘9歳が教えてくれました。

それはえらかったね、素晴らしいと思う、と少し大げさかなくらいに褒めると、息子はうれしそうな顔をしていました。いつもは褒めても、うれしいのかうれしくないのか大して表情に変化を見せませんが、今日はそういう表情になったのもまた、私はうれしく思いました。

昨日はうしろから宿題をやっているのをみて、ちょっと苦手なケースがあるな、と思っていました。10から引くか、5から引くか、迷っているというか、感覚でやっている感じでした。
今日は先生にそのあたりをアドバイスしてもらって、わからなさが消えて気持ちよく解けるようになったのかもしれません。

2.星新一

小学生高学年くらいのころ、父に勧められて読んだ星新一の本が面白くて、大量に読みあさった時期がありました。

子供たちとお風呂に入ると、ときおり「なんかお話しして」と言われるのです。もはやたいていの昔話も子供たちは知ってますし、どうしたものかと思い、ふと思い出した星新一のショートショートを、記憶にあるあらすじをすこし脚色して話してみました。

あるときできた大きな穴に、人々がどんどんとゴミをすてる話です。タイトルは覚えていません。
最後に、空に大きな穴が空き、そこから、人々が最初に大穴に捨てたゴミが落ちてくる、というオチでした。

このオリジナルのオチで充分、そのあとの悲惨な光景が目に浮かびますので、「おしまい」といいました。すると「つづきは?」「まだあるでしょ?」「やめないで」との反応でした。

その後つぎつぎと、捨てたものが街に落ちてきて、綺麗になった街の空気も、元のように汚れてしまいました。と、完全な蛇足を付け加えると、ようやく満足してくれました。星先生のように上手にオチまで盛り上げられなかったのか、みなまで言わずにオチとする、というパターンに慣れていないだけなのか、すこしモヤっとしました。

しかし「これは面白いお話だった」と最後に言ってもらいました。さすがは星先生です。

3.ついで

息子がランドセルを整理して、「ついでに落ちてたゴミ捨てといたよ」と言いました。

おおー!ありがとう!ついで、いいね!

というと娘も息子も、これはいい「ついで」だけど、悪い「ついで」もあるよね?と言いはじめました。

台所の方にいくから「ついでに」コップも持って行く。自分の分をやるから、「ついでに」みんなの分もやる。
少し考えましたが、私には「悪いついで」が思い浮かばないので聞いてみました。

しかし2人とも要領をえません。
学校でなにかそういう指導がされているのか?結局今日のところはナゾです。


サムネイルは Peter  Holmesによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/810948/

いいなと思ったら応援しよう!